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てうてう1のブログ一覧

2023年09月22日 イイね!

秘密のハンカチの話・写真は撮らないで・・

秘密のハンカチの話・写真は撮らないで・・

「てうてう1お願いがあるの」

そう言って来たのは元・カノ○○美さん

「どうした?何か困っているのか?」

話がしたいから逢えないか?という、ココ暫くは忙しくて自分の時間が中々持てない
「じゃあ いつがいい?」と、てうてう1
「出来るなら早い方がいい」と、○○美

では今度の週末とか?それで了解を得た。

迎えた週末、夕方近くになっている。

「久しぶりだな」
「うん・・そうね」

他愛の無い挨拶

「何処行く?」と、てうてう1
「うん・・何処でもいい」という曖昧な答え

何だか元気が無い、そんな○○美を気遣い
「どこか調子が悪いのか?」
「ううん・・大丈夫」

シゲゾウの助手席に座る○○美

淡い色のブラウスに今日はロングのスカート
ショートカットのブラウンの髪は夕日に照らされてキラキラしていた。

「ねぇ・・てうてう1の一番好きな場所は何処?」
「え?・・オレは時々夕日を眺める場所がある、そこへ行くと気分が落ち着く」




「遠いの?ここから・・」
「いや、そんなに遠くない30分も走れば着く」

どうしたんだろう?何かあったのか?

「じゃあそこへ行きたい!私を連れて行って!」
「いいよ」

そこは海を見下ろす高台にある、遥か下の海から晩夏の風が吹き
身体に纏わり付く

少し潮の香りを運んでくる風、熱風ではなく少しだけ秋の装いを纏った風

「あぁ・・ここなのね」
「・・・・オレはココに来るとリフレッシュ出来る気がする」

写真を撮ろうと提案する。

「いいの!写真はいいの!撮らなくて」

暫くの沈黙

「なぁ・・○○美・・どうした?」
「・・・何でもないよ・・てうてう1と海を見たかった」

どれくらい時間が経過しただろう、夕日は沈んでいた。

「てうてう1!私を力一杯抱いて!」
「えっ?」
「お願いだからっ!私が飛ばされないように!しっかりと抱きしめて!」

言葉の理解が出来ないまま強くそして優しく抱擁する





「ありがとう!てうてう1」
「あぁ・・どうした?」


「ねぇ、私達が再会した時の事覚えてる?」
「オレが釣りに行ってた時、後から聞き覚えのある声がした」


「釣れますか?」と、○○美
「釣れますか・・」同じようにてうてう1

友達と旅行に来ている、そして朝の散歩で波止場を歩いていた
栗色の長い髪が潮風に揺れていた。

別れてから2人の間には長い長い時間が流れていたが、声も佇まいも色褪せてはいないように感じられた。





「私も釣竿持ってくればよかった」
「おまえは釣りをしないだろう」

あの時の会話が思い出される。人はいい思い出はよく覚えているものだ。
そして脳内で美化していく生き物である。


「てうてう1ありがとう・・今日は帰る」
「そうか・・何かあれば遠慮なく言えよ」
「うん・・てうてう1・・ありがと・・」

そして送って行った。
シゲゾウのドアを閉める時 ○○美は「さよなら・・さよなら」

いつもなら「じゃあね!」なのに「さよなら」を2度繰り返した。







Posted at 2023/09/22 19:18:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 秘密のハンカチの話 | 日記
2023年04月22日 イイね!

