
先週、やっとのことでタイヤ交換をすることができたゆうさくくん号。その後、純正のランフラットタイヤから通常ラジアルタイヤへと交換したことでどんなふうにフィールが変わるのか? ということに注目しながらタイヤの皮むきをしつつ通勤+αで走っていたのですが・・・それなりに走っているはずなのに、いっこうに皮むきが終わらない?? っていうようなフィールのままなんですよね(^_^;)
具体的には、新品タイヤに交換した直後にありがちな、なんとなくニュルニュルとしたフィーリング、地に足が付いていないというか、妙に腰高な感じがしてコーナーでよれるような感覚があるというか・・・タイヤがひと皮剥けるまではこんなもんだよね〜とタカをくくっていたのですが、100キロ以上も走っているのにいっこうにそんな感覚が消えないんです。
こうなってくると、ややゴツゴツとした感覚が強いながらもどっしりと落ち着いた感覚だった純正ランフラットタイヤが恋しくなってくるというもの(^_^;) たしかに道路の凸凹を越えるときの当たりは格段にしなやかになりましたし、かなり大きなギャップを越えるときに「ガツン!」っていうような衝撃もあまり感じないぐらいに柔らかな乗り心地になったのはとても歓迎すべき変化ではあったのですが、普通に交差点を曲がるだけでも感じる腰高な感覚、これはやっぱり違和感がだいぶ強くて(汗)
高速コーナーともなると、車高が数センチ高くなったんじゃないか? っていうぐらいにフラフラとしてるような感じがして(滝汗) これはやっぱりアカンのちゃうやろか? とマジに思ってしまいました。。
やっぱりBMWの推奨する規格のタイヤじゃない、っていうのはこういうことなんだろうか? とか、ランフラットからラジアルに変更したら足まわりの設定変更をしないといけない、っていうのはホントだったのか? と考え込んでみたり。。。最初のうちは「きっとタイヤのパフォーマンスには問題がないのだろうけども、フィールが変化したからドライバーの感覚がついていっていないだけ、そのうちに慣れてしまうだろう」とも思ってみたのですが・・それでもやっぱりなんか腑に落ちない(^_^;)
そこで「とある用事」もあったのでディーラーさんに行ったついでに試乗車の320dに乗せてもらうことにしました。いまディーラーにある320dの試乗車は、ゆうさくくん号と同じLuxuryラインの紺色のクルマでした(^^) しかも走行距離は470キロほどのバリバリのド新車です(汗) iDriveももちろん最新型、そしてアクティブクルコンも当然のように標準装備ですし、そして何よりも最近のモデルは初期のものよりもさらにディーゼルのノイズが減って静かになってるなんていう噂もあったので、ちょうどいいや!とばかりに試乗させてもらうことにしたのでした。
タイヤはゆうさくくん号と同じ18インチではなく、17インチを履いておりましたが、傾向としては純正のランフラットを履いたアシのフィーリングを思い出せるだろうということで、純正ランフラットとラジアルの乗り比べを実際にやってみよう!っていうことです(^^)
ディーラーさんのショウルームの外でエンジンをかけて待機している320dの近くに近寄っても、ほんとにエンジンのアイドリングにディーゼルっぽさってあんまり感じないですよね。っていうか、ガソリンエンジンだけども直噴でとかくカリカリとアイドリングするゆうさくくん号とたいして変わらないやん、っていうのが正直な感想だったりして(苦笑)
乗り込んで走り出しても、ほんとに静かですよね〜 ディーゼルっぽさなんて全然かんじません。とくに暑かったのでエアコンをきつめにかけていたので、エアコンのブロアの音のほうが大きくてエンジンの音なんて全然気になりませんし。
