
昨晩日テレで国産旧車のオークション番組的なのを放送していましたよね、加藤浩次さんやヒロミさんが出ていた。
私はうとうとしながらテレビの声だけ聴いていた感じだったのですが、嫁さんの面白そうなのやっているよ!との声で起き上がって見てみると、おお!これはランサーセレステではありませんか。
これはどうやら後期型の2000GTかしら、さすがアメリカでもプリムスブランドで販売されていただけあって、ちょっと70年代から80年代のアメ車の雰囲気もありますね。
というわけで、家にある1980年発行の1981年度版国産車カタログ的な雑誌を引っ張り出してきたのですが、なるほど定価は最上級グレードの2000GTでも135万円くらいだったのね。
1400ccのベーシックグレードだと93万円なのね。
もちろん当時と今では給与水準も物価も違いますから、一概に昔のほうが安かったと単純には言えないと思いますが、でもやっぱり若者が気軽に買えるクルマは少ないんですかね、現代は。
それでも平成頭くらいまでは新車で100万円以下の若者向けクーペを探すことが出来たようには思うのですが。
例えば日産のルキノとかトヨタだとサイノスだとか。
若者がクルマを買わなくなったからクルマが高くなったのか、クルマが高くなったから若者がクルマを買わなくてなったのか、まあ、今は安全装置も装備も必要ですからそもそもそんなに安く出来ないんですかね。
ところで昨晩の番組の中では最終的な落札価格は350万円を超えたんでしたっけ、セレステ。
国産旧車としては間違いなくマイナーな存在でしょうし中古物件も今もこれからもほとんど出てくることはないように思えますから、やっぱり欲しい方にとってはこの価格でも千載一遇のチャンスということになるのかもしれません。
しかし上の画像の装備表を見ると、全グレードともにパワステもパワーウィンドウも無し、ヘッドライトも全車シールドビームのようです。
当時としてはごく当たり前だったのでしょうから、日本人も贅沢になったというところでしょうか。
面白いのはこの1981年版の書籍においても、このランサーセレステは時代遅れで他のライバル車に勝るところは何一つない、なんて書かれ方をしておりまして、ランサーがベースだから素性は良いけど今あえて買うクルマじゃない、みたいなニュアンスであります。
後継に期待とも書かれていますが、セレステの後釜はあの超マイナーなコルディアということで良いのかしら。
コルディアもカーセンサーでもグーネットでも、まず見ることがないわけですが、そもそもコルディアの存在を知らない方も多いんだろうなあ。
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Posted at
2024/06/04 07:17:18