今年1月末に
ニューPCを自作。
パーツはGPU(グラボ)を除き全て新品で組み立てました。
GPUは旧マシンで使っていた「GeForce GTX 970」で十分だからです。
ところが(1回目/笑)
事前予約した3月発売予定の「FINAL FANTASY XV」PC版を4Kディスプレイで快適にプレイする
にはGPUのウルトラハイエンドである「GeForce GTX 1080 Ti」が必要であることが判明。
止むを得ず「GeForce GTX 1080 Ti」を購入することに。
(画像はGIGABYTEからお借りしました。)
ところが(2回目/笑)
バカ高いはずの「GeForce GTX 1080 Ti」がどこの店頭にも無く、ネットショップも軒並み品切れ。
売れ筋商品が品薄なら分かりますが「GeForce GTX 1080 Ti」はウルトラが付くほどの高価な
ハイエンドGPUです。
しかもどのショップもほぼ2月9日を境に一気に値上がりしています。
10万円が14万円になっているケースまである始末(呆)
高騰と品薄の原因はいったい何だろう?
きっと私と同じように「FINAL FANTASY XV」PC版のために「GeForce GTX 1080 Ti」を求める人が
いるのかもしれない。
それらの人が一斉に買い求めようとしたため、このような高騰と品薄が起きたのかもしれない、
そのように推測しました。
ところが(3回目/笑)
「GeForce GTX 1080 Ti」の高騰と品薄の本当の理由が、PCゲームとは全く関係のない世界に
あったとは・・・。
その理由は何と仮想通貨によるものでした。
ビットコインと始めとする仮想通貨の発行や取引は国や銀行を介せず行われますが、
その取引はP2Pネットワーク上で行われるそうです。
この取引の中で二重払いや不正を防ぐことを目的に、過去の取引履歴のデータとの整合性を
とりながら取引の承認・確認作業を行うことをマイニングと言うそうです。
具体的にはその仮想通貨の正しい保有者なのか、重複使用はないかなどを検証し
ブロックチェーンなる取引台帳に追記していくのだそうです。
そのマイニングを行う人をマイナーと呼び、マイナーにはマイニングによる報酬が仮想通貨によって
支払われます。
仮想通貨の入手を狙ってマイニングをする人がいる訳です。
このマイニングは、パーツさえ揃えればワタシのようなオッサンでも可能です。
問題はここからになるのですが、マイニングの検証作業は膨大な計算処理が必要になります。
そのため、その作業に演算処理能力が極めて高いゲーム用のGPUが使用されるのです。
仮想通貨の流出事件があったばかりなのに未だ仮想通貨バルブは続いているのでしょうか。
この仮想通貨のマイニングによって一儲けを企むマイナーたちが、本来はゲーム用のGPUを
こぞって買い求めているのです。
しかもGPUの性能が高ければ高いほど高速処理による高報酬を得られるので、
普通なら簡単には手が出ない「GeForce GTX 1080 Ti」などのハイエンドGPUを買い漁っている、
というのが高性能GPUが高騰し品薄になっている理由でした。
この現状、ゲーマーがマイナーに食われるの図、ですかね・・・(^^;
もちろんPC界からはひんしゅくの声が上がっているようですが、
自由取引の世界では何ら問題は無い話です。
そういうこともあって「GeForce GTX 1080 Ti」購入は中止に。
それに今のGeForce GTX 10シリーズは発売から2年。
次期シリーズのGeForce GTX 20シリーズの噂もちらほら出てきているので、
そちらを狙うことにします。
価格次第ですが(^^;
ちなみに・・・
あちこちのサイトにマイニングによって多額の報酬を得たとする記事が見受けられますが、
そのようなサイトは末尾にマイニングのパーツに誘導するものが多く、
儲けたとの話は眉にツバを付けて見た方が良さそうですね(笑)
それにマイニングによる報酬枠は決められているし、マイニングをやる人が増えるほど
一人あたりの報酬は少なくなるのではないでしょうか。
ま、何をするのも自由ですからやりたい人はやれば良いですね。
それで損をしても当の本人が自己満足を得られればそれで良いわけですから。
ただ、あくまでも自己責任でかつ生活が破綻しない範囲で(^^)
あれれ、マイニングの話ってどこか車弄りと似ていますね(笑)