現時点で二つも未更新日記を残している今日この頃ですが、それでも本日は別のお話です(笑)。
今日は新生鈴鹿サーキットにて行われた「フォーミュラ・ニッポン(以下、Fポン)」の第二戦(鈴鹿)を観戦してきました。
コースには朝イチから入りまして、本日の最終イベントである「Fポン」の表彰式まで見てきた次第です。
さて、以前から私は「傘要らず」を自認(?)して来ましたが、天気予報こそ降水確率70%(午前中)だったのに、結果はお蔭さまで完全な「曇り」。
更には午後からは40%ということでしたので、今日も私の勝ちって事ですよね(謎。
・・・と思っていたのですが、何故かFポンの決勝が始まる頃(午後2時30分)にはポツポツと雨が降り出す始末(^^;)
結果は引き分けに終わった次第です(超謎)。
きっと強烈な雨人間が決勝だけを観に来たのだと(以下略。
閑話休題
Fポンの第二戦については結果が公表されていますのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、一応綴ってみたいと思います。
オープニングラップを全車がそつなくこなした後、レースがスタート。
去年の総合優勝チームである「LAWSON TEAM IMPUL」の「ブノワ・トレルイエ」選手がホールポジションからのスタートを無事成功させますが、同時にこの時点で後方の2台がストール。
雨天の中という事もあり、波乱の予感を感じさせるスタートとなりました。
去年のチャンピオン・「松田 次生」選手(LAWSON TEAM IMPUL)は6位で序盤をクリアしますが、それも長くは続かず、1コーナーで縁石を踏んだのか挙動を乱してしまい、そのままコースオフ→リタイアという結果に終わります。
そんなこんな(?)で雨天レースだったこともあり、完走は8台という波乱に満ちたレースでした。
優勝は「中嶋 悟」監督率いる「NAKAJIMA RACING」の「ロイック・デュバル」選手(フランス)。
表彰台で流れた「ラ・マルセイエーズ」(※フランス国歌)が印象的でしたね。
私は前から好きなんですよ、このメロディが特に。
歌詞の内容はストレートすぎてアレですけどね(^^;)
2位は「ブノワ・トレルイエ / LAWSON TEAM IMPUL」選手(フランス)、3位は「アンドレ・ロッテラー / PETRONAS TEAM TOM'S」選手(ドイツ)という、何かF1を見ていたような表彰台で幕を閉じました(苦笑)。
ただ、F1と決定的に違ったのは賞金額の発表があったことです。
1位が500万円、2位が250万円、3位が150万円でした。
以前に観戦したD1の優勝賞金が50万円でしたから、F1とは規模が違うとは申せ流石は日本最高峰のレースですね。
そんなわけで(?)詳しいレースの内容については
公式サイトにてアップされているのでソチラをご覧頂くとしまして、以降はコースそのものの印象について述べてみたいと思います。
私はサーキットと名が付くもので行った事があるのは自身のホームコース・「富士スピードウェイ」だけでしたので、新・旧以前に鈴鹿へ行った事自体も初めてでした。
ちなみにフォーミュラ・ニッポンについてもテレビ以外では初めてですね(※過去のF3000を含めて)。
そこで2年前の富士で行われたF1と同じく、場所は違えど出来たばかりのメインスタンドで観戦だったという事で、富士と鈴鹿の比較をしてみたいと思った次第です。
先ず入ってみて最初に感じた印象から。
”富士のメインスタンドよりも、コースやピットが近い感じ”
これでした。
これってコースレイアウトの違いもかなり大きいとは思うのですが・・・
富士はストレートが1.5kmとF1コース最長を売りにしている反面、スタンドから見渡せる範囲もストレートしかないというマイナス点があるとも言えます。
これは最終コーナーが上り、そしてメインストレートがコース最高点&1コーナーまで平地という環境も関係するのですが、結論として観戦ポイントがかなり限定されるんですよね。
よって、メインスタンドのイスはストレートが長い分多いのですけど、最終コーナーは遠くてあまり見えず、1コーナーもメインスタンドからでは遠くて見えづらいという感じです。
