
本来なら一昨日の3月2日に公開すれば良さそうなネタを用意していましたが、うっかり逃して本日後悔することになっちゃいました(*´σー`)エヘヘ←
というわけで、今回は
トミカリミテッドヴィンテージネオ(TLVN)のR32スカイライン特集でも組みましょう!
2020年1月に後期型ECR32 GTS25タイプX・Gを発売して以来、ファンを唸らせる展開を続けている同シリーズのR32スカイライン4ドアです。発売された順に追ってみようかと思います。

上記の通り、最初に発売されたのは
後期型のGTS25タイプX・G。
1991年8月のマイナーチェンジで追加されたRB25DE搭載の高級グレード。
トミーテックらしくメジャーで人気なGTS-tタイプMはいきなり出さないだろうなぁ、最後の4気筒スカイラインであるFR32 GXiでも出すんじゃないかと予想していましたが、それも外して2.5Lモデルが来るとは思いませんでしたw(よく考えたら、TLVでハコスカ4ドアが初めて製品化されたときも、1500でも2000GTでもなく、中間の1800デラックスでしたっけ)
ラインナップはCMやカタログでお馴染みのガングレーメタリックと、座間記念庫の日産ヘリテージコレクションとして収蔵されている同型同グレード車と同じグレイッシュブルーという二色。

テールランプはクリアパーツのレンズの下に金属板に赤く着色した丸でR32セダンらしいテールランプが再現されているとのこと。後に発売されたアルテッツァや100後期チェイサーでも内側リフレクターの再現に活かされていますが、この頃からトミカリミテッドヴィンテージシリーズの完成度が高まったように感じます。

ヘッドランプは特徴的なプロジェクター式…ではなくオーソドックスな角目ハロゲンライト。実用ではプロ目よりは明るいとのことですが、こちらはこちらで精悍でキリリとした印象のようにも感じます。
発売前のサンプルではフロントバンパー内にフォグランプも再現されていましたが、どうやら実車ではプロ目とのセットでのメーカーオプションだったらしく、発売前に修正されてしまいました…
(今でもAmazonなどでは修正前の画像が掲載されたままだったりします^^;)
フォグランプが内蔵されたR32後期型バンパーは好みなので、プロ目+フォグランプのバリエーションにも期待したいものです。グレード被りも面白くないですし、その際は後期タイプMとかでの製品化でも!
GTS25タイプX・Gのガングレーメタリックで角目という仕様はCMや広告に出ていたのと同じ仕様では…?!と思ってYouTubeでR32後期型登場時のCMを見返してみたところ、なんとビンゴ!…と思っていたら、TLVNのはリアスポ付き、CM登場車はリアスポレス…(汗)
後のアメリカで撮影された方のCMではどうか…と思ってしっかり確認すると、なんとこちらはリアスポ付き!……だったものの、こちらは前述のプロ目+フォグランプ仕様…うーん、惜しいorz
ところで、歴代スカイラインCMで一番好きなのがR32後期のCMだったりします。山下達郎の『ターナーの機関車』をBGMにしたシックな映像に「あたたかな魂。」というキャッチコピーは、GT-R復活というスポーツカーの歴史に残るR32のイメージらしくないですが、本来のスカイライン像に近いので好みだったりします。このCM路線はR33前期でも引きずられていますね(R33の方が少し若々しくなった気もしますが)。
R33基準車もモデルカーにされる機会も少ないので、TLVNでの製品化にも期待!
ECR32後期が製品化された翌月、早くもバリエーションが増えました…
日本車の時代シリーズ第15段
スカイライン4ドアスポーツセダン GTS-t TypeM(1989年式)
通常の箱だけでなく、更に大きいブックケースにも入れられたブックケースに収められた、日本車の歴史に名を残す名車を振り返る特別な仕様。そのケース内側にはR32開発主管の伊藤修令氏へのインタビューが記載されています。
思えば1989年は他にも初代セルシオなどの名車が他にも多数存在していたものです。バブル時代だったというのもあったからか、この頃はそういう名車が多かったように感じます。
余談ですが、R32基準車がデビューした1989年5月というのは私が生まれた頃でもあります←

