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2014年04月03日

ブレーキ強化の結果について評価してみる

ブレーキ強化の結果について評価してみる 3月22日に阿讃サーキットを走り、その感覚もだんだん忘れ始めてきた今日この頃ですが^^;、今回ガッツリ強化したブレーキについて、私なりに評価してみたいと思います。

比較は、当然ブレーキシステムの変更前と変更後で行い、使用するデータは、今年の1月13日のサーキット走行データ(変更前)と3月22日(変更後)としました。

比較の方法としては、同じ場所でのブレーキ開始速度、ブレーキ終了速度、それにかかった時間から平均減速Gを計算したいと思います。

まずは、ブレーキシステム変更前の状況です。



【フロント】
BNR32純正住友キャリパー
BNR32純正Φ296mmドリルドローター(t=32mm)
制動屋GT600パッド

【リア】
BNR32純正住友キャリパー
BNR32純正Φ300mmN1ローター(t=18mm)
Projectμ LevelMax900パッド

1月13日の阿讃サーキット走行時のロガーデータがこちら。



続いて、ブレーキシステム変更後の状況です。



【フロント】
F40純正ブレンボ キャリパー
F40純正ブレンボ φ332mm(t=32) 2ピースドリルドローター
F40純正ブレンボ PAGID RS4-2-1 ブレーキパッド

【リア】
BNR32純正住友キャリパー
Projectμ SCR(BNR34 N1用) φ322mm(t=22)ローター
ACRE Formula800C ブレーキパッド

3月22日の阿讃サーキット走行時のロガーデータがこちら。



赤枠で囲っている部分が比較サンプルとして選んだところで、阿讃サーキットの場所でいうと、最終コーナー前のブレーキングです。

ここはBNR32の場合、2速固定なので、3速→2速シフトダウン(ヒール&トー)の影響もなくブレーキングが安定していること、ラップ毎のバラツキが最も少ないことから、ここを選びました。

そして、1月13日と3月22日のそれぞれの走行の中で、最大減速Gを発生しているもを選びました。

で、気になるそれぞれの結果(減速G)ですが・・・。

【ブレーキ強化前】
1月13日(参考:当日のベストタイム 44秒791

最大減速G=0.931

【ブレーキ強化後】
3月22日(参考:当日のベストタイム 44秒954

最大減速G=0.936

ということで、ブレーキ強化による減速Gは、強化前とほぼ同じ、ということになりました。

こうも綺麗に数字が揃うとは思っていませんでしたが、それぞれのベストラップが近いタイムを刻んでいることからも、少なくともブレーキ強化が大幅なタイム短縮に貢献している、という事は無さそうです。

ということで、タイムだけを見ればブレーキ強化は必要無かった、と言えそうです。

しかし、パッドやローターの消耗具合は強化した物の方が当然有利ですし、あるかどうかはわかりませんが、今後更にタイヤグリップが向上した際(Sタイヤ?)には、減速Gの数値としても、ブレーキ強化の恩恵が出てくるものと思われます。

ということで、私が皆さんに申し上げることができるネタとしては、私のようなサンデーサーキットドライバーレベル&ミニサーキットであれば、例え国産ハイグリップタイヤに代表されるDUNLOP DIREZZA Z2を履いたとしても、BNR32純正住友キャリパー&強化パッドで十分タイムは出せる、ブレーキが足を引っ張ることは無い、と言えそうです。

ブレーキ強化した狙いとしては、高速度域の平均減速Gが上がるかなぁ、上がればいいなぁ♪なんて思っておりましたが、純正ブレーキ&強化パッドでも、きちんとタイヤグリップ限界まで使えていたようです。

以上、ブレーキ強化を考えている、全国のBNR32標準車オーナーの方の参考になれば幸いです*^-^*
ブログ一覧 | 車いじり | クルマ
Posted at 2014/04/03 00:34:01

