
最近ブログをあまりアップしてなかったけど、実は少々書き溜めて?あったんです(笑)。
皆さん、こんばんわwww!
10月のレースが終わってもお休みはなく(笑)、
翌週からすぐに・・・ハチロク三昧は、あいかわらずでしたw
というわけで、
11月初めまでNRに入庫していた、某パンダレビンの作業ブログを・・・(笑)。
ご依頼内容は、
デフのOHとオイルフィルター移設です。
LSDは、なんと一番外側のスペーサーシムが割れてました・・・w
開けてよかったです。
今回、久しぶりに開けるそうなので、消耗品は全て新品にします。
当然、ディスクは全部新品。
その中でも、さらに厚いディスクを使用してイニシャルを稼ぎます。
サイドベアリングも新品にするので、取り外しました。
取り外しは、スペシャルな?方法で(笑)。
ピニオンギヤはデフキャリアから中々外れなかったです。
湿気が進入して、ベアリング部にサビが浮いてましたね。
汚れたキャリアは、あとで軽くお色直ししましょう(笑)。
何度かLSD組み付けを繰り返し、イニシャルがいい感じになるように確認。
よさげなところで、リングギヤ取付。
イニシャルトルクは、11.5kgくらいになりました。
デフキャリアは、軽くお色直しw
ベアリングをスムーズに入れるため、ピニオンギヤのサビも除去します。
ピニオンスペーサーは、純正ではなく、TRD製を使用します。
常に1セット在庫持つようにしています(笑)。
こちらの方が、オイラは微妙なプリロード調整出来るので、好みです。
ピニオンのナットを締め付けようとしたら・・・いくらヤっても付きません。
まさか、と思ったらそのまさかで、以前に発注した新品3個は全て逆ネジで、違う品番。
そういえば発注した際、今回から代替え品番としてこれってことでトヨタさん言ってたらしいけど・・・
間違ってるじゃん(汗)。
とりあえず、以前の品番のものが新品1個だけあったので事なきを得ました。
何度か仮組して、良い感じのプリロードに調整。
その後組み付け。いい感じです^^;
仕上げはコレ。
4.556のステンシル!!
取り付けると、こんな感じで見えます(笑)。
で、ドラシャ入れる前に、お掃除(笑)。
でも、この車体、作業した部分でほんと、土が溜まってたのは、この部分くらい。
下回り作業してたら、普通、顔に土降ってくるよね?
ほとんど降ってこない。オーナーさんのメンテナンスと愛情が行き届いてるのが良くわかります(笑)。
雨の日もあまり乗らないのかな?ダートにも落とさないのでしょう。
シムやガスケット類も交換します。
めったにドラシャも外さないと思うので、ドラシャのオイルシールも交換しておきました。
これも最近ものが変わってました。前の方が見た目良い気がしますが、性能は変わらないはずw
たぶん下請けのオイルシール屋さんが何社かいるのかな?
作業は相変わらず狭いとこでやっています(笑)。
変な筋肉使うことがあるので、翌日筋肉痛になることが良くありますw
組み付け完了!
デフオイルも注入www
完全にご臨終していたスタビブッシュも、スペシャルサービスで交換しておきました^^;
さて、お次はオイルフィルター移設です。といっても、実際の作業は、デフOHと同時進行で進めています。
エンジンルームを汚さないためには、ランマックスのオス・メスのプラグがあると便利ですね。
狭いとこでのフィルター取り外しには、コイツでwww
タコアシは、テックアートさんのFUJITSUBOコラボレーションが付いています。
新聞紙敷いて、汚さないようにやっても、やっぱりオイルはメンバーまで少しは垂れてしまいますね。
オーナーさんはオイル汚れが大嫌いなので、今回の作業依頼は、オイルフィルター交換を楽チンにするのがテーマです(笑)。
オイルクーラーに辿り着くのに、グリル外そうと頑張ってけど、どうしてもプラスチック部品を壊しそうなので、思い切って、全部いっぺんに取っちゃった(笑)。
まあ、この方が返って作業し易いですw
さらに、油温計を付けたいとのことでしたので、室内もバラします。
ロールバーが付いている状態で、インパネカバー外せないと思ってたけど、
このロールバーは、なんとかいけました!