こちらで製品化されたのは、デビュー当時のイメージリーダーとも言える、4ドアGTS-tタイプMのジェットシルバーです(レッドパールの同仕様も通常パッケージの製品で同時に発売)。
正真正銘の登場時のイメージリーダーであり、トップグレードと言えます。
前後バンパーやエンブレム、ホイールの意匠違いは勿論、内装も専用のタイプM用ステアリングまで再現されています。こちらは先ほどのECR32後期と異なり、プロジェクターライトを装備しています。…が、こちらはカタログやCMでは通常の角目ライトだったりします。カタログ掲載仕様の忠実再現や後期型のフォグの一見などを考えると、両者でプロ目と各目を入れ替えて製品化したほうが良かった気がするのは私だけでしょうか(;・∀・)
しかし、このスマートかつシンプルな姿はスポーツセダンとして最高の格好良さではないかと思ってしまいます。前期バンパーの再現度も高く、フロントバンパー両端の開口部内にある横桟も精密に再現されている点を見ていると惹き込まれてしまいそうになってしまいます。
それから半年以上間を置いた後に、更にTLVNらしいバリエーションモデルが追加されました…!
HNR32改スカイラインオーテックバージョン
R31スカイラインに続く、第2のスカイラインオーテックバージョン。
RB26DETTを敢えてNA化し、上質な走りを目指した大人のグランドツーリングカーとも言えるモデルです。
実車はATのみ設定されてましたが、これまでのモデルから内装を流用しているからかMTのシフトノブがついているのはご愛嬌←

リアの専用エンブレム類やサイドエンブレムはもちろん、前面もGT-Rに準じたアルミボンネットと基準車では純正オプションだったエアロフォルムバンパーに畜種印刷だったオーテックジャパンマークも細かく再現されています。
バンパーのエンブレム撮影には手こずらされました←
イエロイッシュグリーンパールの独特な存在感を放つ専用車体色から放たれるオーラは特別な限定車ならではのもの。1/64スケールになってもそれは変わらないようです。
それとは全く異なる方向性でオーラを放つのがもう一台のバリエーション…
YHR32スカイラインパトロールカー(茨城県警察仕様)
パトロールカー専用グレードとしては最終世代となるスカイライン。
(この製品では再現されていませんが)トランクリッドにあるGTEのエンブレムが示すとおりRB20Eエンジンを搭載した、無線警ら車としての基準を最低限満たす条件は満たしているベーシックな仕様です。その為か鉄チンホイールにはGXiと同じセンターキャップのみ装備されています(もしや、いつかはTLVNでGXiも製品化する前兆…??) なお、実車はあまりにも4ドアセダンとしては狭すぎるからか国費で全国配備されることはなく、ごく一部の警察本部に独自に配備される程度でした…なお、茨城県警には実際に配備されていたようです。
で、このR32の狭さで国費配備の無線警ら車はGX80マークⅡにとってかわられたため、急遽YY31グロリアパトロールカーを設定し。後にYHK30クルーに引き継がれていったのです。で、交通取締り用YPY31セドリックとほぼ同じ車体の無線警ら車であるYY31グロリア(Y31初期セダン時代は5枠バンパーでしたが)が登場したのに伴い、トヨタも交通取締り用JZS133Zクラウンと同じ車体に1Gエンジンを搭載したGS131Zクラウンを無線警ら車用に設定したと言われていますが…真実はトヨタ関係者のみぞ知る…?

またしても実車パトカーだけで今回のブログの大半を占めそうなので、そろそろTLVNについての説明を。
ホイールや警光灯類には専用パーツを使用しているものの、YHR32パトカーにはドアミラー仕様はありません(;・∀・)
本来なら高速隊のBNR32でお馴染みのフェンダーミラーが装備されますが、TLVシリーズでフェンダーミラーの再現は難しかったのでしょうか(;・∀・)
同じトミーテックのチョロQ ZEROでは後付フェンダーミラーが既に用意されていた頃ですし、後にTLVNでもコンフォート・クラコンでフェンダーミラーが用意されているので、機会があれば有名な愛知県警仕様などでリベンジしてもらいたいものです…!
TLVNのR32といえば、真打ちとも言える存在感と完成度のBNR32カルソニックスカイラインGT-R(91年仕様 #1)が発表されていますね!出来もさることながら値段も高いので、買うか否か悩んでいたりします(^_^;)