まず最初に…
昨日発生しました熊本地震に被災された皆様にお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。
地震が発生した際はまさかこんなに被害が大きい地震になるとは思いませんでした。次々と情報が入ってくる中で、多くの建物が崩壊する様子の映像を見て
、5年前に上京した際に東日本大震災に遭遇した時のことを思い出し、恐怖に震えるばかりでした。一日も早く、熊本の街に平穏が戻る日が来ることを願います。
まだまだ余震が続いているようですので、熊本や周辺の皆様、余震にはくれぐれもご注意ください。
暗いことばかりではなく、ここからは通常運転で参りましょう。
と言っても、今回はマニアックよりな内容ですので、苦手な方はブラウザバックすることをおすすめします。
前回の記事で書いたとおり、玩具のチョロQネタのブログを書こうかなと思っていながらYouTubeを見ていたところ、思わず叫んでしまうほど貴重な動画がアップロードされていたのを発見!その動画がこちら↓
PSソフト『チョロQ3』発売時のプロモーションビデオです!
同作についての説明(と思い出話)については
こちらを参照
動画の説明文によると1998年6月に発売された『チョロQマリン Qボート』の体験版に収録された映像とのこと。映像中では”(チョロQ3は既に)好評発売中!”とテロップがあるため、同作が発売された2月以降に作られた映像ということになりますね。
しかし、この映像自体は『チョロQ3』の開発中に平行して作られたため、開発中の映像で構成されているのですが、製品版と大きく違う点が多く見受けられるため、非常に興味深いのです。
映像に登場した順に、気になる点を挙げていって考察してみましょう!
1.(0:20から) 画面フォーマットが違う!
メーターは製品版と同じビッグメーターのデザインながら、順位表示とタイム表示が前作の『チョロQ2』の物になっています。まだこの時は画面フォーマット類の開発は全て終わっていなかったのでしょう。
0:21にはしっかりとシリーズ恒例の「肉のいちの」がw
2.(0:34から)ライバルカーが違う!
製品版には登場しない、水色のベンツAクラスがライバルカーにいるではないですか…他のシーンではK11マーチや初代CR-V、製品版のライバルカー(パワースカイ)の色違いであるビークロスの姿も確認できます。
いすゞビークロスが登場するレースゲームといえば『チョロQ3』のイメージが強かったのですが、後にPS2の『首都高バトル01』に許諾を得たうえで実車と同じ名称で登場したのには驚きました(今回の記事にはあまり関係のない話題ですが)
3.(1:28から)コース名が違う!
製品版では「チョロQキャッスル」として登場しているコースですが、この時点では「Q王の城コース」という名前になっています。
Q王って誰?と思いましたが、まさか…と思わされる出来事が。これに関しては後述。
4.(1:36から)前作のライバルカー登場!
コースは明らかに今作の物ですが、走っているライバルカーに見覚えが…
白と水色のST205セリカ、エメラルドグリーンのEF8のCR-X…?
前作『チョロQ2』のライバルカー達ではないですか!
前述の仮のライバルカーのボディのデータが用意できる前は、暫定的に前作のデータを使いまわしていたのでしょう、きっと。
5.(1:46から)NEWスタジアムコースが未完成?!
このコースで外壁や障害物のテクスチャが無くなっています^^;
まだ未完成のコースだったとしても、これをプロモーション映像に使っても良いのでしょうか(汗)
6.(2:01から)謎のパーツ「アイテム」とは?!
愛車のパーツ交換などを行うステータス画面ですが、よく見るとメニューの最も下の段に「アイテム」と書かれた欄が。製品版にはない項目なのですが、製作段階に新機能として設定したものの何らかの事情(開発が間に合わなくなる、またはゲームの趣旨やコンセプトから外れてしまう、etc)でボツにされたのではないかと邪推してしまいます。
それにしてもどんなアイテムが使えたのでしょうか…。様々なゲームで使えるような急加速アイテムか、あるいはマリオカートの甲羅みたいな妨害アイテム…?
まあ、PSのチョロQシリーズはどちらかと言うとレースは本格的でストイックなレースなので、採用されなくてよかったのかもしれません。後に発売されてこのようなアイテムが使用可能だった(と思う)ニンテンドー64の『チョロQ64』ではぴったりだった気もします。
7.(3:14から)チョロQシティの雰囲気がぜんぜん違う!
エンジン音が前作の『チョロQ2』っぽいのは置いといて…街がまるで別物みたいになっています?!
…と思ったのですが、よく見ると建物の配置は製品版と同じなので、建物や壁など、風景関係のデザインが違うのです。行き止まりである道の先にも、書割のようになっていて、前方に道があるようにも
見えます。そのようにする意味はあるのでしょうか…実際は行き止まりなのにw
ところで、チョロQシティと言う点で気になった点が一つ。
前作のチョロQタウンの要素をさらに発展させて、今作では
チョロQシティ内に様々なキャラクターを配してRPG風にしたかったのではないか?と考えさせられます。
早い話、後に制作された
『チョロQワンダフォー!』のような感じですね。
余談ですが、『チョロQ3』の開発会社はタムソフト社で、『ワンダフォー!』の制作会社はe-game社。噂によるとe-game社はタムソフト社から独立したスタッフによる会社らしいです。真偽は不明ですが。
その根拠となるのが前述の『Q王の白コース』の存在です。
コース名だけに「Q王」と付いていても、私が先程、この記事の上で述べたように「誰やねん、Q王って?」と不思議に思うのでしょう。
そのため、当初の構想では”チョロQシティに出て、Q王と呼ばれるキャラクター(というかチョロQ)”に会い、与えられたイベントをクリアすることで選べるようになるコース”という感じだったのではないでしょうか。
しかし、製品版では他のチョロQを配置できなくなったため、Q王なるキャラクターも消滅。そのため製品版ではコース名も無難な「チョロQキャッスル」に変えられた…と予想します。
映像中に登場する他のコースは全て製品版と同じコース名なので、実際にそうだったのか?と聞かれても断言できませんが。
あ、言っておきますけどあくまでも私の予想ですよ?私が勝手に予想しただけで実際に上記のような構想があったと言い切るわけではありませんよ?
私の予想なのでこのような構想があったという話ではありませんからね??
大事なことなので二度言いましたからね?!
なので、勝手に他の掲示板とかに書き込んだりしないでくださいね。それで何かトラブルを起こしたとしても私は一切責任を持てませんからね!
いや、マジで。
普段何気なく遊んでいるゲームですが、完成するまでの開発中にも様々な変化や没データなどもあると思うと、とても興味深くなりますね。このPVに収録されていない所でも様々な変更があったと思うと、ますます魅力的になってきませんか?
<余談>
'03年発売のPS2ソフトの『首都高バトル01』。
先日はじめて知ったのですが、こちらには没データもあったようですね。
あくまでも余談なので細かい説明はしませんが、許諾が下りなくて没になってしまったクルマたちなのでしょう。でも、プジョー406は使ってみたかったなぁ…
と言うか、エアロパーツが明らかに某映画のタクシー仕様ですなw
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Posted at
2016/04/16 00:14:36