
いやー、「サーキットの狼」大好きな私でありますが、何というかストーリーとかそういうものはもう超越して、という話でありまして。
理屈じゃなくて本能的な何かなんですよね、我々世代がサーキットの狼に魅かれるのは。
正直なところ話の深みというか、心に染み入るのは例えば「湾岸ミッドナイト」とか、あるいは「イニシャルD」でも良いのですが、それらの作品群のほうなわけで。
特に「湾岸ミッドナイト」は、あれは本当に哲学的ですらあるからなぁ。
もちろん少年誌に連載されていた「サーキットの狼」と、青年誌に掲載されていた楠みちはる作品やしげの秀一作品を比べるのもフェアではない気もしますけどね。
まあ、何が言いたいかというとスーパーカーブームを人格形成期に経験したアラ還世代にとっては、死ぬまでサーキットの狼の呪縛からは逃れられないということであります。
池沢さとし先生は間違いなく我々のヒーローであります。
なので魅力的な登場人物たちもまたヒーローなのでありまして、それは悪役ピーターソンであっても例外ではなく、日本が誇るトヨタ2000GTを意のままに操る姿に萌えた小学生だって多かったはずです。
当時はまだ萌えの文化がなかったとしても。
とは言えやはり風吹裕矢になりたかった小学生が圧倒的に多かったわけで、未だにカーセンサーでロータスヨーロッパをチェックしている方も多いはずです。
だからタイトル画像のような物件を見てしまうと、もう目が離せなくなるわけですね。
お値段ばっくり500万円ですが、それであの頃憧れた、いつかはオレも、なんて思っていた風吹裕矢になれるのであれば・・・
このロータスヨーロッパに魅かれる理由はちゃんとあって、それはこの個体が北米仕様をベースにした日本向け車両らしい、ということ。
なのでフェンダーミラーですし、当時の日本国内の法規に合わせるために車高も上がっているらしいです。
でも個人的にはこれくらいのほうがバランス良いような気もしますし、何よりも風吹裕矢のロータスっぽい雰囲気あるじゃないですか、カラーリングは違うけど。
500万円は確かに高価ですが、でも私、個別株の含み損それくらいあるしなぁ(爆)
この金額で子どもの頃の夢が叶うなら、なんて思う私とおなじ気持ちの方も大勢いらっしゃるんじゃないかしら、なんて思料する私です。
ま、一歩踏み出す勇気があれば、なんて思いつつも、実行に移せない自分の判断もまた正しいんだろうなー、なんて思う次第です。
うーむ、久々に映画サーキットの狼のDVDでも見ちゃおうかしら。
どこを取ってもサーキットの狼ではないサーキットの狼ですが、あれはあれで味わい深くてクセになるんですよね。
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Posted at
2025/06/27 20:35:03