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2024年06月02日

昭和の国鉄旅行に思いを馳せる贅沢な時間。

昭和の国鉄旅行に思いを馳せる贅沢な時間。 私、宮脇俊三さんの著作は大体読んでいる気がするのですが、それは父が好きで必ず単行本で買っていたのを私も読んでいたから、ということに起因しておりまして。
よく鉄道紀行物は宮脇俊三派と種村直樹派に別れる、なんてお話もありますが、宮脇さんはちょっと文学的、種村さんはルポルタージュ的に思えますし、ええ、私はどちらも好きであります。
この辺りは中央公論社の編集者だった宮脇さん、毎日新聞の記者だった種村さんというご出身まで遡って考えると納得だよなぁ、なんて思うところであります。
私の父は断然宮脇俊三派でありましたが、今だと鉄道系YouTuberで私は誰派なんてのがありそうですね。
ちなみに有名なスーツ氏は、私も昔から楽しみにチャンネルを視聴しております。


で、タイトルの件ですが、タイトル画像はKindleで現在読んでいる宮脇さんの電子書籍なのですが、今は「最長片道切符の旅」を毎日少しずつ読み進めております。
個人的には「時刻表2万キロ」よりも好きなんだよなぁ、って、ひょっとして対象が狭いネタかしら。
そんなこともなくて、多分私のみん友さんは大いに興味を持ってくださる方もいらっしゃるんじゃないかな。



もうここに書いてあるほんの一部の内容だけでも懐かしいというか、私はギリギリ寝台車も食堂車も経験している世代なだけに、何とも言えない気持ちになるよね、みたいな。
宮脇さんの著作に出てくる国鉄の路線、今では廃止されたものも多いですし、特に北海道なんて。
この「最長片道切符の旅」は1978年、昭和53年の旅行ですからもう46年も前になるんですね。
もちろん私は当時はスーパーカー少年からのブルートレイン少年だったわけで、要するに私もオッサンでありますな。



ところで何で今さら電子書籍で?というところですが、以前函南の家を整理した時に父が残した本は全て処分してしまったんですよね。
メルカリだったりヤフオクだったりブックオフだったり、それでも買取不可のは思い切ってゴミに出したり。
単行本30冊で2,777円というのは、ま、ブックオフあたりで1冊100円コーナーに並ぶということを考えたら上出来なのかもしれません。
慣れればKindleで読むのも悪くないというか、むしろ老眼の身には優しい気もしますしね。
いずれにしても、昔が無条件に良かったとは申しませんが、スマホはもとより個人用のパソコンなんてないような時代、つまりインターネットがない時代の鉄旅は何と魅力的なんだろうと。



というわけで、昨日のブログで予告した通り、半ドン出勤の後の大阪王将で宮脇俊三さんを読むという、何とも贅沢な時間を過ごしたということで。
(メニューはこの間と全く同じなのが冒険を好まない私ですが)
昔に比べて、いろいろ反芻しながら読むというか、読んでいて気になった部分をGoogle検索したりもしていますから、読むスピードは間違いなく遅くなっております。
でもそれも現代ならではの本の楽しみ方と言えるでしょう。
新しい発見があるんですよね、これがまた。
だけど、クルマにおいては、例えばサーキットの狼に出てきた公道グランプリのコースを今でもほぼ完全な形でトレースすることが出来ますが、鉄道の場合は路線がなくなっちゃっているから厳しいよなぁ。
リタイア生活に入ったら、ちょっとトライしてみたいことの上位に入ってくることなんですけどね。
ブログ一覧 | 鉄道 | 日記
Posted at 2024/06/02 07:13:10

