南米旅行3日目。
今回の南米旅行の主要な目的は
1 ナスカの地上絵
2 マチュピチュ遺跡
3 イグアスの滝
を見ることです。
3日目にしてやっと一つ目の目的地です。
この日の朝、6時にホテルを出発。
バスで飛行場に向かいます。
飛行場で搭乗手続き。

このセスナ機に乗ります。
2列12人乗りなので全員窓側に座れます。
気象条件が悪いと飛びませんが、
この日は快晴微風、まったく問題ありません(^^)
いよいよもう直ぐ憧れのナスカの地上絵が見られます。
ワクワク(^^)
飛行時間は30分です。
どこまでも広大な砂漠が広がっています。
2000年も前に描かれた絵を
この乾燥気候が守ってきたのだとか。
先ずは「クジラ」の絵が歓迎のごあいさつ♪
私たちが乗ったセスナ機の機長は
片言の日本語ながら「クジラ!」とか言って
ガイドしてくれたので助かりました。
「サル」
写真で見ると「サル」だと分かりますが、
砂漠には色々な線や自然の模様が混在しているので、
「絵」を探すのは大変です。
事前に代表的な絵の写真を頭に入れておかないと
見逃すことになるかもしれません。
「イヌ」
カールのお土産にゲット出来ました(笑)
ナスカの地上絵が発見されたのは1939年。
その地上絵を人生を捧げて守ろうとしたのが、
ペルーに永住したドイツの女性マリア・ライヒェ。
彼女の物語をテレビで見て感動しましたが、
まさか彼女が守ろうとした地上絵を
こうして自分の目で見ることが出来るなんて!
嬉し過ぎます!
しかし、地上絵の保存は簡単ではないようです。
地上絵のあるナスカ高原を切り裂くように走るパンアメリカンハイウェイ。
ハイウェイによって破壊された地上絵。
そのほかにも、
昨年はトラックが侵入して地上絵を踏み潰したり、
数年前には自称環境保護団体のグリーンピースが
地上絵を壊す事件が起きていますし、
10年前には流れ込んだ大雨の水で
一部の地上絵が破壊されたそうです。
人が、あるいは自然環境の変動が、
少しずつナスカの地上絵を蝕んでいるのですね。
代表的な地上絵「ハチドリ」

こちらも代表的な「コンドル」
長さは135m。
普通は30~100mのものが多いようです。
「手」

これまで700を超す地上絵が発見され、
現在も新たな地上絵が見つかっているそうです。
「渦巻き」

このほかにもたくさんの地上絵を見ることが出来ました。
【セスナからの撮影機材】
セスナに持ち込んだ撮影機材は
1 ミラーレスカメラZ7+24ー70mm標準ズームレンズ
2 ミラーレスカメラZ6+14-30mm超広角レンズ
3 アクションカメラ(GoPro)=動画専用
の3つ。
この3つで撮影しながら、
憧れの地上絵を目に焼き付けるために
地上絵をガン見したりと、
とても忙しい30分の飛行でした(笑)
搭乗前、どのレンズを使うか迷いに迷いましたが、
実際撮影してみて24ー70mm標準ズームレンズが
1番使い勝手が良かったです。
先にも書いたように、どこに地上絵があるのか
探すのが一苦労です。
それにファインダーを覗きながらの撮影は
即飛行機酔いにつながります。
そんな状況なので、それらしきものがあったら
取りあえずノーファインダーで広めに撮影しておき
後でトリミングする方法をとりました。
広く撮っておけば
中心から被写体が外れていても何とかなりますから。
そういう撮影スタイルのワタシ、
セスナの高度と地上絵の大きさを勘案すると
24ー70mm標準ズームレンズがベストセレクトでした♪
望遠レンズも持参したのですが、
望遠レンズはノーファインダー撮影では的を外すし、
例えファインダーを覗いても
被写体を簡単にはロックオンできないでしょうから
使用レンズから外しました。
【飛行機酔い】
機内は離陸直後から興奮した人たちで賑やかで、
地上絵を見つけるたびに写真を撮ったり、
「サルよ!」「ハチドリよ!」と大騒ぎでしたが、
15分過ぎたころからシーンと静まりかえり、
会話がなくなりました・・・
皆さん、飛行機に酔われたようです(笑)
妻も酔っていました(^^;
添乗員さん曰く10人中9人は酔うとか。
乗り物酔いされる方は事前に酔い止めを飲んだ方が良いかもです。
地上絵を見せるために
機長がセスナ機を何度も旋回させますが、
この旋回時のGによって酔いやすくなるようです。
私はノーファインダー方式で撮影したことと、
3つのカメラを使っての撮影と、
地上絵を目に焼き付けるためのガン見とで
ヒジョーに忙しかったので、
酔う暇がありませんでした(笑)
そして、
夢心地の遊覧飛行を終えて空港へ戻ります。
ナスカの市街地↓
何のために地上絵は描かれたのか?
そしてどうやって描いたのか?
いくつかの説がありますが、
未だに真実は分かっていません。
2000年前のことが今でも
謎のままのナスカの地上絵。
これぞロマンです(^^)
ありがとうございました♪
一旦ホテルに戻り朝食です。

独特の雰囲気を持つホテル。
南米という感じです(^^)
ホテルのプール。
水着を持って来れば良かったな~。

ナスカの地上絵の余韻を楽しみながらの朝食♪

意外と優しい味付けのペルー料理。
私の好みに合っています。
アルパカへの餌やり体験(^^)
この後、ホテルを出てナスカの街とお別れです。
このホテルの門も閉められています。
バスが出入りする時だけ警備員が開けます。
この日は再びリマに戻ります。
パンアメリカンハイウェイから見るナスカ高原
途中、
ナスカ高原にある展望台ミラドールに立ち寄ります。
高さ20mほどの展望台、
倒れないか心配です(^^;
右足親指を骨折しギブスを巻いている妻も
展望台に上りました(@@)
展望台からは地上絵の「グアランゴの木」を
見ることが出来ます。

再びバスに戻り、
パンアメリカンハイウェイをリマに向かってひた走ります。
リマまで約10時間(涙)
荒涼たる乾燥地帯がどこまでも続きます。
10時間かけてリマのホテルに着いたのは
夜の9時20分。
それから食事して部屋に入ったのは10時30分。
2人が泊まるにはもったいない広々した部屋ですが、
翌朝は6時半にホテルを出発予定。
残念ながらゆっくり出来ません(^^;
明日はリマから飛行機でクスコに飛び、
クスコで少し観光した後、
バスと列車を乗り継いで
マチュピチュ村まで行きます。
クスコでの2時間の観光を除けば、
明日も大半は移動になります(涙)
南米は本当に広い。
南米旅行その4に続く
南米旅行その1 1日目:出発の日@羽田から成田までレクサスのタクシーで移動
南米旅行その2 2日目@儚いハーレムの夢+リマからナスカへ10時間のバス移動
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Posted at
2019/10/29 22:11:03