あなた~に逢いたくて~♪

あなた~に逢いたくて~♪
みんカラの皆様ヾ(o・_●・)ノこんばんはぁ♪


今回は「秘密のハンカチの話」です。

話は冬に遡ります。ずっと前に元・カノ○○美さんが今日は鍋料理なので招待したい
という事から、以前から約束?を守り?鍋パーティ?に行きました。




その時は未だ「シゲゾウ」(カロスポ)を買うとは考えていなくて、ただ純粋に鍋料理を食べたかっただけなのです(*^。^*)

勿論!クルマの話もしたように思います。

制服系公務員と呼ばれる職に就いていた私ですが、元々クルマやバイクが好きでした

クルマを買う事を決め、最終は「クラウン」になるのですが



(当時の愛車)

凄く背伸びをして身分不相応な 高級車を買いました)
後に滅多に乗れない クルマのローンに追われる羽目になりますヾ(・ω・`


コロナ・・若い方には別の意味に聞こえるかも知れません。



トヨタ・コロナ・・中型セダンでありながら形が好きでした。
当初はコロナを買うつもりでいたのです(*^。^*)




1500/1800ccのエンジンを搭載し、当時としては直線的なラインがスポーティなイメージを連想させカッコ良かったですねぇ♪GTやGT-TRもありました。


○○美「てうてう1~できたよ~」♪

熱々のお鍋を用意して私を迎えてくれました。





で?ど~した?

クルマの話をして



(画像は内装色が紺色ですからボディは白か紺)

私のクラウン4ドアHTボディは黒(内装色はグレー)
ロイヤル・サルーンはドア内張りやシートに薄く小さな花柄が入ります。


一歩間違えれば今で言うところの「反○会的勢力」の方とか
裕福な階層の方が選びそうな高級車

当時では所謂「フル装備」と言われPS(パワステ)PW(パワーウインドウ)
AC(エアコン)コレはオートエアコンでリアクーラー装備でした。

当時としては贅を尽くしたセンチュリーに次ぐ位置づけです。

センチュリーを最高峰にクラウン→マークⅡ(クレスタ・チェイサー)→コロナ/カムリ→カリーナ→スプリンター→カローラ→スターレット


みたいな流れがありました。諸説ありますが、私の周りではGX3姉妹車
つまりマークⅡ・クレスタ・チェイサーの3車で販売チャンネルが異なり
何れも6気筒1G-EU/1G-GEU という共通のエンジンを搭載していました。

GX3姉妹から外れますが、私の高校時代の先生がスプリンターに乗っていて




カローラよりも





スプリンターの方が上!とか?言い張っておりました。同じフォームですし、どちらでも良かった事を思い出しております(^_^;)

カロリンターなんて呼ばれたりしましたね(笑)




私の上司はこの3姉妹車の中でマークⅡが秀でている長女だと言いマークⅡを

別の上司から3女?のクレスタがトヨタ最高級パーソナルセダンというフレコミにより「クレスタ」を乗っていました。





当時、ペーペーの私は上官(上司)はそうでありましたが、もっとイイクルマ!を選んでしまった訳です(笑)

車格としては「クラウン」が上ですし、かと言って「クラウンを買いました」なんて事は縦社会の中!口が裂けても!それを言う事は出来ません(ーー;)
私のクラウンは型式がMSでしたから、設計の古い2800cc「5M-G型」エンジンが搭載されておりました。

クラウンにも「1G型」エンジンを搭載した2000cc「GS」がスーパーサルーンに設定されていました。



(これは鉄バンパー装着の2000cc車)

同じ2000ccにもM-TEUというOHCのM型6気筒ターボが設定されていました。


彼女だった○○美を一番の高級車に乗せたくて・・
男は見栄を張る生き物なんですね(特に若い頃)


艦艇勤務ですし、一度海に出てしまえば何日も陸に上がる事はありません。
当直が回って来ますから、他の人が上陸していても仕事が山積みでとても上陸どころではないのですヽ(´Д`


ですから、普段は実家にクルマを置いて、バイクで走っていました(笑)
なので私が「クラウン」を所有していたのを知っていたのはごく少数でした。

勿論、転勤(異動)あるあるの仕事です、「クラウン」の存在さえ忘れるほど
気が付けば埃まみれ・・バッテリーは上がり気味Σ(゚Д゚;o)