オイルフィルターを取り付ける部分に、自作したアルミブロックを取り付けます。
ちなみに、このアルミブロック、2回作製しました。
単に1個目は設計ミスで失敗したから・・・(爆)。
こんな感じで取り付きます。
この位置なら、フィルター交換の際、車体は汚れないでしょう。仮に汚れても、ふき取り易いです。
交換もラクチンでしょう。
ただ、純正のテンションロッドボックスだと、少々厳しいかもですね。
スリムなクスコ製のAアームだから出来ました。
あとは、ウォポンプーリーの取付けをボルトでなく、スタッドボルトにナットスタイルの純正にしたいとのことで、変更します。たまたま純正新品スタッドボルトの在庫がちょうど4つあったので^^;
タップ立てないと、締め付けが怪しかったので、ひと手間かけて作業します。こうした方が、結局は作業がスムーズです。
純正スタイルになりました!
これで、電動ファンで、現地トラブルでも、カップリングファンに交換しやすいです。
オイルクーラーホースの長さを決めて、作製しなおしました。油温計のセンサーも取り付けました。
センサーは、自分はオイルクーラーで冷えたあとのオイルを測るように付けています。
なぜ?って・・・油温高いと精神的に良くないでしょう(笑)?
冷えたあとを測っているという、認識だけしておけばいいのです(笑)。
車体に穴を開けず、かつフレームの下をホースがくぐることなく、
なんとか配管に成功しました!
バラすのは大変ですが・・・・w
まず、オイラの手持ちのフィルターつけて、雰囲気確認w
オイルフィルターは当然下向きです。下向きの方がフィルター内に空気の層もなくなるし、フィルターも全体積使用するので、こちらの方が良いのではと思います。
上向きだと、エアーが上部にあって、全部のフィルター体積を使ってない気がします。
ただ、もしも緩んだ時、下向きはフィルターが外れるというリスクもありますよね。
というわけで、このような仕様にしておきました。
これで完璧かな^^;
オイルを足して、エンジン始動して、接続部のオイルもれを確認します。
フィッティング組み付け直後は、フィッティング内部のシール部分の裏側に付着したオイルがなくなるまで、若干オイルニジミが出ますね。ブレーキクリーナーでフィッティング表面を洗浄しながら、フィッティングにティッシュを当てて確認しつつ・・・にじみ出るオイルがなくなるまで待ちます。
いつまでも滲んで来たらNGです。
この作業は少々緊張しますね。
しっかり作業してたら、漏れないのですが、意外といつまでも出てくると、オイオイって思ってしまいます(笑)。
30分くらいしたらなくなりました。ほっとしますね(笑)。
やり直しはイヤですから・・・w
お次はインパネカバーにメーター取付を・・・w
定番?の送風口に差し込みます。
あと、電動ファンのスイッチがなく、オンオフはカプラー抜き差しと少々面倒な状態だったので、スイッチを取り付けます。回っている間はLEDランプを点灯させましょう。
電動ファンに行くハーネスがこげてました。
ちゃんと、ヒューズとリレーは適正なものが付いていましたし、どうやらプラスの配線が細いのが原因な気もします。太いものに変更し、その先にカプラーがあるので、ギボシ接続も廃止しました。
メーターへの電源供給などは、あとでメーターをスマートに増設できるように12Pカプラーにしました。
油温センサーハーネスや電動ファンスイッチハーネスを室内に引きこうもとしたら・・・
これまで全く追加メーターつけていないので、過去に引き込んでいるところがない・・・。
少々悩みました(笑)が、とりあえず、目立たないここからにしておきました。
10年ぶりに分解されたインパネ。
以前にフリーダムセッティング依頼された時、電球が切れていたのが気になっていました(笑)。
今回せっかくなので、照明はLED電球に変えます。これでハチロクも格段に高級感出ますね。
スマートにハーネスを収めるために、各種長さを調節していきます。
自分は、ギボシやアース端子には全て半田付けする派です。圧着が確実にできれば不要ですが、自分の技量からすると半田付けのほうが安心です(笑)。
最後にこのインパネカバーを戻します。
正直言って、めちゃめちゃ難しかった(笑)。
デフィーのレーサーゲージ52Φです。
これで運転席もカッコよくなりましたね^^;
ギヤを繋げて、デフの音を確認。
気が付くレベルかわからないですけど、フリクションロスがちょっとだけなくなってるはずです。
オーナーさんと一緒に、デフの効きを確認しました。
あとは、しっかりナラシをしていただきましょう(笑)。
この一連の作業で、約4日半・・・かかりすぎですね(笑)。
わからないけど、プロなら2日半くらいかな?・・・w
もっと修行します(笑)。