
最近はミニカーコレクションが増えることが少なくなってきました…実車絵の支出が増えてきたということなのですが、ブログ開設当初からそこそこ人気を得ていたブログカテゴリーだけに、少し申し訳なくなってきます(´・ω・`)
でも、わざわざ紹介するまでもないモデルを取り上げるのもなぁ…と思っていた矢先に、かなーりレアなミニカーを頂きました!
それが、この
大阪府警察限定販売のGRS200系クラウンパトロールカーのトミカです。
ブログ開設当初に紹介した
17クラウンパトカーのチョロQと同様の販売形態を持つトミカで、大阪府警本部内の売店や大阪府内の運転免許試験場内の売店などで販売されています。
販売元は一般財団法人 大阪府警察職員互助会であり、そこの委託を受けてトミカの製造元であるタカラトミーの子会社であるタカラトミーアーツが製造・納入を行っていることが外箱裏面の表記から伺えます。
箱の中にはシールが入っており、大阪府警のマスコットである、
フーくん・ケイちゃん、そして大阪府警察職員互助会のものと思しきマークのステッカーが同封されています。これは恐らく、コレクターズアイテムとしてのアイテムではなく、大阪府警で働く職員が子どもへのお土産などとして使ってもらう事を考えているのではないか?と考えられます。
余談ですが、トミカに同梱されているステッカーは”黄色い台紙と透明なシール、そして車体への貼り付け例のイラスト”の組み合わせで、私が幼い頃から変わっていないですね(貼り付け例のイラストは着色されていない線画でしたが)。個人的には、流面形ことST16#系セリカのラリーカーのトミカに同封されていたステッカーだという印象が強いです。今回のトミカに全く関係ない余談ですが(大事なことなので二度言いました←)
ところで、先述のチョロQは発売当時に市販されていた市販品のクラウンパトロールカーチョロQ(警視庁表記)の外箱と表記を改めただけのものでした。では、
このトミカも一般向けに市販されているクラウンパトロールカーの表記を改めただけではないか?と思われる方も多いのではないでしょうか?
そういうわけで、
市販されている「トミカ110番:トヨタクラウンパトロールカー」と比較してみましょう。
※今回は現在も販売されている警視庁仕様の通常品ではなく、大阪府警表記の初回限定版を使用してみました。箱の凹みは気にしたら負け(ぉ
色々と気になる点はあるかと思いますが、違いをまとめると…
・昇降機の有無(大阪府警限定版:なし 通常品:あり)
・グリルの銀色塗装の有無(大阪府警限定版:あり 通常品:なし)
・テールランプのクリアパーツ仕様の有無(大阪府警限定版:あり 通常品:なし)
・車体サイズの違い(大阪府警限定版:1/63 通常品:1/69)
つまり、何を言いたいのかというと…
同じ車種のパトカーでありながら、全くの別物
ということです。
うーん、これは一体どういうことなのでしょう…?
そこで、今は既に絶版品ですが、「トミカ32番:トヨタクラウン」(200系)と較べてみましょう。
※こちらの32番クラウンもフロントグリルやテールランプの塗装に手を加えてあります。フロントグリルの色挿しが微妙に間違っていたり、テールランプのシルバーのラインが歪んでいるのは貴方の目の錯覚です。いいね?←
うん、
完全に一致
してますね。
つまり、
大阪府警限定200クラウンパトカーのトミカは通常品のパトカー仕様をベースにしたのではなく、通常品の市販車をベースにした仕様
ということです。
何故かって?何故なんでしょう??(ぉ
素人なりの邪推ですが、
「よく売れるであろうパトカーのトミカだが、市販車をベースに赤灯(と昇降機)を搭載すると車体サイズとともに箱も大きくなって店頭でトミカ専用什器に陳列するとかさばりやすいので、車体ごと小さくして市販車と同じサイズの箱のサイズに収めた。専用什器を必要としない今回の製品ではサイズに拘らないため、あえて大きくした」
とか、
「大阪府警察職員互助会職員の”市販品と同じ製品なんて出したら互助会員の皆様に申し訳ない…!”という強い思い」
とか、
「タカラトミーアーツ側営業マンの強いこだわり」
の何れかではないか、と予想しています。
真相は定かではありませんがw

通常品の市販車仕様をベースにしているためか、リアエンブレムのタンポ印刷やマフラーの塗り分けも通常品並みの細かさです。
ただ単に市販車仕様と全く同じ印刷をしているというわけではなく、Cピラーエンブレムやグレードエンブレムは印刷を省くことでパトカー仕様を再現しようと努力しているのが伺えます。
…が、
200系クラウンパトカーの実車は車名エンブレムも装備していないのですが…まあ、これはご愛嬌ということで(;´∀`)
と言うか、
実車と違いマイナーチェンジ前の初期型がベースになってしまっているのですが、そこまで責めるのも酷なので、見なかったことにしておきましょう(ぉ
尚、ルーフのコールサイン「大阪1」は、職質指導班が使用している18クラウンの大阪5号車に倣っているものと思われます。昔もブログのネタにしていますが、「大阪◯◯」と付けられているパトカーの大半が他の部署で使用されていた車両のお下がりであることが多いため、実際の大阪1号車は200クラウンでなければ、屋根上のコールサインも表記していないと思います(
参考リンク)
ちょっと細かい点まで突っ込んでいますが、
おもちゃとしても満足できる出来であり、コレクターから見れば通常品の表記変えで済ませていない力作として大満足できる商品ではないでしょうか。
<おまけ>

トミカの3月の新製品、
スバルWRX S4覆面パトカー
高知県警の交機で実際に活躍している交通取締り車両をモデルにしているのでしょう。
警察車両も好きであれば、VAGも好きな私にとってとても期待していた商品だったので発売当日に即ゲット!
箱絵は既に発売されているWRX STIタイプSからリアスポを消して車体色を変え、赤灯を載っけただけ…勿論、フェンダーエンブレムも赤文字のSTIのまま(S4だとWRX表記で色なし)
まあ、一から新規絵を描けというのも酷ですしね…(;´∀`)
で、中身の商品は車名エンブレムの印刷もなく、リアスポがないだけのWRX STI状態…勿論、シャーシ底の刻印も”WRX STI Type-S”のまま…(汗)
S4が好きな私にとっては拍子抜けしてしまいました…ということはなく、これはこれで満足していますw
Posted at 2017/04/08 23:06:13 | |
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