過去の話は置いておきます。

○○美「私さぁシトロエン欲しいって言ったじゃない?」
私「ああ」
○○美「どーしようかなぁ・・話はあったんだけど、程度がねぇ」(ーー;)
私「いいのが無いんなら買わなくても」
○○美「そうなのよ・・てうてう1はグーちゃんを替える予定は?」
私「オレはないなぁ(この時は)でも、カローラスポーツなんかイイねぇ」
○○美「速そう♪」
私「昔のオレならハッチバックは買わなかったよ、トランク付き買うだろうな」






電話モシモシ(。-ω・。)】ョで。。。

私「○○美オレなクルマ買ったんだ」
○○美「えっ?カローラスポーツ?もしかして?」
私「あぁ・・よく覚えてたなぁ」
○○美「当たり前でしょ!自分の好きな人の事だもん」
私「納車は夏くらいになりそうだ」
○○美「そう・・半年くらい掛かるのね」

でも、実際は2ヶ月と少しでした!(^^)!


私「もしもし・・オレだ」
○○美「どーしたの?」
私「クルマが来たぞ」
○○美「え~早いじゃん?新車でしょ?半導体不足で遅れてるって・・」
私「それが、トヨタが頑張ったみたい」
○○美「じゃぁいつか助手席に乗せてね」
私「一番最初に乗せて走るよ」
○○美「え~私が最初って、何かクラウンの時みたいだね」
私「そうだな、近いうちに時間作ってくれたら」
○○美「ココのところ忙しくてバタバタしてるけど、また言うね」
私「菅田将輝じゃないけど」(笑)
○○美「中条あやみじゃないけど」(笑)




私「今度、クラウンスポーツとセダンが出るってな」
○○美「らしいね」
私「スポーツがカッコいいなぁ」(^_-)-☆



○○美「あっ!カッコいいよね~って?まさか買う・・?」
私「流石にそれはない・・オレはカロスポ気に入ってる」
○○美「ニックネームは?」
私「シゲゾウ」
○○美「は?シゲゾウ?」







理由を話すと爆笑していました(^O^)/





Posted at 2023/04/22 22:23:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 秘密のハンカチの話 | 日記
2022年09月11日 イイね!

赤い傘と戸惑い

赤い傘と戸惑い
その日は雨が降っていた。
天気予報では午後からは幾分晴れ間ものぞくだろうとの予報


週末土曜日 私は指定された約束の場所へと急いだ
指定された時間・・私は時間には正確でありたい、常々そう思っている。

だが、近道をしたのがいけなかったようだ・・
まずい!工事中で渋滞している!ヾ(°∇°*) オイオイ

雨も止んで来た様だが、この渋滞では時間に遅れそうだ。
仕方なく元のルートに戻る。



「すみませんけど、ココに薬局ってあります?」
声を掛けて来たのは見知らぬ男性30~35歳位

そのクルマは突如彼女の目の前に停まり窓越しに声を掛けて来た。

「解りませんけど・・」と答える

彼女はマスクを外し手鏡を見ていた。





「参ったなぁ~薬局行かないと・・困るんだよね」



男は続ける
「どうしても薬が・・」一人でぼそぼそ

「薬局なら少し東のほうに行けばありますよ」と親切心で対応する。

男は「この辺はよく知らないんで・・教えてくれます?」

この時、彼女は自分がナンパされている事に気付かなかった。




「ここから出て、左折してしばらく走ったら看板があるt・・」
彼女は無意識で男のクルマに近寄ります。

「え~?わかんないよぉ、教えてよぉ」

コレで彼女はハッ!と気付きました! ヤバい!・・Σ(゚Д゚;o)

「私、人を待ってるんで!」

足早にその場を離れる彼女「こわい・・こわい・・」


約束の時間3分前・・・

グーちゃんを停めて、急ぐ私
まだ路面のあちこちには水溜りが残っていた。
それらを避けながら指定の場所へ駆ける


「あ!ごめんごめん!遅れたよ~」手に赤い傘を持つ彼女を見つけた私
「よかったぁ~も~来てくれないかって!怖かったのよぉ」

因みに彼女と表現しているが、元・カノの○○美さんの事です。m(__)m

「ど~した?」と尋ねる
「何か知らない男に薬局がないか?って聞かれて・・」

「ナンパじゃね?それ?」





「も~やだよぉ~」(T_T)

