南米旅行4日目。
この日の最終目的地はマチュピチュ村。
そこに行くためには、
リマからクスコまで飛行機
クスコからオリャンタイタンボまでバス
オリャンタイタンボからマチュピチュ村まで列車
を乗り継ぐことになります。
朝6時30分にリマのホテルを出発して、
夜9時20分にマチュピチュ村のホテルに到着という
約15時間の強行日程です(^^;
各交通機関の所要時間は、
それぞれ1時間半から2時間程度。
途中のクスコで2時間程度の観光があるものの、
それでも15時間もかかるのは
乗り継ぎの待ち時間がたっぷりとってあるためです。
最初、ツアー日程を見たときは
「不効率な日程」「時間の無駄」
と思いました。
しかし、日本では不効率と思われる日程が
ここ南米では必要であることを、
この日体験することになります。
ということで、
リマのホテルを朝6時30分に出発し、
バスでリマ空港へ。

早朝からごった返しているリマ空港。
搭乗手続きのために長蛇の列に並びます。
列は少しずつ前に進み、
私たちツアー客の3分の2ほどが手続きを終えたその時、
事件は起きました。
手続きがストップしたのです(@@)
どうやらシステム異常が発生したようです。
飛行機の出発時間まで2時間近くもあったので
そのうち何とかなるだろう
と思ってのんびり待つことに。
ところがシステムは復活せず
出発1時間前に搭乗手続き終了に(@@)
添乗員と現地ガイドが激しく職員に詰め寄りますが
話は進展せず。
結局、私たち夫婦を含めたツアー客7人と
添乗員が飛行機に乗れませんでした。
他のツアー客は添乗員無しでクスコへ出発(笑)
こ、こんなことってあるの~?
と一同茫然(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
予約チケットを持った客を乗せないのも不思議な話ですが
国内線なのに出発1時間も前に乗せないことを決めることにも
ビックリ。
日本では出発15分でも手続き出来ることがありますから。
このような日本ではあり得ないことがあるから
待ち時間がたっぷりとってあるのですね。
幸いなことに、
システムが何とか復活したことと、
添乗員と現地ガイドが奔走されたお蔭で、
予定の便よりも1時間半遅れの便でクスコに行けることに(^^)
このお蔭で予約してあるマチュピチュ村行きの
列車にも間に合いました。
無駄と思える時間も、
南米ではリスク対応時間として必要なんですね。
さて、気を取り直して
クスコ行きの飛行機に乗ります。
クスコに行けます(嬉)
途中見えた雪を被ったアンデス山脈。

クスコ市街地が見えてきました。
標高3400mの街です!
標高数十mのリマから一気に3400mに!
気を付けなければならないのは高山病です。
念のために高山病の予防薬ダイアモックスを
医師に処方してもらって持参しました。
クスコに到着♪

空港ロビー
ヨーロッパでは多く見掛ける大陸の観光客は
ここ南米ではほとんど見掛けません。
日本人と欧米系が多い印象でした。
クスコ空港前広場

当時インカ帝国の皇都だったクスコ。
侵略してきたスペインに攻められたインカ帝国は
1543年ここクスコが陥落し、
5000年も続いたアンデス文明は
インカ帝国を最後に終焉しました。
栄枯衰勢は世の常とはいえ、
なんとももの悲しいペルーの歴史ですが、
長く続いたスペインの支配に抵抗して起きた独立戦争によって、
1821年にペルーは再び独立するに至っています。
それはともかく
先の飛行機でクスコに着いたツアー客と合流するために
予約してある昼食のレストランへ向かいます。
クスコの街並み

