
前回に引き続き、ヒコセブンプラスのミニカー特集です。今回はRAI'Sの方です。そうです、
警察車両です!それも
スカイラインです、
RV37です!!
でも
最近北海道で猛威の白黒レーザーパトカーは出てきませんのであらかじめご了承ください()
何故かって?もう国費で配備された車両だけにターゲットを絞らないと破産しかねないので、今更ながら縛りを設けました。遅すぎると言われても何も言い返せませぬが←
ということで、言い訳()もしたところでそろそろ紹介に入っていこうと思います。
2001年に2.5Lクラス初の機動捜査車両として国費配備されたER34後期25GT専用仕様(※)以来、V35,V36と配備されてきたスカイラインですが、現行モデルとなるV37も二度目の大規模マイナーチェンジを経た後に漸く配備され始めました。
※:BCNR33似の16インチアルミホイールやらM-ATx車ということで25GT-Xと思われがちですが、仕様的には25GTベースの特装車のような扱いらしいです。いや、25GTだと鉄チンに5MTという誰得な仕様で全くの別物ですが、そういうことらしいです。私だって「なんでやねん」と突っ込みたいですよ、25GT-XにMOPでオーディオレスにした仕様でいいですやんか←

ということで、国費で全国的…とは言っても台数が少なそうな状態ではありますがたV37の機捜車も配備されたのに合わせてRAI'Sでも製品化され(京商Jコレクションの前期ベースでもなく、おそらく新規金型で一から設計開発された模様)、今年になって発売されました。
2023年11月に公式Twitterにてダークメタルグレーの個体が北海道警察レーザーパトカー仕様と共に開発中である旨が発表されたものの、どういうことか後から発表された宮沢模型限定品仕様の方が先に(警視庁高速隊新コールサイン仕様のGRS214クラウンアスリートと共に)発売される事態となってしまいました←
いや、宮沢模型限定品自体は珍しくないけれども、既存製品のバリエーションとして後から出されることが多い中で、2024年3月に宮沢模型限定品のほうが先に出てきてしまうのは非常に稀なことです(;・∀・)
ダークメタルグレー&北海道警レーザーパトカーは遅れて5月末に発売されました。とりあえず、時系列的に宮沢模型限定品から紹介していきますか()

スーパーブラックの塗装色を身にまとった個体を製品化しています。黒い車体にはさり気なくユーロアンテナがルーフ後端に立ち、回転灯は助手席寄りに載せられた状態となっています。フラットビームも展開していますが、どういうわけか運転席側に。フロントガラスに反射した赤い爆光が視界を奪って危なっかしいとしか思えないのですが(一部地域の年頭視閲式で見られますが、流石に実際の運用ではしていません…よね?(;・∀・))
ホイールは実車に合わせてGT(ボトムグレード)の17インチホイールを履いていますが、なんか妙にデカくて扁平な気が…?見た感じ19インチくらい??
きっとVA系後期型WRXを製品化してもVAG(S4)の交通覆面だけでなくCAR-NELで市販車のVAGタイプSも発売していたのと同じように、こちらもきっと市販車400Rを出す気なのでしょう。で、それを念頭においた設計なのでしょう(すでに試作品がモデルカー雑誌に掲載されたり、イベントにて展示されたりしています)。後は他にも違和感があるような気もしますが、それはまた後ほど説明しましょう。

そして先に発表されていたのに後から発売されて不遇な(?)、ダークメタルグレーの子です。おぉ、あわれあわれ。
車体色の違いだけでなく、回転灯もルーフ中央寄りに設置されている以外は全く同じ仕様です。えぇ、運転席側に設置されたフラットビームも同じです()
じつは二台とも、フロントバンパーのウインカー周りがブラックアウトされ、リアバンパー中央下部が艶消しブラックで塗り分けされているのですが…
これボトムグレードじゃなくてGTタイプSPのスポーツバンパーじゃねーか!!w

因みにGTと同タイプPなら本来ならこのようにバンパー全体が車体同色となるのが正解です。この画像は昨年の富士スピードフェスティバルのパドックにて撮影した一台。どれだけRV37に恋い焦がれてたんだ←
そんな事を思っていた矢先、ダークメタルグレーの個体を眺めていると、少し手が当たっただけで…
回転灯がポロリと落ちてしまいました_| ̄|○ il||li
うん、上の画像を見ても分かる通り、何か妙に取り付けが緩くて車体との間に隙間が空いていたんですよね…
前述の通り400Rとしての製品化は確定していますが、一般的なGTシリーズの製品化はアナウンスされていません(そのうち新規金型で製造した元を取るためにバリエーション増のために売られる可能性も否定できませんが^^;)
ということで、市販車仕様のGTを作ろうではありませんか!