「何処行った?その野郎は?」何も危害を加えられていないようだが、一応警戒する、周囲をキョロキョロする。

仮に見つけてもこちらからは手は出さない、専守防衛 m(__)m

我々が待ち合わせたのは、と、あるショッピングモール
○○美の買い物に付き合わされたのだ。

そんな大きな物ではないのだが、少し重い・・買い物は直ぐに終わった。

土曜の午後、夕刻も近づいて人通りも多い

○○美「前にさぁココでひったくりがあったんだよ」
私「へー悪い奴が居るなぁ、捕まればいいのに」
○○美「それが捕まったのよ!私は遠目で見たもん!」
私「おー捕まったのか!悪い奴は捕まればいい!」

○○美は続けます。

○○美「学生のバッグを男がひったくって逃げて、誰か男の人が捕まえて投げ飛ばしたんだって!」

私「  ん・・・?」(見覚えのある・・)




(それ・・自分じゃないのかな?)という考え・・
そう言えばココで女子大生のバッグを盗もうとした男を捕まえて投げた・・


私「そうかぁ~でも捕まったんだろ?良かった」

○○美「でね、その投げ飛ばした男の人はサッとその場から立ち去ったんだって」
私「へぇ~そうなんだ~」

(警察が来たりするとアレコレ聞かれてめんどくさいから・・)

○○美「かっこいいよね~何も言わずに立ち去るなんて、高倉健みたい~」





私「そうだなぁ」(高倉健・・全然似てないし・・)ヾ(´゚Д゚`






○○美「てうてう1もさぁ~私がピンチになったら助けてくれる?」

私「あ・・オレ・・大人しいからなぁ~」(笑)

○○美「国民の負託に応えるんじゃないの?護ってよぉ」(笑)


さっきの怖い怖いはどこへやら・・

○○美「わぁ~美味しそう~♪」




私「ここの焼肉好きでしょう?」





○○美「 ♪ 」

私「すみっこぐらしのバッテリー使ってるんやな」
○○美「てうてう1から貰ったやつ。お気に入りよ」(*^。^*)


ショッピングモールの捕り物の事は100%私の事だと思いますが、(過去のブログ2019年1月に書いております)知らない振りをしておきました。

大体、私って悪役が似合いそうなキャラですから・・(^_-)-☆

Posted at 2022/09/11 18:42:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 秘密のハンカチの話 | 日記
2022年01月04日 イイね!

癒しの法則 4 この夜を止めてよ

癒しの法則 4 この夜を止めてよ
癒しの法則 4でございます。

ベッドに○○美を寝かせて
一安心のてうてう1

淡いグリーンのソファ
テレビのスイッチをOFFにする。

しまった!結局、毛布が準備出来ていない事に気付く

照明を調整して明るさを絞る、リモコンを操作し次第にそれは暗くなっていく
ズボンが皺になるかな?


そんな考えをしながらクッションを枕に身体を横たえた。
目を閉じてみる・・・


白い天井、丸いLED照明・・ここでどんな暮らしをしているのだろう?
朝起きて顔を洗い、歯を磨き化粧をする・・
パンかごはんを食べて出勤だろう

週末になれば誰かと休みの約束をしたり、買い物に行くのかな?