そして40キロを超えるトルクを持ったクリーンディーゼルエンジン、やっぱりいいわ〜(*^_^*) ゆうさくくん号も低回転から35キロっていう最大トルクを発生してくれるエンジンなので街中ではとっても乗りやすくていい感じなのですが、このクリーンディーゼルのトルク感はそんなゆうさくくん号のトルクフルなエンジンよりもさらに2回りぐらい分厚いトルク感があって、ほんとにするすると車速を上げていきますね! 町乗りに限定するなら絶対に320dのほうが運転はラクだと感じました。とにかく踏んだ分だけすいっと前に出てくれるのがすごくいいです。かといって上が回らないかというと、とりあえず町乗り領域ならばそんな頭打ち感なんて感じることはないですよね。けっこうなんだかんだと試して踏んでみたのですが、エアコン全開でそんな元気な踏み方をしても燃費は14キロを超えてるんですから恐れ入りましたよ、ええ(^_^;) そしてアダプティブクルコンは町乗りで設定してもしっかりと信号待ちでの停車まで自動でこなしてしまえますし、これはマジでいいなぁ〜 ほしいなぁ〜(*^_^*) アダプティブクルコン、後付けできないかなぁ〜 (号泣) orz
あ、いかんいかん、本題を忘れるところでした(^_^;) タイヤの比較でしたね(汗) 久しぶりに乗ったF30+純正ランフラットタイヤのフィーリング、やっぱりしっくりきますよね♪ これぞ純正フィーリング、っていうぐらいにシャキッとしてます。ディーラーさんから徳島空港へと向かい、空港前のロータリーを速度高めでコーナリングしてみたりしたのですが、じつにドッシリとしていて落ち着きがあり、オンザレール感の強い、いわゆる「いかにもBMWらしいナチュラルなハンドリング」をしっかりと体感できました。そうそう、これだよなやっぱり、この感覚なんだよ! と再確認してディーラーさんに戻ってきました。
そして、この感覚が身体に残っている間に今度はゆうさくくん号でまったく同じコースを走ってみることに。
う〜ん、やっぱり腰高な感じが強いなぁ・・・試乗車は17インチでゆうさくくん号はよりロープロファイルなタイヤ設定になっている18インチ。なのに乗った感覚は明らかにゆうさくくん号のほうが腰高でタイヤがよれるような感覚が強いんです。。
空港周辺のロータリーを同じ速度で旋回してみても、旋回Gをかけるとタイヤからは「ざーーー」っていうような異音も聞こえてくるし、タイヤがよれているような感覚が強くて、オンザレールな感覚からはほど遠い・・・。これはBMWのハンドリングじゃないよなぁ・・(ため息)
ふと私、思ってしまいました。。
このタイヤ(ピレリP1)はハズレだったか!?(爆汗)
ま、まぁたしかに安かった、いや安すぎたからなぁ・・こんなもんかなぁ・・・このタイヤがチビるまではガマンするしかないかなぁ それとももうちょっと高いグレードのタイヤに履き替える? いやいやそれはいくらなんでも勿体なすぎるし。。でもこのハンドリングは全然楽しくないし、だいいち咄嗟の危険回避をするときにもデメリットにしかならないよなぁ・・・う〜ん、どうしたものか? orz
ほんとにね、空港からの帰り道、
「やっちまった感」に苛まれながら帰宅した私だったのですよ、ええ(涙) もうすぐ自宅、っていうときにぼーっとこのタイヤの走行フィールについて考えていたのです、この腰高で妙ににゅるにゅるとしたフィーリング、なんか経験があるような気もするけど、なんだっけ?? と。タイヤ交換した直後だけども、そういうときってこういう感覚が強いのは要因として何があるんだろう? とも思ってたのですが・・。
そこでふと、すんごい初歩的な思いつきをしたんですよ! そうです、このにゅるにゅるとして接地感の弱いのって、ひょっとして
タイヤの空気圧が高すぎるんじゃ?
