3年前の今日、長女がたまたま用事があって出掛けた先で車を降りると、
駐車場の隅っこに何やら得体の知れない物体が。
長女はその物体が「汚れた雑巾」に見えたそうです。
でも何だかおかしい・・・
その物体に近づいてみると、何とそれは
薄汚れて横たわり全く動かない猫!!
ピクリとも動かず目は閉じたまま。
息はしているのかしていないのか分からない状態。
死んでいるのかなと思いつつ、長女が恐る恐る顔に息を吹きかけてみると、
やっと聞こえる小さな声で1回だけ「ニャー」と鳴く反応が!
しかしその後は目を開けることもなくまったく動かず横たわったまま。
まさに瀕死の状態です。
「ニャー」と鳴いたことでまだ生きていることが分かった長女は、車に積んでいたバスタオルで猫をくるんで動物病院へ急ぎました。
ところがこの日は日曜日のためどこも休診日。
困った長女は母親(私の妻)に電話。
妻が調べたらカールとチョコがお世話になっている動物病院がやっていることが分かりました。
ただ「今の時間は休診時間中だから30分後に来てください。」とのこと。
妻がそのことを伝えると
「待てない、今にも死にそうなの!何とかして!」
と必死に訴える長女。
そこで妻が動物病院に事情を話し、直ぐに診て貰えることになりました。
もちろん時間外診療です。
妻も動物病院へ走り長女と合流。
その猫を先生が直ちに診てくれた結果、先生から
「この猫は極度の栄養失調、極度の脱水の状態にあり、いつ死んでもおかしくありません。瀕死の状態です。今死ぬかもしれません。」
と説明がありました。
診察台で診療中の猫
さらに先生から
「この猫は成猫で完璧な野良猫です。
治療するには入院が必要ですが入院中に死んでしまう可能性がとても高いです。
その場合でも入院費が生じます。
入院させますか、それとも連れ帰りますか。」
との説明と質問が。
私なら入院させるか迷って考えるところかもしれませんが、長女は「入院をお願いします。」と即答。
ちなみに時間外診療費も入院費も全て妻が支払いました(爆笑)
入院した猫。○印のところにいます。
24時間点滴です。
入院時の体重は1.5㎏。
先日1歳になったばかりのルナが4.2㎏ですから、如何に生命が危機的な状態にあったか分かります。
点滴を受けている間も動けない猫。
ほぼ毎日みんなでお見舞いに行きました。
命の危険は続いていましたが、そのまま入院を続けたら我が家の家計を圧迫することになりそうだったので、先生と相談して通院治療に切り替えることにしました。
6日間の入院から退院する時、先生からは
「今も極度の栄養失調、極度の脱水症状、極度の貧血のままです。他にも腎臓などにダメージを受けています。いつ死んでもおかしくない状態がまだ続いています。」と言われました。
ところでこの野良猫を誰が世話するのか?
長女が当然のように言いました。
「お父さん、お母さん、お願いね。」
予想どおりです(笑)
退院して我が家にやってきた「完璧な野良猫」
もの凄い形相でこっちを見ます。
近寄ると「シャー」と威嚇してきます。
でも威嚇することが出来るまでになって良かったと妻と大喜び(^^)
動物病院でブラッシングしてもらって汚れがかなり落ちていました。
それでもまだまだ汚れが目立ちます。
早く体力を回復させるために、空いている6畳間にカーペットを敷き詰め「完璧な野良猫」専用の部屋にして、落ち着いた環境を作ってやりました。
上の段ボール箱がベッド代わりです。
最初の3日間はフードを全く食べなかったものの水は飲んでくれました。
4日目からは少しずつフードも食べるように♪
我が家で飼うことになった「完璧な野良猫」にも名前が必要です。
名前は「ビビ」と命名。
少しのことでビビる猫だからです。
命名者は長女。
時間外診療を受けさせ入院費を支払わせ、世話をすることまで押しつけた長女が名付け親とは(笑)
ちなみに歳は、歯の状態や顔立ちからして
1歳ぐらいと思われました。
3週間目ぐらいからは触っても「シャー」と言わないようになりました(^^)
目はまだ警戒心マックスです。
1ヶ月を過ぎると箱から出て来るようになりました♪
警戒心が少し緩んできたようです。
我が家で暮らしていく上で慣れてもらわなければならないことがあります。
それは犬のカールと猫のチョコに慣れること。
先ずはカールから。
呆れるぐらいフレンドリーな性格のカールなので、慣れてもらう役にぴったりです。
すると初対面から直ぐにビビに近寄り「あなたは誰?」(カール)
「わーい、女の子だね!仲良くしようね♪」(カール)
カールは女子であれば人でも猫でも大好きなようです(笑)
調子に乗って迫りすぎてビビに怒られるカール(笑)
動画リンク↓
一緒に日向ぼっこ
チョコはビビを見ると「シャー!」と威嚇してしまうので、これは慣れは無理かなと思いました。
ところがビビがチョコを慕って、チョコの後をついて回っているうちにチョコもビビを受け入れるようになりました♪
体力が回復した頃、避妊手術を受けました。
後日ビビが体を触らせてくれるようになって、動物病院の先生が「完璧な野良猫」と言った意味が分かりました。
足の裏の肉球がガチガチに固いのです。
家猫の肉球のブニョブニョの柔らかさに比べると驚くほど固いことにビックリ(@@)
固い上にガサガサ。
これだけで完璧な野良猫だと判断できたのですね。
この肉球から想像するに、如何に過酷な環境で生きていたのか・・・
そして歩き方。
我が家に来て
2ヶ月ほどは匍匐前進でしか歩けませんでした。
まるでゴキブリのように体をペッタンコにしてお腹を床に着け歩くのです。
脚は曲げたままで歩くのでほとんど見えません。
しかも猫特有の猫背も最初はありませんでした。
肩からお尻までが平べったい板のようでした。
数ヶ月したら猫背になっていきましたが、きっとギリギリ体が入れるような上下の狭い場所で暮らしていたのでしょう(悲)
過酷な環境で生活し、親離れしてからは臆病な性格が災いして自分で食べ物を見つけることもままならず、次第に体が衰えていき、最後は飢えの中で動くことすら、目を開けることすら出来なくなり瀕死の状態になったのかも知れません。
元々生えていた毛は極度の栄養失調だったためごっそり抜け落ち、代わりに新しい毛が生えてきました。
ところが今度はビックリ!
どんどん毛が伸びていくではないですか。
元「完璧な野良猫」なのに、美しいメヌエットに似た毛並みです。
ゴージャス♪
可愛い♪
しかし、この長毛が大問題の元に。
毛繕いで飲み込んだ毛とウンチが絡んで、お尻から毛で繋がったウンチを引きずって部屋を歩くという悲劇が発生(涙)
そのため今はハサミとバリカンを使って短くしています。
昨年保護したルナとの相性はとても良いです。
2匹でよくじゃれ合います。
2匹と一緒の妻
私といるよりも遥かに幸せそうな妻です(^^;
保護当時瀕死の状態で体に多くのダメージを受けていましたが、その後、後遺症もなく元気で3年目を迎えることが出来ました。
PCゲームをしている私の前に来て「遊んでよ」と見つめるビビ。
幸せ~な私♪
撫でてやると直ぐにゴロゴロ喉を鳴らす甘えっ子
うちの子になってくれてありがとう(^^)
今日は我が家の子になってくれた3回目の家族記念日。
そして、保護した日を誕生日にすると、
今日は4歳の誕生日(^^)
今夜はご馳走が待っているよ♪