そんな考えが頭を過ぎる・・

全く眠れない・・(ーー;)


引き戸の向こうでは○○美が眠っている。
寝顔を思い出してみる。

その寝顔は昔と全くと言っていい程変わり無い。
美人は得だと思う。



眠れない・・(ーー;)


時計を見る・・・午前1時


眠れない・・眠気が来ない


その時、○○美が寝ている寝室の扉が開く音


目を閉じて眠ったフリをするてうてう1





(このイラスト似ているなぁ)(^_^;)



「てうてう1、てうてう1・・」その声は顔の上から降り掛かる

「寝ちゃったの?風邪引くよぉ」と小さな声と共に胸をトントンと叩く

「起きて」

このまま誤魔化し続ける事は不可能だし、何より不自然である。

「あ・・寝てた・・」と、言ってみる、頭は凄く冴えているのだが、眠っていたように振舞う

「こっち!私と寝るって約束したでしょ」と腕を引っ張る

「わーシャツが破れる・・解ったから待て・・」焦る


「だから・・着替えが無い・・ズボンが皺になるし、Yシャツも皺になr・・」

「いいの・・寝よ」(^_-)-☆




ルパンダイブとはいきませんが(笑)

ベッドに入る。
クリスチャンディオールの香り
甘くて大好きな香り






「ねぇ、てうてう1~」「こっち向いてよ!」



「余計に眠れない・・」

「今夜は彼女なんだよ私」

「そうだな・・オレが大好きな彼女・・」

「私・・・・・」








「愛してる」っていうあなたの言葉は「さよなら」よりも悲しい
これ以上何も言わなくていい だから この夜を止めてよ
息するみたいに 二人は出会ったね 疑いもせずに 傷つけ 傷つき 痛みこそ愛だと信じて来た日々 
声を潜めながら 二人だけの秘密を 一つずつ増やす度 作り笑い心で泣いてる
同じ色の夢見ていたいのに 違う道に離れてく 出会いの時を選べないのなら
せめてこの夜を止めてよ







20数年の時が巻き戻され、脳内で再生という工程に入る。

朝まで色んな話をした。

休暇でドライブした事



ごはんを食べよう!と出掛けて気が付けば随分遠くに居た事

泣きながら電話を掛けて来て、車ですっ飛んで駆けつけた事


そして、別れが雨の日だったことも・・・

「もう!我慢できない!ずっと会えないなんて!」







「そういう仕事だから・・」

「友達はみんな一緒に居るんだよ!誕生日も!クリスマスも!」

「そうだな・・オレは・・」

「私はいつも1人・・もう・・ダメなのかな・・私達」

「・・・ごめん・・・」

「出港の時に見送って、何処へ行くのかも教えてくれない・・任務だから?」
泣きながら胸に縋って呻くようにいいました(確かそうでした・・)

雨はそんな彼女の頬を、そして涙を加勢するように、身体も叩きます。

「海の仕事なんかしなくていい!日本を護る為に私が犠牲になるのはイヤ!」
必死の懇願だったような気がします。

「日本の海を護るのが仕事なんだよ。でも○○美も護りたい」

「ずっと我慢して!私だけずっと我慢して・・」

「・・・今、辞める訳にはいかない!だから・・」

「だから?なに?ずっとてうてう1を待て?」

雨は容赦なく二人を叩き続けました。









「あの頃若かったなぁ・・ごめんね!我慢してたらなぁ・・私」と○○美

「オレも必死だったからなぁ・・序列や昇任の事もあったし、覚える事もたくさんあって、気が抜けなかったから、ごめんな」

私をじっと見つめる。唇を重ねる

「うん、今こうして大好きな人と居られるから」



ごらん街の灯りが 消えてゆくよもう直ぐ始発が 走り出すさよならだね
君の肩を抱く事も出来ないまま ドアの前に2つのスーツケース
鍵は机の上 眠れぬ夜は電話しておくれ 1人で朝を待たずに
真夜中のドライブイン 昔のように急いで迎えに行くよ

(浜田省吾)「愛という名のもとに」







「てうてう1の写真、1枚だけ持ってるのよ」

「釣りの時の?」(私が釣りをしていて偶然出会った時)





そうではないという、いつのかな?