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この記事へのコメント

2024年6月2日 7:27
宮脇先生,懐かしいですね。
私もよく読んでいました。実家の本棚には今でも並んでいます。
もうあの頃は戻ってきませんが,作品に触れれば,文字通りいつでもトリップできますよね。
コメントへの返答
2024年6月2日 8:20
やはり宮脇先生の著作には大きな影響を受けたというか、日本全国の鉄道に対する興味、それも車両そのものだけではない地域の文化であったりそういう部分も含めて関心が深まった気がします。
もちろん今の鉄道も素晴らしいですし大好きですが、どうしても昔を懐かしんでしまいますよね。
2024年6月2日 9:37
私はどちらかというとブルトレ関連の著書を読むことが多かったので種村直樹派だったかもしれませんが、宮脇俊三先生が昭和末期の鉄道ジャーナルの食堂車特集に寄稿された、戦時下の稚内桟橋行き急行列車の食堂車で食べた鮭フライ定食の味が生涯忘れられない、というくだりが印象に残っています。
やや上から目線?でお堅い文章の多かった種村先生と比べ、宮脇先生のそれは情緒的で親しみやすかった印象がありました。
コメントへの返答
2024年6月2日 21:32
確かに車両であったり、鉄道に関する知識全般を学ぶという点では種村さんの著作のほうがそうだったように思いますね。
そうなんですよ、上から目線多かったですよね、種村さんは。
ジャーナリストとしての魂がそうさせるのかなぁ、なんて思っておりましたが、それはそれで個性でありますからね。
鮭フライのエピソード、私も覚えています。
確か時刻表昭和史か何かに載っていたと思うので、今度見てみよう。
2024年6月2日 9:49
昔話を繰り返すようになると認知症予備軍、なんてことは鉄道に関しては当てはまりませんね。車も同類ですな。
作品から当時の映像をだぶらせるのはいいものです。

当時52cmの三段寝台は上京する際何度か使いました。好みは上段でしたね。足元に寝なければならない下段や挟まれている中段より外は見えないけど荷室が自分用に使える上段が好きでした。(上野行夜行は短距離なのでほぼ闇の中だから外が見えなくてもね)
するする昇り降りできたのは若かったからですね。
コメントへの返答
2024年6月2日 21:35
やはり乗り物に関しては、昔を振り返るのも楽しいですし、むしろ昔のほうが語るべき内容も多かったのかなー、なんて思います。
つまり昔話をしていても認知症ではない!ということなのでしょう(笑)

52cmの寝台、私は20系あさかぜで子どもの頃に経験しているはず。
もちろん覚えていませんけど、体験しているだけでも良かったかなー、みたいな。
3段式の上段はちょっと秘密基地感がありましたよね。
そうそう、あのはしご、今だったらとてもじゃないけど昇降出来ないような気がしてなりません。
2024年6月2日 17:32
私も宮脇俊三さんの大ファンで次々と本を買い込みましたが、老眼対策で最近はあらためてKindle本を購入して読んでいます。何度読み返しても楽しいですね。
宮脇俊三さんより30年くらい前になりますが、内田百閒(うちだ ひゃっけん)先生による昭和20年代の鉄道旅「阿房列車」シリーズも時間があったら読んでください。もう太古の話のようですが、こんな生き方が許された時代もあったのかと感銘を受けて、私はバイブルにしております。こちらは電子本になっていませんので、小さな活字を追わねばなりませんが。
コメントへの返答
2024年6月2日 21:40
Kindleで本を読むという行為にもすっかり慣れてしまいました。
やはり文字を拡大出来たり、いろいろな機能が使えるのは電子書籍のメリットですよね。
電子書籍のために、画面が大きく使える折り畳み式のスマホが欲しいなぁ、なんて思っております。
あるいはKindleの専用端末でも。
もちろん内田百閒先生のことは存じておりますし、父の本棚にもあったような気がします。
アスパラさんのブログのタイトルでもお馴染みですよね。
はい、今度読んでみたいと思います!

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昭和42年生まれのサラリーマンです。 見た目も含めてまだまだ若いつもりでいるのですが、そう思っているのはひょっとして私だけかも・・・なんて思う今日この頃です。...
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