取り急ぎKV36用に買った
貼っとこCarを切り出して回転灯の取付穴を塞ぎます(画像では雑な切り方ですが、後に丸く切り出したものに貼り直しました^^;)。
本来ならば父親の前愛車であるYV37ように発注したダークメタルグレーのが同色なので都合が良いのですが、残念ながら車から下ろした後に行方不明となっていました(汗) 取り敢えず色味が似ていなくはないので暫くコレで凌ぎます()
回転灯を外したからには内装のフラットビームも外します。どうせ内装をいじるのなら、今回もまた
内装を解剖したついでに外せるものは可能な限り外してみます!
余談ですが、この作業中に運転席側ドアミラーも固定が緩かったのか外れてしまいました…どれだけ施工不良が多いんだ、この個体は()

内装は黒基調で実際に配備された個体と合わせてあります。助手席正面のインパネには新しいMPR無線のマイクを意識したのか、ストップメーター用と思しきパーツを縦向きに接着されており、ドリンクホルダーには実車ならサイレンアンプがあるはずですが、ここには無線機パーツが。
最初はパトカー専用と割り切った専用内装部品にしてあるのかと思いましたが、よーく見ると無線機の下にドリンクホルダーの凹凸が見えたので精密ドライバーで軽く突くと外れてしまいました…先述のマイクらしきなにかも同様。一台一台、こうして貼り付けているのでしょうか(;・∀・)

サイレンアンプはどこだ?と探してみましたが、まさか肘掛けの上に正面を向いて鎮座しているのは予想外でした(汗)
実際の捜査車両とは配置が異なりますが、かといってありえなくもない配置…もしかして北海道警のレーザーパトカーに合わせた配置をしている可能性も否定できません。ちなみに無理やりドライバーでこじって剥がそうとしましたが、こちらは全くビクともしませんでした()
先ほど400Rでの市販車も…といった割にはシートはGT(但しタイプSPスポーティパッケージを除く)と同じ通常シート形状。すでに400R市販車の試作品は完成していますが、キルティングまでついたスポーツシートが再現されるのか否か気になるところです。400R市販車もVABやJB64/74ジムニーのように市販車仕様が大量に出ることにもなるでしょうし、その際にはタンカラーのプレミアムインテリア仕様や白革内装も再現してほしいものです。もちろん前席シートもしっかりと作り変えたうえで!!

外装が(ホイール以外は)タイプSP仕様ということで、アルミ調フィニッシャーも塗装して再現…したつもりでしたが、細かい塗り分けは雑な上に、車外からは分かりづらいので施工しなくても良かったかも()

外装ではユーロアンテナも外して貼っとこCarで隠し、「機動捜査隊」と書かれたナンバープレートも必死に塗装を剥がしてほぼ完全な市販車仕様に!
あとは
ハイストーリーのHV37後期タイプSPからホイールを移植すれば完璧なのですが、ドナーとするには高価すぎますし、何よりもったいない(よくある窓浮きのジャンク品であっても勿体ないです^^;)
スポーティパッケージでないタイプSPにスタッドレスとして17インチを履かせたと割り切るべきか、純正品にこだわらずにアフターパーツとして売られている適当な交換用ホイールに交換してごまかすか悩んでいますが、いずれにせよそこまでのスキルと度胸はありません()
そのうちなにか動きがあるかもしれません。動きが無いままの可能性も高いですが←

因みに上記の固体の改造を手掛けている最中、Amazonアウトレットで外装が僅かに破損しただけの上物が格安で売られていたので、赤灯をつけたまま残すようにとっさに増車!
回転灯もドアミラーも含め、最初に買った個体と違ってパーツの固定もしっかりしています。もちろん傷も使用感もない新品そのもの!

しかも外装の破損と言っても僅かこれだけ…
これくらいで返品されてアウトレット品行きだなんて…勿体ない気もしますが、前回のジムニーよりも遥かにコスパが最高で実に美味いですw

回転灯から車内に伸びるコードが再現されていないのは流石にありえないので、黒やグレーのカッティングシートを細く切り出して貼ることで再現!
毎度お馴染みですが、これもまた
カーロケ端末レプリカ作成の際に大量に買った余りです。本当に何にでも使えて便利ですなぁw