自宅のベランダの防水塗装をしました。
我が家は築24年。
7年前、屋根・壁のリフォームをした時、業者さんから
「ベランダに張ってある防水シートはまだ大丈夫。」
と言ってもらいましたが、
防水シートを長持ちさせるには傷む前にケアすることが大事。
傷んでからは大工事になることも( ̄□ ̄;)
ということで、
2階ベランダの防水シートのケアをすることに。
やり方は今の防水シートの上に
新たに「フル」で防水塗装をする、という方法です。
築年数が浅ければ、
太陽熱などからシートを保護する上塗り(トップコート)だけでOKですが、
築24年なので「フル」で防水塗装します。
ここでいうフルとは
①下塗り ②中塗り ③上塗り
の3工程の塗装をすべてやる、という意味です。
そうすることによって、
防水シートを強力に保護します。
もちろん今回もDIYです!
こんな楽しそうなことは自分でします(V^-°)
やったことがないものほどワクワク感が高まります♪
ベランダの防水塗装なんて素人には難しそうですが、
塗料メーカーが作業工程をYouTubeで紹介しています。
私が参考にしたのははアトムハウスペイントの動画(HPのやや下)
「水性防水塗料の塗装手順」
動画で紹介しているのは下地がコンクリートですが、
他の下地素材でも手順は同じです(使用する塗料は違ってきます。)
これを見て私も出来ました♪
ちなみに我が家のベランダの防水シートは
剥がれ、破れ、膨らみはありません。
これらが大きいとき、特に膨らみがあるときは
業者さんにお願いするのが良いと思います。
膨らみは水が浸入してシート下が既に腐食している可能性があるそうです。
作業期間は
1週目の土日 洗浄、クーラー室外機上げ
2週目の土日 雨のため塗装延期
3週目の土 マスキング
〃 の日 塗装
4週目の土 クーラー室外機下げ
の4週間。
塗装はお天気が命で雨天は不可。
空気が乾燥した状態がベストです。
季節的には春と秋が乾燥した日が多いようですね。
では早速作業に。
【1 事前準備 下地処理】
やはり何でも事前準備、下地処理が欠かせません。
先ずはエアコン室外機を持ち上げます。
1台目
手すりに柱を掛け、それに吊り下げました。
1人で上げましたが2人いたほうが楽かも。
2台目
こちらの室外機には下に自作の馬を置きました。
馬は、園芸用の鉄製鉢置き台の脚を切って自作。
買えば高いけど自作なら300円しません。

次に水道のジェット噴射で汚れを洗い流します。
残った汚れをデッキブラシや、ブラシをセットした電動ドライバーで取り除いていきます。
頑固な苔やカビにかなり悪戦苦闘しました(汗)
次にマスキング。
面倒ですが欠かせません。

【2 準備した塗料】
塗装に必要な塗料等は、
①下塗り塗料 ②中塗り塗料 ③上塗り塗料 ④防滑材
の4つです。
①の下塗りは下地と中塗り塗料の密着を高める「シーラー」(プライマー)です。
②の中塗りは「防水塗料」そのものです。
③の上塗りは太陽熱などから中塗りを守る「遮熱塗料」です。
④の防滑材は上塗り塗料に混ぜて、人が歩くとき滑りにくくするものです。
②~④は同じだと思いますが、
①の下塗り塗料は下地素材によって違ってきますので、
下地がウレタンなのか、コンクリートなのかなどを確認する必要があります。
我が家の下地の防水シートは
ウレタン塩ビ。 。
よって
ウレタン塩ビ用の防水塗料を選びました。
次に各塗料の必要量を出すために、
ベランダの面積を算出します。
我が家のベランダは約10㎡。
このセット商品が必要量に近いです。
アトムハウスペイント 水性防水塗料 8㎡セット 中塗り:グレー (ウレタン防水・塩ビシート素地用)
しかし中塗り塗料が7㎡分しかない・・・
仕方ないのでyahooショップで7㎡用と3.5㎡用の二つ、
それとセット商品と同じ下塗り20㎡、上塗り10㎡、防滑材を個別に購入。
ところが個別に購入した方が安上がりという結果に(^^)
アトムハウスの塗料はすべて無希釈でそのまま塗ります。
ちなみに水溶性塗料の欠点が改良され、
今や塗料は油性に代わって水溶性が主流ですね。
水溶性は水で洗えるし扱いが簡単です。
【3 準備した塗装用具】
バケットとローラーはこれにしました。
アサヒペン バケット型万能用ローラーバケセット 5点セット
この棒があるとローラー塗りで腰が痛くなりません。
アサヒペン つぎ柄伸縮タイプ 1200MM
ローラーに接続して立ったままで塗れます。
これがあるとバケットを洗う必要がありません。
アサヒペン バケット用内容器 3枚セット
こんなのがあるなんて後で知りました(悔)
ローラーで塗れないところは刷毛を使用。
アサヒペン ペイント刷毛 お得用多用途用ハケ3本セット

その他
○ベランダの部屋側に敷くブルーシート(塗料を置きます)
○ビニール手袋
【4-1 塗装 下塗り】
下地処理と塗料の準備が済めば、
後は
アトムハウスペイントのマニュアル
のとおりに塗るだけの簡単な作業になります。
塗装は
下塗り 1回、
中塗り 3回
上塗り 2回
の合計6回。
最初の下塗りは1回塗るだけ。
最初は
「どの程度塗料をつけて塗るのか?」
「ローラーに加える力はどの程度か?」
「ローラーを動かす速さはどれぐらい?」
という疑問や不安がありましたが、
数回ローラーを転がすとコツが掴めました。
ちなみに下塗りをしたら、
次の中塗りはその日のうちにしないと
シーラー効果が無くなります。
【4-2 塗装 中塗り】
下塗りから1時間以上経過したら、
中塗り作業に入ります。
中塗りは次の手順で3回塗ります。
1回目は下塗りから1~6時間内
2回目は1回目から後2時間後
3回目は2回目から2時間後
中塗り塗料が少し余りそうだったので、
排水溝に厚めに塗りました。
これが間違いでした(涙)
厚く塗ると簡単には乾きません。
数日はグニョグニョです。
そのため上塗りをするときに
一部の中塗りが少しデコボコになるというちょっとした失敗をやらかしました。
大きな問題はありませんが悔しい(^^;
塗装の大原則「一度に厚塗りしてはいけない」は
いつでもどこでも同じですね。
良い勉強になりました。
【4-3 塗装 上塗り】
次は最後の塗装工程である上塗り塗装に入ります。
上塗りには防滑材を混ぜてから2回塗ります。
1回目は中塗りから2時間後。
2回目は1回目から2時間後。
この頃になると写真を撮るのが面倒に(^^;
だからありません。
早朝から塗装開始して夕方に終了。
1日がかりの塗装でした。
途中、水泳の練習に行きましたが(笑)
【完成】
明るくなりました♪
でも近づいてじーと見ると塗装ムラが少し・・・
ま、素人なのでその程度はヨシとします(^^)
元々の防水シートの上に新たに防水塗装をしたので、
防水性能と耐用年数はかなり高まったはず。
今後は数年ごとのトップコートの上塗りだけで済むと思います。
防水塗装が無事に終わり、
妻からは慰労のお言葉がありました\(^ ^)/
しかし、お言葉だけでした(涙)
作業を見ていた普段はDIYに無関心なお隣さんが
「防水塗装は自分でも出来るの!?」とビックリ。
直ぐに私に同じ材料の購入を頼み、
自分で防水塗装をされました(^^)
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Posted at
2021/06/30 21:41:32