クスコに限らずペルーでは放し飼いの犬を多く見掛けます。

最初は珍しかったので写真を撮っていましたが、
途中から飽きてきました(笑)
放し飼いの犬は、飼い犬なのか野良犬なのか分かりません。
でも、どの犬も穏やかでした。
昔は日本でも犬は放し飼いが当たり前でした。
犬だって繋がれるのは嫌だから、
繋がれた犬は問題行動が多くなるのかもです。
クスコの街を歩いていると
こういう可愛いアルパカの子供に会えます♪
でもお気を付け下さい。
写真を撮るとお金を要求されます。
それがこの人たちの商売です。
もちろん私は
お金を払ってでも写真を撮りたかったので
問題なしどころか、出会えてラッキーでした♪
いや~民族衣装を着たおばちゃんも可愛い♪
観光客が多いです。
先の飛行機でクスコに着いた人たちと無事に合流し、
昼食です。
3400mの高地では身体が慣れるまでは
高山病予防のためにお酒は控えた方が良いです。
でも私は高山病予防薬を飲んでますから♪
さっそくワインをいただきます(^^)
ペルー料理の多くに使われている鶏肉。
しかし、
その鶏肉は胸肉だけ。
ペルーでは毎回のように鶏肉が出て来たのに、
一度ももも肉が出てきませんでした。
これには他のツアー客の方々も不思議がっていました。
ミステリーです。
飲むか飲まざるべきか、
問題のコカ茶!
コカは茶であろうがクッキーなどに加工してあろうが
日本では麻薬及び向精神薬取締法により違法薬物とされています。
どうすべきか・・・
普通に飲みました(笑)
コカ茶の場合、
薬物としての依存性は強くないので
それほど問題はないらしいです。
でも夜飲むと目が冴えるのでやめた方が良いとのこと。
ツアー中何度も添乗員さんが
「絶対にコカの葉やコカクッキーなどを日本に持ち帰らないで下さい」
と注意していました。
昼食後はクスコ観光へ。
アルマス広場の犬
ラ・コンパニア・デ・ヘスス教会
路地が狭い
本当に狭い(笑)
サント・ドミンゴ教会
元々はインカ帝国のコリカンチャ(太陽神殿)として造られていたものを、
その土台の石組を利用してスペインが教会にしちゃったという歴史の教会。
ちなみに、
インカ時代の石の壁は
紙も通さないと言われるほど隙間がありません。
現代でも困難であろうことを
インカの人たちはやっていたことに驚きます。
サント・ドミンゴ教会から見るクスコの街

クスコ観光を終え、
今度はオリャンタイタンボにバスで向かいます。
距離にして80㎞。
所要時間は2時間。
オリャンタイタンボはマチュピチュに行くための鉄道の駅です。
これまでの移動時間を思えば
2時間なんて直ぐだなと甘く考えていたワタシ・・・
とんでもない2時間になりました(涙)
バスの乗り心地は悪い上に、
道はデコボコで、
しかも途中からは山岳コースでカーブの連続。
はい、酔いました(笑)
ナスカの地上絵を見るセスナ機でさえ酔わなかったのに、
このバスと道にはやられました(^^;
脂汗がダラダラ出て、
もうダメだ、ウウ~
とビニール袋を口に持って行こうとしたとき、
やっとオリャンタイタンボに到着(笑)
人でごった返すオリャンタイタンボ駅。
添乗員を見失ったら間違いなく迷子になる混雑ぶり。
ペルーレイン!
これに乗ってマチュピチュ村に行きます。
マチュピチュはもうすぐです。
この時点で感極まりそうに(笑)
1時間40分かけて
マチュピチュの駅に到着。

夜9時20分にホテル着。
さっそくビールで乾杯してワインをいただきました♪

いよいよ明日は天空の遺跡マチュピチュに行きます!
ああ、寝れそうにない(笑)
南米旅行その5に続く
南米旅行その1 1日目:出発の日@羽田から成田までレクサスのタクシーで移動
南米旅行その2 2日目@儚いハーレムの夢+リマからナスカへ10時間のバス移動
南米旅行その3 3日目@ナスカの地上絵を空から見る
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Posted at
2019/10/30 21:49:49