今日で2017年の6月も終わり。即ち、
今年もあっという間に前半が終わろうとしています(汗)
時の流れって早いものですねぇ…油断しているとどんどん今という時間が過去へと変わっていってしまいます。
詩的な事を言っていますが、あくまでも詩的な備忘録として書いているようなブログでもありますので、決して素敵なことを言いたいわけではありません。寧ろリアルで交流が深い人達にとっては知的ではなく痴的な人というイメージを持たれているかもしれません。自分でも韻を踏もうとしているうちに何を言いたいかわからなくなってしまいました(ぉ
で、詩的だか素敵だかよく分からん話はさておき、時の流れが早いという話でしたね。
先日ツイッターで「この事は来週あたりにブログで紹介しますね」と書いてから二週間経とうとしています私のツイートとしては珍しく400近くのリツィートを頂いたネタですので、せっかく人気になったネタを放置するわけにも行きませんので、紹介したいと思います。
このような感じで、紹介するタイミングを逃してしまった結果、お蔵入りになったネタはこれまで数知れず…←
あ、暫く長い前置きが続くのでお急ぎの方は暫く読み飛ばすことをオススメします(何
先日、休日の暇つぶしとしてハードオフへと行ってきたのですよ。なにか安く買える面白いものは無いかな?と思って行ってきたのですが、早速面白いものがありましたよ。
日産限定 PV36スカイラインセダン 1/43スケールミニカー(ブリリアントシルバー・京商製)
このブログの最後で紹介したやつ がまだ売れ残っていた(笑)
もう買わんぞ!V36セダンのモデルカーだけで飽和状態なんだからな!フリじゃねぇぞ!www
…というわけで他に何かないかと探していると…面白いものを発見!
未開封のNEWビッグワンガム
…マジか。箱絵がふそうザ・グレート最終型がベースのスーパーアンビュランスや初代RAV4があるってことは相当の年代物ですよ?もちろん中にはガムが入ったままw
スーパーアンビュランスがザ・グレートの頃って、確か1995年の地下鉄サリン事件のニュース映像によく写り込んでいたから、このビッグワンガムもおそらくその頃のもの。ってことは25年も前の未開封品か…(汗)
箱は未開封でも、正面の隅の覗き穴から商品番号を見れば中身が判別できるはず…って、
何も見えん!
本来なら、内袋の中に入っている説明書に書かれている番号が見えるはずなのですが、どういうわけか内袋の向きが前後逆になっているのか、説明書がのぞき穴とは反対方向を向いてしまっているのが原因なのでしょう。
ん?よくわからないって??このリンク先 を見て悟って見て下さい(丸投げ)
中身が気になるので買おうと思ったものの、三千円と値も張る上に、私が買うとせっかくの未開封品も開けたくなってしまうのがオチ。こういうものはこの状態のまま大事にしてくださる方が買ってくれるのが一番幸せなのでしょう
(本当は欲しかったけれどこの金額で買うのに抵抗があるような懐具合だったのは言わないでおこう)
というわけで、何か無いかと思いながらジャンクコーナーを漁っているときに見つけたのが今回の商品です…
お待たせしました、やっと本編に入ります←
今回手に入れたのが…こちら。
プレイステーション用ソフト『ネッツレーシング』
ソフトNo.:SLPM 80429 だいたい1999年頃の作品
製作:株式会社アトラス 制作協力:有限会社ブラボー
ネジコン対応
パッケージをご覧いただければわかりますが、なんと当時のネッツ店で販売されていた車種鹿登場しないレースゲーム。そして、パッケージにはバーコードが無い代わりに
「非売品 NOT FOR SALE」 の文字が。
そう、
ネッツトヨタ店が販促品のために企画した、オリジナルのプレイステーション用レースゲーム なのです!