そう、タイヤ交換をショップにお願いしたらちょっと余分めにタイヤに空気を入れることが多い、っていうことを。タイヤを交換したすぐあとってある程度空気が抜けることも考慮して高めの空気圧に設定することが多いんですよね。そうです、きっとこれが原因じゃないかと。タイヤの空気圧が高すぎてタイヤの持っている本来の性能を発揮できていないのでは??
でもにゅるにゅるとした感覚ってタイヤの空気圧が足りないときになりそうなもんだよなぁ なんて疑問に思いつつも、とりあえず帰宅してからまずはタイヤの空気圧チェックだ! と自宅に急いだのでした。
インプレッサの時代にはジムカーナの真似事をしていたこともあってしょっちゅう使っていたタイヤのエアゲージを久しぶりに引っ張り出してきて、タイヤのエアチェック。考えてみたらゆうさくくん号のタイヤのバルブキャップをハズしてエアをチェックするのって初めてだったりするなぁ(ちゅど〜んっ!)
さて、エアチェックの前にゆうさくくん号のタイヤの空気圧の適正値をチェックです。タイヤの空気圧の設定値は運転席を開けたらボディの側面に貼ってありますよね。これは以前にも見たことがあったのですが、装着しているタイヤの種類や載せる人や荷物の量によってかなり細かく設定値が変わるんですよね。
この表を見ると、F30に装着できるタイヤのサイズまでが分かるのでとっても便利ですね(^^)
さて私の場合、履いているタイヤサイズは純正サイズである前後ともに225/45R18です。
積載する荷物や人はそんなに多くないので、乗員3名まで、荷物少なめっていう設定の項目を確認すると・・・
フロント 2.2Bar
リア 2.4Bar
となっていますね。リアのほうが空気圧高めに設定されるっていうのがじつに面白いですよね〜 BMWって。少なくとも私がこれまで乗ってきたクルマでは重たいエンジンの載っているフロントのほうが設定空気圧が高いことが多かったです。フロントとリアが同じ設定値か、あるいはフロントが0.2Barぐらい高めっていうパターンが多いのに、BMWって逆なんですよね(^_^;)
さて、では実際にこの状態でゆうさくくん号のタイヤはどんな圧になってるのか? 計ってみました。 すると・・・
フロント 3.2Bar
リア 3.4Bar
なんじゃこりゃぁぁぁっ!(どっか〜んっ!)
それで思い出したんですよ、ええ。ジムカーナで連続走行するとタイヤの温度が急上昇してしまい空気圧が極端に高くなってグリップ感が失われてしまう、っていうことを。かつてジムカーナをやっているときに何度となく経験したフィーリングをここにきてようやく思い出すというていたらく(^_^;)
しかしいくら
「少し多めにエアを入れる」にしても、これはどう考えても入れすぎ(汗) たしかに設定表を見ると20インチの30プロファイルなんていう極薄のタイヤでフルペイロード状態乗車なんていう場合には3Barオーバーの設定にしなさいと書かれてたりもしますが、18インチタイヤでこの3Bar超えてエアを入れるのは明らかに入れすぎです(^_^;) あ、でも18インチ標準装着サイズでもフルペイロード時にはリアは3.0Barにしなさい、なんていう指示になってるからあながちヘン過ぎることもないみたいですけども・・。載せる人や荷物の量でけっこうダイナミックにエア圧を変更した方がいいみたいですねぇ、BMWって(汗)でもまぁ載せるものが少ない状態ならばこれはどっちにしてもエア圧が高すぎますよね。
こういうときの対処法はひとつです。はい、単純に
「エアを抜いてやる」これだけですよ、ええ(爆)
エアゲージのボタンを押して、ぶしゅーーー! とエアを抜いて適正値に合わせてやります。
とにかくエア圧がはるかに高すぎるので、エアを抜くのもけっこう時間がかかります(汗)こんなに抜いてしまって大丈夫か? エアゲージが実は壊れてて抜けすぎてるんじゃ? なんて心配になってくるほど(^_^;)
この日もとても暑かったので、タイヤの中の空気も熱膨張して圧が高くなってる可能性もあるかもと考えて、ひとまず設定基準値+0.1Barで前後ともに調整してみました。
45扁平のタイヤぐらいになってくると、3Barを超えるような高圧状態から2.5Barぐらいの圧に落としてやっても見た目の変化っていうのはほとんどないので、外から見る限りでは変化したのは全然分かりません。
で、翌日の通勤でエア調整の結果を確認してみたのですが・・・
激変!
