先日、京都を代車で走り回っている途中、西院のジョーシンスーパーキッズランドへと寄った際に見かけて思わず購入した一台…
京商 Jコレクション GRS200クラウンロイヤルサルーン 東京都個人タクシー協同組合板橋第一支部創立50周年記念
でんでん虫型行灯でお馴染みの、東個協の個タクですね。
東京の個タクの団体、東個協が発注しているのか、他にも文京支部や墨東支部も同様のミニカーを出しています。表記類が異なるのみで、仕様は全く同じですが。

左後部ドアや後部のマーキングなど、細かい部分まで再現されています。
料金表記、タクシー子ども110番、お近くでもお気軽に、禁煙車、車椅子マーク、標語ステッカー、支部マーク…思わず唸らされる細かさです!
ところで、このタクシーの屋号は支部名にちなんで「板橋タクシー」。もし板橋第二支部が同様のミニカーを出す際、この屋号はどうなるのでしょうか?まさか「板橋第二タクシー」?!
個タクの屋号とは思えん…w

内装も乗務員証にタクシーメーターのみならず、レースのシートカバーや(少ししか映っていなくて申し訳ないですが^^;)運転席背後の防犯板まで新規部品も使って再現されています。
行灯も三ツ星のマスターズ仕様ですね。

タクシーは原則としてプライバシーガラスが禁止のため、本来なら装備されるプライバシーガラスも透明な通常のウィンドウに変えられています。個人タクシー向けのTパックというメーカーオプションらしいです。
側面の帯が傾いてなイカ?と思って調べてみると、実車の20クラウン個タクもこうなっているそうです。他車と同様に平行にしてラインを入れると、ホイールアーチにもテールランプ上部の縁にも当たってしまうからでしょうか?(本来ならヘッド・ライトの側面の縁からテールランプ側面の縁を結ぶようにラインが引かれるのだと思います。上手く説明できなくて伝わるかどうかわかりませんが^^;)
よく考えれば、パトカーの20クラウンも塗り分けがこれまでのクラウンと比べて多少残念なことになっていますね…これもデザインに翻弄された結果でしょうか…?
この20クラウンは本業の団体から依頼されたからか、非常にリアルな出来なので好感が持てます。
ひょっとしたら他にも東個協の支部からこういったモデルが出されていくかもしれませんね。
他にも日個連系の東京タクシー事業団からも200系クラウンハイブリッドの個タクも販売されています。昨年のモータショーで見かけた時に買っておくべきだった…と後悔しております。何故かロイヤルと同じ配色の内装とアスリート用ホイールを履いた姿に幻滅して買わなかった、昨年の自分を責めたくなります^^;
※他にもポストホビー特注の20クラウンハイヤーもありますが、それはまた別の機会に…
ところで、Jコレクションはそれ以前にも一般販売向けモデルでも個タクミニカーを出していました。
私が所有しているのは、最初に国内向けに販売された二台…
Y34とS170クラウンロイヤル(?)の二台です!
歯切れが悪い紹介なのは何故かって??まあ、読み進めれば解りますよ…(ぇ

まずは17クラウンから。先ほどの車両とは異なり、黒塗りでちょうちん型アンドンであることから日個連のタクシーであると解りますね

えー、ホコリだらけでごめんなさい(汗)
こちらのモデルはタクシーメータにも細かい印刷が施されて、より実物に近いです。
乗務員証裏にも「空車」のLEDサインが印刷されています。尤も、ミニカーだと印刷していても外からは非常に見えにくいからか、いつの間にかこの印字は廃止されたみたいですが^^;
こちらの屋号は鈴木タクシー。つまり、乗務員証に印刷された顔写真は鈴木さんのお顔ということになりますねw

あ…こちらには私の手まで映り込んでしまっていますね(ノ∀`)アチャー
わざわざ撮り直すのも面倒ですし、このまま差し替えずに使いますwww
テールランプの意匠、ならびにパトカーでもお馴染みのホイールキャップから、後期型ロイヤルであろうということが解ります。
それを確認するために、グレードエンブレムを確認してみましょう!
え…アスリート……?( ゚д゚)ポカーン
まさかのエンブレムチューン??この運転手の鈴木さん、本当はアスリートを買いたかったけど予算が足りなくて泣く泣くロイヤルエクストラを購入したものの、アスリートへの未練が残ったのでグレードエンブレムをアスリートのものに変えてごまかしているのでしょうか…?ということは、いずれホイールやグリル、ライトもアスリート用に変わっていくのでしょうか??ミニカー一台にここまでのドラマが隠されているとは(違
鈴木さん、次の買い替えの時にはアスリートを買ってくださいね!(笑)

そして次の一台は。Y34………ですね。少なくともY34であることには変わりないようですね(意味深)
そしてこちらは東個協所属ですね。屋号は画像ではわかりませんが、渡辺タクシー。
行灯はマスターズアンドンが独立している、旧型タイプ。

エンブレムとテールランプ(とナンバープレート)から察するに、Y34後期セドリックのようですね。
そろそろ前からも見てみますか…
!?
え…?この顔つきはグロリアですよね…しかも前期。
しかも日産のCIマークがグリルに装備されているってことは、グリルは後期型用…?
ホイールもグロリア用ですし(;´∀`)
元々渡辺さんはY34後期セドリックにお乗りだったのでしょう。しかし、不幸にも事故に遭い、修理に出すことに。
予算を浮かすためか、はたまた工期を縮めるためか、新品部品の取り寄せではなく中古部品を寄せ集めて修理することになった結果、Y34前期の部品がたまたま手に入ったのでそれで修理したのでしょう。そしてグリルはおしゃれとして変えたのか、これもたまたま手に入っただけのものを無理やり加工して装備したのか…?
ミニカー一台にここまでのドラマが(ry
というわけではなく、元々JコレクションのY34グロリアは後期型だったんですね。とある車種の製品化のためにそれを後期型に無理やり仕立てあげるためにこうなってしまったのでしょう。
と言うか、個タクは元々セドリックとして製品化されているんだし、ちゃんとセドリックの金型と部品を使って作ってやれよと小一時間(ry
で…そのモデルは一体何なのか?と言うことで、個タクと言う趣旨からは外れてしまうのですが、ついでに紹介してしまいましょう。
日産グロリア250S 2004 警察本部刑事部捜査課指揮車
警視庁の幹部車両として採用されている、Y34後期グロリアをモチーフとした商品。
と言いますか、ホイールは元モデルの上級グレードのアルミのままですが(;´∀`)
この製品化のために、Y34後期型風グリルの部品が起こされたようですね。

でも、テールランプはY34後期セドリック用(笑)
一応エンブレムのフォントは後期型のグロリア用ですねw
でも、JコレクションにはY34後期セドリックもあるし、警視庁幹部車にもY34後期セドリックもいたことだし、素直にセドリック幹部車として製品化して、グリルの代わりにホイールキャップの新規部品を作ったほうが良かったのではないか?と思ってしまう私は捻くれ者でしょうか…?^^;
そうそう、Jコレクションの個人タクシーには他にF50後期型シーマと宮沢模型限定品のF30前期セルシオの商品(共に東個協仕様)も製品化されていますが、私は買っていません(;´∀`)