どうやらこういうシチュエーションという。
見せてはくれないが、私と並んで撮影されているらしい。
何時の時か解らないし、忘れている自分


まだ持っていたのか?もうとっくに捨てたと思っていた。
私自身、○○美への想いを断ち切る為に大切にしていた写真を捨てた

悲しかった。物凄く涙が溢れてきて泣いた。
非番の時でも隠れて泣いた。誰にも悟られぬように泣いた。


彼女を護れなかった。


彼女との愛を護る事が出来なかった自分への苛立ち
色んな考えが交錯して頭がおかしくなるのでは?と思った。

そんな想いを、ずっと封印してきた心の声を打ち明けた。

「ありがとう・・私を大切に想ってくれて」

「今も大切に想っている。だからこうしてる・・」


Posted at 2022/01/04 07:51:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 秘密のハンカチの話 | 日記
2021年12月25日 イイね!

癒しの法則 3

癒しの法則 3
隣で寝息を立てる○○美

布団からそっと抜け出して仕事に向かう為着替える

部屋の中央に置かれた小さなテーブルの上のメモ用紙にメッセージを書く

「行って来ます」(`_´)ゞ いつもコレだけ、芸が無い
たまには気の利いたメッセージが書けるといいのだが・・

玄関横に置いてあるバッグ、そして磨かれた靴
それらを一瞥し再度、彼女のベッドへ忍び寄る

もちろん起こすつもりは毛頭ない。
額、若しくはどちらかの頬に、悟られないようにそっとキスをする。


鍵を持つ

靴を履く

音を立てないようにそっと玄関を出る、廊下を歩き、鉄製の階段をゆっくり降りる。


それから安いアパートの1室を振り返る。古いアパート
窓が開き「いってらっしゃい!」と見送ってくれたらどんなにいいだろう。



こちらも手を振るかも知れない、ウインクかも知れない。
でもそれは最後まで叶わぬ理想だった。


彼女といつか結婚する日が来ると信じて海へ出る。( ̄^ ̄)ゞ

そして航海の後、上陸(艦を降りて陸に上がること)
何度もこの繰り返しだった。



「ねえ、てうてう1」

「はい?・・あぁごちそうさまでした」m(__)m

「今夜ウチに泊まっていく?」(^з^)-☆

「えっ!流石にそれは・・」ヾ(°∇°*) オイオイ

「私、お酒飲んじゃお!」

「あっ!ちょっとまt・・」

「あぁ~美味しい~♪」と○○美

「なんて事を・・運転できない・・」。:゜(;´∩`;)゜:。

「飲んだもんね!私!飲酒したから、運転できないよ!」

「仕方ない・・バスかタクシーで帰るよ」(ーー;)

「なんでよ!ココに居て!今夜は私のてうてう1で居て!」(○`ε´○)プンプン!! 


「解ったよ、だから怒るなよ。今夜はココに居るから、毛布をくれるかな」

「何するの毛布で?」と、元・カノ

「決まってるだろう。ここのソファで寝る」

「やだ!そんなのやだ!」(諦めない)





「怒るなよ~頼むよ~」。゚(゚´Д`゚)゚。





「てうてう1昔みたいに一緒に寝ようよ~泣いちゃうよ~」(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
泣き落としに掛かる元・カノ

涙は女の武器の1つである。しかも使い方次第でその威力は増大する。

「あー解ったよ。だから泣くな」

「わ~い♪」直ぐに機嫌が直る。嘘泣きと解っているのだが、こういうパターンには弱い

「パジャマも何も無い!」。゚(゚´Д`゚)゚。

「下着でいいじゃん!」(笑)♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪







「オレが変な気を起こしたらどうする?」ψ(`∇´)ψ

「いいよ!起こしても・・」(^з^)-☆

揺らぐ気持ち


「それから、コレ、渡そうと思ってたの」

四角い箱を開け、出てきたのは?



