純性を真似し,
リアサイドガラスに貼り付けて効いた(ような気がしている)小さな突起物。
燃費対策だろう,メーカーも空気抵抗の低減に気を使っている。
ワイパーはボンネットからの気流が直撃しないようセミコンシールド。(冬はワイパーが掻き下げた雪が溜まるんだよね。)
ルーフエンドのスポイラーも,真ん中が微妙に捩じり下げられ,後部にできる負圧が抵抗になるのを低減しようとしているのだろうか。
ルーフ自体も,後ろ半分にもわずかな凹凸をつけてボルテックスジェネレーターとしての効果をねらっているのかな? こちらは,軽量化のためにルーフの鉄板を薄くするかわり,剛性を出すために付けた凹凸かもしれない。
今や多くの車が採用しているストレーキがヴェルファイアにも採用されている。ダクトらしい造型なのは,ブレーキ周り冷却のためだろうか。
その右側にもエアダムらしきものが見える。
コストアップと引き換えに細かな空力パーツを取り付けている割に,「どう考えても空気抵抗が大きいだろう」という形をしているのが,フロントグリルまわりの造型。
まずはこれ。フォグランプまわりのダミーエアダクト。ここから空気を取り入れるわけじゃないのに,わざわざダクト風な造形,それも網目のような模様をつけたことで走行風がまとわりつき気流を乱してるんじゃないの?
なんかここを塞いじゃうパーツが発売されないかなぁ・・・。
もちろん,ラジエーターへの冷却風を導かなきゃいけない。ちゃんとしたダクトもあるのだが,横一線に広いダクトのように見えて,実は端っこがふさがっている。
ここは完全に正圧になって圧力だまりができると思うんだけどなぁ。
エンブレム左右に横長に設置されているダクトは,完全にデザイン。開口していないので,ここから冷却風がエンジンルームに入ることは絶対にない。
まともに走行風を受ける部分に窪みを作っちゃ,空気抵抗が増大するだけだと思うんだが。ふさいでおいて上なり左右なりに気流を逃がす方がよくない?
このように,コストアップしてまで空力的に小さな工夫をしているけれど,それと逆行するようなディテールがみられるのも事実。
風洞実験ぐらいはやってるだろうが,こういうデザインが目的のダミーダクトって好みじゃない。営業の方からデザインへ横やりが入るってこんな造形になるのだろうか。
暇になったら不必要なへこみをガムテープでふさぎ,どう変わるか実験してやろう。
Posted at 2017/01/09 10:37:36 | |
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ヴェルファイア | 日記