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この記事へのコメント

2014年4月3日 1:57
勉強になります。

制動については
ブレーキ強化によるエネルギー熱交換率アップより
タイヤの摩擦のほうが支配的なんでしょうかね・・・

むむむ 難しい話です orz
コメントへの返答
2014年4月3日 8:21
私のような一発タイムアタックのために、数周走ってクーリングに入るような走り方であれば、かなりきつ目のブレーキパッドも選択できるますね。

であればタイヤのグリップ限界の方が先に来る→最大制動Gはタイヤの摩擦のほうが支配的になる、ということみたいです^-^
2014年4月3日 2:27
たともさんならコンマ.005Gの違いでタイム上がりますよ\(^o^)/

マスターバック、ローターやパッドの材質で変わりそうですが、コースによっての向き不向きもあるかもしれませんね!

ブレーキの冷却はキャリパーデカイ方が有利なんですかね?
コメントへの返答
2014年4月3日 11:06
コンマ005G違いの体感てどれくらいでしょう^^;

確かにいい(?)減速のためには、ブレーキリリース性が重要であることは既に体験済みですし、それにはマスターバック、ローターやパッドの材質がモロに効いてきますよね。

ブレーキの冷却(=放熱)だけを考えれば、キャリパーやローターの表面積、や比熱に比例しそうです。

僅かな差かもしれませんが、デカイ方が有利な気がします*^-^*
2014年4月3日 7:20
こちらでは、はじめまして♪

以前から機会をうかがってましたが、なかなかマニアなネタですね。(笑)

ブレンボ&ローターを変更するだけでも、クルマ全体の雰因気もかわりますね。速そうな匂いがしてきました。(^-^)

純正&パッドとブレンボの比較で、連続周回での差はありませんでした? タイム意外のメリットもたくさんあると思うのですが・・・

うちの86も、チューニングのレベルとタイムが上がってくると、いずれ、またこの問題に直面してくるので、参考までに教えていただけたらなぁ・・と。 (^-^)
コメントへの返答
2014年4月3日 8:41
>こちらでは、はじめまして♪
そうでしたっけw

見た目は圧倒的にブレーキ強化したものの方が迫力ありますね*^-^*

>純正&パッドとブレンボの比較で、連続周回での差はありませんでした?

フロントのドリルドローターのクラックが恐ろしいのと、ブレーキ踏力が大きく変わったことによる習熟の関係で、連続周回した時の変化を評価できるほどは走り込めてないんです^^;

ローターなどが大きくなり、熱容量が上がっているはずですので、連続周回は有利になっているだろうと想像します^-^

でもそういう使い方だと、ドリルドローターにクラックが入るかもしれないので、ちょっと恐ろしいですがw

例え軽量級マシンであったとしても、運動エネルギーは速度の2乗で増えていきますので、スピードレンジが上がればいずれ問題になってきますね。

今後使っていって、気がついたことがありましたら、ネタとしてブログ上げますね♪
2014年4月3日 7:37
なるほど〜20年も前のタイヤの性能を考えると、当時は尚更
ブレーキ性能>タイヤの性能
だったんでしょうね。

連続周回だと、タイヤのタレもあるのでしょうから、ブレーキとどっちが先に根を上げるか?と、言うのもあるでしょうが、250kmからフルブレーキみたいに、ブレーキ1発でフェードするようなケースだと違い大きそうですよね。

でも、何にせよ、格好良さと安心感は抜群ですよね♪

コメントへの返答
2014年4月3日 8:45
そうですね。20年の間のタイヤの進化は凄いものがありそうですね。

鈴鹿フルコースやFSWのような高速サーキットだと、経験が無いので判りませんが、場合によってはブレーキ一発フェード、なんてことも想定されるんですね。あな、おそろしや^^;

今回のタイム「だけ」をみれば、要らないじゃん!的な見方ができなくもないですが、見た目や消耗度合、連続周回の耐久性などなど、そのメリットもやはり大切ですので、個人的には大成功と感じてます^-^b
2014年4月3日 8:55
また難しいデータがw

ウチのシビックは純正からスプーンの対向4ポッドに変えてますが、これは効き云々よりフィーリングと軽量化です。

アルミブロックなので、純正の半分以下の重量です。

ローターがでかくなると、制動力の増大と細かなタッチが可能になると思うのですが、その分ばね下が重くなり、阿讃のような荒れた路面での追従性も下がるとも考えられます。

が、最近タイヤのサイズアップがタイムアップな感じなので、そんなもん微々たる物なのでしょうかw

とりあえず、でかいローターの恩恵は持久力だと思ってます。
レースで10周もつか、フィーリングの低下を防げるか?

