どうも、峠×シビックです
1299ファイナル納車まで悶々としてたので、最近のDUCATIについて調べて気を紛らせてました😅
今年のトピックはパニガーレがV4、V2ともにモデルチェンジしたことですね
V4はいち早く日本に入ってきて、ディーラーによっては試乗車なんかも出ています
一方、V2はこの6月辺りにデビューフェアをやる感じで、本格的な日本導入はこれからのようですね
まずV4の話
V4は見た目も変わってオールニュー感がありますね
でもエンジンは現行を踏襲していて、今回の一番の進化は電制だそうです
へ~、と思ったのは電制ユニットにAIが入ったこと
例えばトラコンはタイヤのスリップを検知して作動するのが一般的ですが、新型V4はスリップを予測しての制御が可能になっているそうです
またライダーの乗り方を学習してライディングを補助してくれるとか
どの分野でもAIが浸透しつつありますが、バイクにもいよいよその風が吹きつつあるんでしょうか
でね~、一番肝心なお値段聞いてみたんですよ
そしたらまず、今日本に入ってきてるパニガーレV4は、すべて電制サスが付いたSモデルで、こちらの車両価格が410万円、スタンダードのV4は受注生産で330万程度とのこと
いやはや、為替の影響恐るべし😅
わたしが2018年に買ったV4スタンダードの車両価格が265万だったので、隔世の感がありますね。。
続いて今日メインで話したかったV2です
実はV4よりもこっちの方が外も中身もオールニューになってるみたい
何しろ、V2はこのモデルチェンジで完全新設計のVツインエンジンを積んでいます
スペック表見てて最初に目がいったのは最高出力
現行150馬力に対して120馬力とダウンしてます
ん~?と思ってもう少し見てみると、
排気量が955ccから890㏄にダウンサイジングしてて、車重は現行に対して17kgも軽くなってるそうです
それでサーキットタイムはほぼ同等とか
加速やトップスピードは下がってるけどコーナーが速い、ということでしょうね
おもしろそうです😊
で、この驚異的な軽量化はそのほとんどがこのニューエンジンで実現してるようです
そして、いろいろ見てみるとどうも、今回のニューエンジンからDUCATI伝統のバルブ機構、デスモドロミックをやめたみたいですね
ドゥカティ現行の車種ではすでにモンスターがデスモ機構を排したVツインエンジンを搭載しているようですが、そうか~デスモドロミックやめたのか~
これは結構ユーザーの賛否が分かれそうな判断の気がしますね
ドゥカティをドゥカティたらしめてるもの
それはいくつかありますが、一般的なイメージではまずLツインエンジン
そしてトラリスフレーム、そしてデスモドロミック、でしょうか
こうやってみると、そのほとんどが息絶えているといえますね
わたしは1299のLツインエンジンが好きですが、デスモ機構がどの程度あのエンジンの個性に寄与しているかはわかりません
乗ってみなけりゃわかりませんが、新型パニガーレV2はさらに静粛性、コントロール性が進んだエンジンになっていそうです
デスモ機構を排して部品点数を減らし、軽量化を実現した新型Vツインエンジンはドゥカティらしさを演出できるのか、見ものですね
でも考えてみると、こういう思い切りの良さがドゥカティ、という気もします
見た目の美しさで一世を風靡した初代パニガーレでしたが、この型で搭載されたスーパークアドロエンジンでは一度もレースタイトルを獲得していないんですよね
それが悔しかったドゥカティはなりふり構わず勝つためにV4エンジンを載せた
デスモドロミック機構も最近のドゥカティにとっては足かせでしかなかったんでしょうね
デカいピストン2つで回らないエンジンを高回転まで回し高出力を得られたのはたしかにこのデスモ機構のおかげ
でもその機構に頼らずとも市販車モデルについては高回転高出力化が可能になってきて、部品点数が多く構造が複雑なデスモを、ドゥカティは捨てたいけど捨てられない状況だった
そこでまずデスモ機構を排したV4エンジンを開発し、ムルティストラーダやディアベルに搭載して発売します
デスモのないエンジンの良さを浸透させておいて、Vツインエンジンにおいても徐々にデスモをなくす方向へと進んでいく、という流れでしょうか
長い歴史を持つメーカーはブランドの象徴といえる価値をたくさん持っています
でもそれにこだわるあまり、会社が立ち行かなくなっては本末転倒です
時代に照らして不要なものは潔く捨てる
最近はそんな思想を正しいと感じます
古いものにこだわりたい人はその頃のものを愛用すればいい
現在を生きるメーカーにはその歴史を次代へと繋げるべく、伝統と革新をバランスさせてほしいと思います
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Posted at 2025/06/12 19:26:44 | |
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