腕時計 ケンテックス


誰ですか?変な想像した人は? \(//∇//)\


文字盤にJMSDFの文字(海上自衛隊の意)

そして中心より下側に桜に錨のマーク

裏を見ると




防衛省 海上自衛隊のロゴ 下に桜に錨 o(^-^)o

「どうした?これ?」と、てうてう1

「うふふ、少し早いけどメリークリスマス♪」(╹◡╹)♡




(○○美さんはE-girls・Flowerが好き)


「オレに?オレの為に?」

「使って!気に入るかどうかは貴方しだい」

「気に入るも何も・・へーこんなのあるのか?知らなかった」(嬉しい)

「良かった!1等海尉 てうてう1さん♪(現職時の最終階級)


ソファに座り時計を眺める私
隣に満足げな元・カノ 先程と打って変わってニコニコ(*^。^*)

「おい、○○美」テレビの画面を観ていたが、名前を呼ばれ

「な~に?」こちらを振り向いた。

元・カノの唇に暖かい感触が伝わった。
それは何度か繰り返された。

「ありがとう。今はコレしか・・」と、元・カレ

「嬉しい!てうてう1~」╰(*´︶`*)╯♡


20年以上忘れていた・・いや心の奥底に封印していた感触






眠る彼女にそっと触れた唇・・
額であり、頬であり、唇であったあの感触

「お願い!もっとキスして!」

2度3度と唇を重ねる

「ありがとうな・・」

「明日は1人で朝を迎えたくないの・





「あぁ、今夜は朝まで居てやる、安心しろ!」

「嬉しい!じゃぁ階級を・・彼女に戻して・・」(^ω^)

「そうだな・・今夜だけ」


彼女に復帰?した○○美は缶チューハイを1本飲み切った。

「てうてう1飲まないの?」

「オレは酒を止めてる、もう直ぐ1年が来る」

「航海中でもないのに?何処か悪いの?肝機能?」

「どれくらい止めれるか我慢してる」

「偉いねぇ・・酒びたりでどうしようもない元・亭主と大違いだわ」

「そうだったのか?」(この話題・・地雷を踏んでしまったのか・・?)

「くそ亭主!仕事をコロコロ変わってさ!私がどんだけ・・!」(愚痴)

今迄、○○美は1度も元・ダンナの事を言わなかったのです。

「飲み過ぎだ、止めとけ」(−_−;)







「あ~てうてう1と結婚したかったぁぁ~大好きなのにぃぃぃ~」(大声)

「おい!やめろ!」ヾ(・_・;)チョット‥

「てーうてーう1~」(酔いが回っている)

「あーもう歯を磨いて寝ろ寝ろ!」ヾ(・ω・`

「一緒に寝てくれないとやだ~泣いちゃうよ~」(今度は泣くのか?)

「解ったから・・歯を・・歯ブラシ・・」

洗面台の所に新しい歯ブラシが置いてあった。

「用意がいいな・・」

てうてう1が再びリビングのソファに座っていると、歯磨きを終えた○○美が横に座った。


私の膝を枕に上目遣いで私を眺めている。

唐突に「私さぁクルマ欲しいのよ~」

「何を買う気だ?」

「シトロエン2CV」



「そりゃまた・・フランス車か~」

「トゥーシィーヴォーとか?」(2CVの事らしい)

「カワイイじゃない?ルーフを開けて走るんだよ~」

「じゃ~オレは黄色いフィアットかな?」






そうしているうちに私の膝でスースーと寝息を立て始めた。
栗色の髪をそっと撫でる


あれから何年も経つのに・・変わらない美貌
お風呂上りでスッピンの筈だが、30代位にしか見えない
美人は得だ

ベッドに寝かさなくては・・ゆっくりと、しかし慎重さも忘れない動きで
抱かかえる

所謂、「お姫様だっこ」






太っていないので普通に抱ける
慎重にベッドに着陸
布団を掛ける







その寝顔を俯瞰で見て「おやすみ」

私はリビングのソファへと身体を預ける(^_-)-☆
Posted at 2021/12/25 21:07:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | 秘密のハンカチの話 | 日記

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今朝はタブレットで…(;ω;)」
何シテル?   03/28 05:45
てうてう1です。120系ラクティスからカローラスポーツに乗り換えました。 宜しくお願いします。 とてもシャイです 一方通行の方は無理です! ご...
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