ネッツ店は1998年秋に旧トヨタオート店を改名して改名して新たに発足した販売チャンネルで、それから日も浅いトヨタとしても、プロモーションに力を入れていたのかもしれません。事実、
チョロQも制作して来店した客に配布していた こともありました。
そういえば、このチョロQを購入したのもこのホビーオフでした。
では、早速起動させてみましょう。
src="http://art21.photozou.jp/pub/589/3191589/photo/248814572_624.v1498224846.jpg" />
メニュー画面の背景は当時ネッツ店の看板車種だったアルテッツァのエンブレムやメーターパネルがあしらわれています。
メニューの右端にINFORMATIONなる項目があるので再生してみましょう。
ネッツ店が販売している「チェイサー」「アリスト」「アルテッツァ」「ヴィッツ」の紹介映像を見ることができます。チェイサーは当時放送されていたテレビCMが収録されていますが、他はそれぞれの車種をアピールするプロモーション映像です。
VIDEO
では、どんな車種が収録されているか確認してみましょう。
JZS161アリストV300ベルテックスエディション
製作時期により、まだこの頃は前期型でした。
ゲーム中屈指の動力性能ですが、ハンドリングはちょっと劣る直線番長…といったところでしょうか
JZX100後期チェイサーツアラーV
人気のチェイサーはこの頃既にマイナーチェンジした後の後期型。純正フルエアロをまとった姿での登場です。総合的に性能が高い、おそらくこのゲーム中最強の一台。
SW20 MR2 GT-S
4~5型あたりの後期型?ミドシップ故に意外と扱いやすい挙動。
SXE10 アルテッツァRS200(6速マニュアル車)
アルテッツァのトップグレード、そして最もスポーティなRS200Zエディションの6速マニュアル車…ですが、何故かオートマティック操作でも操れます(笑)
ここまでが高性能車であるAランクの登場車種
SXE10 アルテッツァRS200(5速オートマティック車)
同じくAT車。同じグレードなのに、ここからは下位ランクのBランク扱いです(苦笑)
マニュアル車と違い、エアロパーツなどは装備されていません
GXE10 アルテッツァAS200
こちらは1G-FE搭載のAS200。この時はまだAT車のみラインナップされていました。
というか、一車種でグレード・ミッション違いで3種類も収録されていたということからも、いかにアルテッツァの扱いが重要だったかが伺えます。
SW20 MR-2 Gリミテッド
こちらはNAの豪華グレード。こちらはTバールーフ仕様。
AE111 スプリンタートレノBZ-R
AE111トレノの最強バージョン。AE111トレノが使えるゲームって当時は珍しかったのでは?!
以上の5車種8台が登場車種です。
ヴィッツ?映像などが収録されているにも関わらず登場しません(;´∀`)
では、コースはどういったものが収録されているのでしょうか…
FJI-SPEEDWAY
ん?何か見覚えがあるコースレイアウト…?
SZK-CIRCUIT
というか名前もなにかそれっぽい……?
SZK-S-CIRCUIT
うーん…
OVL-SPEEDWAY
どう見ても実在サーキットばかりですね…名前が実名ではないということは、許諾を得ていない可能性も…?(汗)
…まあ、実際に走ってみないとゲームの良し悪しというのはわかりませんし、早いところ走ってみましょう…
車種によって異なる、実車通りのデザインのタコメーターが用意されています。
周回数やライバルカーの台数、時間帯やコースコンディションまで細く設定できるモードの他、実際のレースよろしくポイント制のグランプリで戦えるモードまで用意されている、意外と本格的なレースゲーム。
ですが、せっかく好成績や好レコードを叩き出せても、ゲームデータを保存することができないのが悔やまれます。無料で配られるソフトだからか、セーブ機能がオミットされているんでしょうね(;´∀`)
自車の挙動は駆動方式なども考慮されており、FR車でコーナリング中にラフな操作をするとスピンしたりするなど、
無料でもらえたであろうゲームがここまで本格的で良いのでしょうか?
ですが、ネッツ店の看板車種同士でぶつかり合って火花を散らし合うライバルカー…
その車たちを販売するディーラーで配布するゲームソフトなのに、その内容がこんな事態になっていて本当に良いのでしょうか?!(笑)
VIDEO
実はこの作品、
元々はアトラスが開発したレースゲーム、「アドバンレーシング」がベースになっています。 市販車を購入し、最終的にはJTCCカーまで様々な国内外のあらゆる車両(ただし、実名ではない)が登場するゲームだったものをネッツ店で販売される車種のみに全て差し替え、コースも一部に絞った上で再構成したものが、この「ネッツレーシング」というわけです。
ですが、あまり良い評判では無いみたいですね、アドバンレーシング…
もともと峠MAXシリーズなどで評判の良い作品を作っていたアトラスの作品ですし、ネッツレーシングで少し遊んでみた感じではそこそこおもしろいと思ったんですがねぇ…
VIDEO
その後も、「アドバンレーシング」をベースにした「ネッツレーシング」をベースに更に手直しして、D3パブリッシャーから
「SIMPLE1500シリーズ Vol.38 THE リアルレーシングTOYOTA」 として再販売されました(笑)
JZA80スープラやST205セリカGT-FOURなどをネッツレーシングに追加して(…と言うより、アドバンレーシングから削られたものをトヨタ車だけ差し戻したりして)ゲーム内容を充実させたゲームですが、1500円で買っても損にはならない筈です…多分。
少なくとも、ネッツレーシングを苦労して探し出してプレイするよりは良いと思います^^;
因みにこのソフト、ツイッターでRTされた先などを見てみると、
「自分も持ってたなー」 という人も意外と大勢いらっしゃいましたので、結構な数が出回っていたのかもしれません。中には
「ネッツに勤めていた親や知人から貰った」 という方もチラホラと…かなりの数が出回っていて、ひょっとしたらトヨタの資金力で有り余るほど大量に製造していた可能性もありますね^^;
まあ、小ロットだけ作るほうが逆に赤字になりますしね…
試しにネット通販などでこのソフトの相場を調べてみましたが、だいたい200~800円くらいとのことでした(;´∀`)
まあ、ハードオフで108円のジャンク品として買った私としては損してはいないですね…いや、ブログやツイートのネタとして考えると、何倍もの価値が会ったように感じます。いや、本当に。
実は他にもネッツ店は色々とプレイステーションソフトをプロモーション用に制作しており、しかも何故か私がそれを既に所有していたので、それもついでに紹介しましょう。
「ネッツマガジン ALTEZZA」
ソフトNo. SLPM 86163
製作:株式会社電通・株式会社電通テック
こちらはレースゲームではなく、
プレイステーション上で見る”アルテッツァのカタログ+α” といった感じです。まあ、ゲームメーカーではなく電通が制作しているという時点でそのことが伺えるかともいます^^;
尚、他にも初代ヴィッツ版も存在しているのが確認されています。
オープニングはパッケージと同じCGモデルを用いたオープニングは圧巻です!