一方、鈴鹿はストレートが富士よりも短い反面、下りの最終コーナーから下りのメインストレート&下りの1コーナーと、メインスタンドからは全部が見渡せました。
(※冒頭添付画像でもピットビルの看板で下り傾斜が確認できます)
また、メインスタンドとピットの距離も富士より近く感じられ、観客がレースに一体感を持って見られる印象を受けました。
以上はあくまで受けた印象の話なので実際に比べると大差はないのかもですが、そういった印象を観客に植え付けるデザインや造りは上手いなぁと感じさせるに十分でしたね。
もちろん自身でスポーツ走行もしてみたいと思わせるコースでしたよ?(笑)
更に気に入ったのが、食事があまり高価でない点です。
この話については富士のF1について
以前に綴りましたが、鈴鹿では「やきそば」が500円を始め、カレーのココイチもショップを開いており、普通に1,000円級がどの店でも並んでいる・・・と言う状態ではありませんでした。
確かに1,000円級もありましたが、それは地元の松阪牛だけを使った牛丼等といった ”凝った” メニューでしたからね。
勿論、今年の鈴鹿F1でも同様の価格で出されるかは分かりませんが、他にも駐車場がとても広かったり、レース関係者に対して隣接ホテルがあったり、隣に遊園地がある事からレース観戦後も渋滞回避で時間調整が可能といった点で、本当に鈴鹿は20年に及ぶ実績が随所で活かされているなぁと感心するばかりでした。
残念ながら富士はそれらの面で一つも勝るものがなく、今後のカイゼンに強く期待する次第ですね。
今回は内容が少々キツイ文面ですが・・・私も富士が好きですしホームコースなので、その点ぜひ宜しくお願い致します。
最後に、フォーミュラ・ニッポンについて。
今回が初観戦と綴りましたが、極東のイチ・レースに終わる事無く盛り上げようとする試みが随所に見られていました。
一つにはお昼休みに各チームの監督やレーサーがファンの元(観客席)に訪問するというイベントです。
実際に私の目の前を「LAWSON TEAM IMPUL」の星野一義監督が通られてIMPUL専用のサポーターズ席へ挨拶に行ってましたし、「セルモ/インギング」の立川選手も同チームのサポーターズ席にて挨拶されてました。
F1だと絶対に見られない光景ですよねぇ。
もちろんF1は観客数が桁違いになりますから不可能でしょうけど、それでもこういったファンサービスはフォーミュラ・ニッポンならではでしょう。
同じ国内のスーパーGTでもやってないんじゃないかな?(※あったらスイマセン(^^;))
更には今年からベース車の規格が変わって新たなデザインを採用したのを始め、回転数を上げられるオーバーテイクボタン(※1レース5回まで)を採用し、レースの駆け引きを面白くしています。
特にこのオーバーテイクボタン。
F1のKERS(ブレーキ回生システム)よりも私自身は優れていると思いますよ?
聞く所によるとKERSは構造が特殊すぎて一般車のハイブリッドシステムには応用できないみたいのに加え、回数制限がないので追い抜きの場面で片方がKERSを使ったら抜かれまいと別の方もKERSを使う場面もしばしば。
結局追い抜きが出来ないという意味不明の結末になっていますが、Fポンのオーバーテイクボタンはその辺の対策もシステム面でされていて、最初に使ったほうが有利になるという構造になっていると聞きました。
いっそのこと、F1もKERSなんか止めてコレにすれば良いのに・・・なんて素で思ってしまいました(^^;)
そして、新マシンのデザインもそう。
F1よりも見た目がコンパクトで迫力に欠けますが、カッコよさは断然上です。
リヤのウイングこそGTウイングっぽいのでフォーミュラ感が薄れ微妙な感もありますが、別段悪くもありませんしね。
ちなみに最初に見た時、
レースアニメ・新世紀GPXサイバーフォーミュラの「ニュー・アスラーダ」を思い出したのは秘密です(笑)。
もしサイバーフォーミュラを見たことがない方は、機会があったら是非一度見てみて下さい。
レース好きの方ならきっとハマると思いますよ?(笑)
そんなこんなで長くなってしまいましたが、新生・鈴鹿で開催される今年のF1は期待できそうです。
ホームのホンダがいなくなって残念ですが、その分トヨタと「中嶋 一貴」選手の活躍に期待しましょうー。