ですよ、ええ(^o^) そうそう、こうじゃなくちゃ! っていういい感覚が戻ってきました。腰高な感じはすっかりと影を潜め、ステアリングを切った分だけリニアに旋回していく、いわゆる
「BMWらしいハンドリング」が戻ってきました(^^)/
しっかりとBMWらしいハンドリングになりつつも、ギャップなんかではランフラットよりも格段にソフトな当たりで明らかに乗り心地と上質感がアップしました♪ そして驚いたことにロードノイズも静かになりましたよ。設定空気圧が高すぎてもロードノイズって大きくなるんですね、これはちょっと驚きの新発見です。
まだ攻め込んだりしていないので限界にちかい領域での特性の変化はまだ分かりませんけども、とりあえず町乗りでのフィーリングはとても満足度の高いものとなりました(^o^)
純正のランフラットと比較すると、当たりが柔らかくなったのはメリットですが、この裏返しとしてダイレクト感はやや薄くなった感がありますね。これはやはりランフラットタイヤとラジアルタイヤのショルダーの硬さの違いによる変化でしょうね。ゴツゴツ感は減ったけれども、代わりにステア時のダイレクトなレスポンスも少しスポイルされたということです。ぐいっとステアリングを切ると、スパッと反応していたランフラットと比較すると、ホンの一瞬だけ、タイヤのショルダーがぐにっとたわんでから旋回を始める、という感覚があります。
これについてはインプレッサ時代にショルダーのカタいスポーツタイヤから、ショルダーの柔らかい(少しだけ乗り心地が良くなった)タイヤに履き替えたときとまったく同じような変化です。
いわゆるこれが「ランフラットとラジアルの特性の違い」なのでしょうね〜(^^) これぐらいの特性変化なら十分に理解できる範囲ですし、そして許容できるものです。というよりもそれほどハンドリングに影響を与えずに乗り心地はかなり良くなってくれているので、私としたらこのタイヤへの履き替えは「成功」だったなと十分に思えるものでしたね(^o^)
もうちょっと走ってみてからあらためてこのタイヤのインプレッションはパーツレビューにアップしようと思っています(^^)
というわけで、やっとのことでタイヤ交換後のすったもんだも落ち着きましたが・・さて今回私がディーラーに行った「とある用事」っていうのは何かというと・・・
これをもらいに行く、ってことだったんですね(ちゅど〜んっ!)
先週末のディーラーさんのキャンペーンで、3シリーズの試乗をするともらえるというBMW特製マネークリップがほしかったのです(どっか〜んっ!)
これいいですよ〜(*^_^*) BMWのマークの入った本革製で(内側は合皮ですけど・・)、マネークリップ以外に内側にはカード類も個別に8枚入りますし、それ以外にもポケットがけっこういっぱいついてます。
私がいま使っている財布はもう10年以上も年季が入っている上にいろんなカード類を詰め込み過ぎてパツンパツンになってたので、ちょうどいいやとばかりにカードを厳選して減らし、このマネークリップに普段使いの財布を乗り換えちゃいました(^^) めったに使わないけどたまに使うカードっていうのもやっぱり持ってないと困るので、これは前の財布ごとクルマのグローブボックスに載せておくってことで対処することに(^_^;)
そんなわけで、暑かったけれどもいろいろと充実していた週末だったのでした(^^)
・・・しかし長いねぇ 今回も(爆汗)