絶対性動力は、タイヤとの相性もあると思いますがGTRとか、メーカーが威信をかけて作ってるクルマですからそうそう破綻は無いんじゃないかな?と思います。


そうそう、一番大事なの忘れてた・・・・・


見た目!そう、見た目も凄く大事www
コメントへの返答
2014年4月3日 20:05
相変わらずですみません^^;

ブレーキを交換すると、フィーリングが凄く変わりますね。そして、適切なものであれば、ロック/リリースの感触がわかりやすくなり、微妙なコントロールもやりやすくなる。

加えて、純正が鉄製で交換する物がアルミだと、軽量化のメリットもありますね^-^

>レースで10周もつか、フィーリングの低下を防げるか?

この領域が、ブレーキ交換による本当のメリットを感じるところなんだろうなぁ、と想像します。

実際にレース参戦されている、こまさんが言われるんだから、間違いないですね♪

>GTRとか、メーカーが威信をかけて作ってるクルマですから

BNR32純正住友キャリパー、当時の16インチの壁でΦ296mmとなってしまったのが、本当に惜しいところです。

造りもしっかりしていますし、私の走り程度では、キャリパーが「開く」なんてこともありませんでした。

>見た目!そう、見た目も凄く大事www
間違いないですwww
2014年4月3日 15:45
住友キャリパーにパッド、ディスク交換ですがブレーキに不満は今のところ無いです!!

サーキット走ったことの無い自分が言うのもなんですが、たともさんのおっしゃる通り住友キャリパーで十分だと思います!!

ブレーキのキット買うお金が無いのが現実なんですが(笑)

コメントへの返答
2014年4月3日 20:16
私も、純正住友キャリパーはかなり優秀だと思います♪

それこそ、ストリートでよっぽど極端な走りでなければ、純正ブレーキで十分だな、と思いました。

・・・が、一度この大容量ブレーキを味わってしまうと、もう後戻りできないのも事実です・・・。

踏力に対してリニアに発生する制動力、それに伴うカチッとしたフィーリング、そしていかにも!な見た目・・・。

たとえ走りの上では必要が無くても、入れたくなる気持ちも良く判りましたw

ですので、ブjレーキ強化されたクルマには近づかない方がいいかも、です(笑)

でないと、momoさんも気がつけばブレーキ強化されちゃってるかもしれませんよ*^-^*b
2014年4月3日 21:17
しかしフェードなどを考えると交換して

正解だと思います。

見た目もカッコいいし♪4
コメントへの返答
2014年4月3日 21:55
アフター物のブレーキは当然魅力的ですが、BNR32の16インチホイール&純正ブレーキのスタイルも好きなんですよね*^-^*

ただ、ある程度サーキットを走ると、私にとっては主にローター、パッドの耐久性がネックとなりました。

それに加えて、あのフィーリング、そして見た目♪

もう完全に後戻りはできないですねw

プロフィール

「朝練終了。クラッチ交換して快適性がかなり向上しました。でも気のせいか、若干ディスクの重さを感じるような。最近はずいぶん暖かくなってきて、走行後の虫除去がうっとうしい感じになってきてますね。あっという間に夏が来そう。」
何シテル?   04/20 07:34
【所有車歴】 S13→HCR32→S15→JZS171→BMW F10→ 走りのBNR32、上質さとゆとりを愉しむW212、更なる非日常を求めたCBR600...
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