本編(?)中で使われるアルテッツァのCGは簡易的な別物です(リアルにしすぎると動作も重くなりそうなので仕方ないですが)。
なお、車体色を自由に切り替えたりコントローラーで自由に動かしたりする事もできます(車体色の切り替えはネッツレーシングも同様)。
それにしても、ダークグリーンマイカって実際はもっと暗い色合いだった気が…?(これもまたネッツレーシングも同様)
色合いに深みがあって、なかなか上手く再現できないのでしょうね^^;
いくら自由に動かせることが出来ると言っても、上下逆さまにひっくり返せるのはマズいのでは?!
せっかくの看板車種がひっくり返ってますよ??(苦笑)
本編(??)はこのような感じ。あくまでもカタログですので。あくまでもカタログですから。
(大事なことなので二度言いました)
では、先程話した「プラスα」とは何なのか?と言いますと…
関谷正徳選手 の運転を体験できる「DRIVING NAVI」モードが収録されています!
関谷選手ご本人も映像で出演されています。
「なーんだ、やっぱり運転できるならレースゲームなんじゃないの??」
と思った方、甘いです。さっきの画面をもう一度よーくご覧くださいね?
「トレースする」と書いてあるでしょう?
運転はできるけれども、
関谷選手が実際に運転した車載映像に沿ってアクセル・ブレーキ・ステアリング操作をするだけ というのが実情です^^;
運転方法の基礎を学ぶ練習モードと、筑波サーキットTC2000を2週ほど走る本編があるのですが、よくある一般的なレースゲームを期待していると、なかなか自由に思い通り走れずにヤキモキすることは間違いないでしょう(苦笑)
練習モードでの画像ですが、ステアリングを切りすぎてこれは明らかにスピンしているように見えませんか??
これでも正常な運転操作だったりします
スピンしそうだからと言って勝手にカウンターを当てようとすると関谷選手から叱られます^^;
実写映像をトレースするという内容に無理があるような気がしないでもないです…
本編ではアクセル・ブレーキ・ステアリングを映像に合わせてタイミングよく操作し、2週走り終えた後に関谷選手からの採点を受けます。
でも、映像に合わせて操作をするなんて、レースゲームというよりも音ゲーに近くないですか?←
オマケと言っては何ですが、実際に関谷選手がTC2000走行のアドバイス映像を走行後に見ることが可能です。キチンと要所要所で止まって解説し、映像にもクリッピングポイントなどが矢印で表示されるという親切(?)な映像。実際にサーキット走行される方にはおすすめです…かね?^^;
本職のゲーム会社が作ったわけでもない中、単なるカタログでは終わらせたくないない努力が見れるソフトですが、プレイステーションという高性能なハードで制作したからか本格的なレースゲーム並みのことが出来ると期待してしまう環境になってしまっている点が悔やまれるソフトです。発想などは良いと思うんですがねぇ…
アルテッツァ好きの方・アルテッツァオーナーさんはコレクターズアイテムとして所有されるのも良いかもしれません。ただ、必要以上に期待するなら、ヤフオクやAmazonで実車の冊子カタログや「モーターファン別冊 アルテッツァのすべて」を探し出して買うほうが良いかもしれません^^;
二本のソフトを紹介しましたが、ツッコミどころ満載のように見えて前者は意外と楽しめるよいソフトでした。
ネッツマガジン?あぁ…あれは……ねぇ(目を逸らす)
ゲームソフトと言うかたちで新たなプロモーションを開拓しようとしたトヨタと、新しく発足した販売チャンネルをもっと周知してもらいたいというネッツ店も熱い思いが伝わってくるソフトです。
皆様もどこかで売られているのを見かけたら、手にとって見る価値はあると思いますので、この記事のことを頭の片隅にでも置いていただければ…と思います。