職場近くの公園に住み着いている野良猫のエル。
上から見た公園。真ん中の池を中心に行動しています。
先日の夕方、300mmレンズを1本だけ持ってエルを探してみました。
いたいた、エルだ!
どこか寂しげな姿は野良猫だからでしょうか。
家猫であれば暖かい部屋で飼い主に抱かれて撫でてもらえるでしょうに。
「あんたまた来たの。しつこいね。」と言っているような目(笑)
さっさと向こうに行ってしまいました。
簡単には受け入れてくれません(^^;
尻尾を下げて歩くのはオドオドして生きている野良猫の特徴。
それでもしつこく後をついて行きます(笑)
突然走り出すエル!
カメラのISO設定を変更する暇がなく1/60秒のSSで撮影。これでは失敗写真に。
私の場合、走る犬や猫の流し撮りは1/120ぐらいが丁度良いのに残念。
しかも尻尾を上げて走って行きます。
エルが喜んでいる証拠ですね。でもいったい何故?
答えはエサでした。
公園の近くに住んでいる女性がエサを持ってきたのです。
この女性、エルにエサを与えた後、別な場所に移動してほかの野良猫にもエサを与えていきます。
この女性がエルのことを教えてくれました。
この公園一帯で暮らしている野良ネコは全部で9匹。
そのうち8匹はエルファミリー。
エルがおばあちゃんで、7匹がその子と孫。
あとの1匹は上の写真の黒猫で、2年ぐらい前にどこからかやってきた猫とのこと。
ちなみに、この女性は家でも何匹か猫を飼っている方で、エルの子供も1匹引き取っているそう
です。
この公園では以前から野良猫が住み着いていましたが、数年前、この女性らがお金を出し合って、
また市の補助も受けて、公園の全部の猫を去勢・避妊手術したそうです。
もちろん後からやってきた黒猫も避妊手術済み。
だから新たに猫が住み着かない限り、ここの公園の野良猫はあと数年でいなくなるはずです。
野良猫の仔猫の生存率はとても低く、環境にもよりますが、ほとんどは冬を越すことなく死んでし
うようです。
私も野良猫の仔猫たちが病気で次々に死んでいく現実を目の当たりにしていますので、そのよう
な可哀相な運命の子を無くすためにも、野良猫の去勢・避妊手術はすべきと思っていますし、
自分でも野良猫を捕まえて動物病院で避妊手術をしてもらったことがあります。
こちらはエルの子のビビ太。
ビビり猫だそうです(笑)
この女性が「ここの猫たちは私たちが最後まで可愛がってあげたいと思っているの。」と言ってくれ
ました。
エルたちは良い人達に巡り会えた数少ない野良猫です。
今月末に定年退職する私は、その後は毎日のようにエルたちを見ることは出来なくなりますが、
エルたちが大切にされていることを知り、とても安心しました。
これでエルたちのことを心配することなく退職できます(^^)
そうそう、エルはチャコと呼ばれていました♪
Posted at 2017/03/01 21:42:20 | |
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