
新潟港に入港してくる新日本海フェリーの「らべんだあ」。
2022年夏の北海道の幕開けです。

まずは万代シテイバスセンター向かいの有料駐車場からスタート。

フェリー乗船前の朝食としてバスセンターのカレーを食べに来た。

8時オープンの10分くらい前でまだ誰もいない。

その2~3分後、路線バスか長距離バスかは分からなかったが、
バスが到着して降りた人がそのままオープン前のお店に並んだ感じだった。
ということで列の最後尾に並んで10番目くらい。

券売機の一番上にカレーのボタン、ちょうど反射して見にくくなってしまったが、
カレーはミニ390円、普通490円、大盛り580円となっている。
うどんやそばを注文している人はゼロではなかったが、ほぼみんなカレーだった。

たしか福神漬けも乗ったこの状態で手渡されたと思う。
普通盛りでも大盛りくらいのボリューム。
時間に余裕があるときはフェリー乗船前にこの万代そばに立ち寄ってもいいかも。

新日本海フェリーの新潟港フェリーターミナルには8時半ごろ到着。
乗用車では3番目でした。

乗船手続き時に低気圧の影響により明日の小樽港到着が1時間遅れると伝えられた。
過去に敦賀から苫小牧のフェリーに乗船した時、出航が遅れたので到着も遅れる見込みだったのが、
結局定刻通り到着したことがあったので、今回もひょっとしたら定刻通り到着するかもと思った。

また、乗船手続きの説明で新潟港入港が予定より少し早いと言われたので外に出てみると、
これから乗船する新日本海フェリーの「らべんだあ」がちょうど姿を見せたところだった。
この時8時45分なので普段より15分くらい早いかな。

180度旋回して後進で入港してくる。
新潟港でのフェリー入港の様子は2020年から3年連続で見たこととなった。

乗船するフェリーを見ると、いよいよ北海道へ行けるんだという思いが湧いてくる。
毎度のことながらこの感情は変わらない。

2階の待合室で北海道の天気予報を確認して明日以降をイメージする。
2017年から2019年までの3回は最初に行き先を決めていたが、
今は都度天気予報を確認して、行き先を決めることにした。
ただ、実際に明日小樽港に到着してどこへ行くかは明日の朝決めた方が確実。

出航1時間前の11時過ぎに船内へ誘導される。
この位置なら小樽港到着後はすぐに下船できそうだ。

部屋は2021年秋と同じくデラックスAツイン。

専用バルコニー付き。

一歩出ればそこは海。
ちょっと外を見るだけなら着替えることなくバルコニーに出られるのが非常に便利。

2021年は往復デラックスAツインを1人で独占しましたが、今回は2人です。

窓際のソファもなかなか快適。

珍しく6階から外のデッキへ出る扉が解放されていた。
波が高いと6階のデッキはすぐに閉鎖されるイメージがある。

6階の外へ出てみた。

5階に下りたところ。

船内の案内所で外のデッキのことについて聞いてみた。
6階は波の状況によって閉鎖されるが、この5階は基本的に24時間開放されているということだった。
それと22時30分に姉妹船とすれ違いがあるということで見てみようかと思ったが、このあと雨だよな。
2017年にらいらっくとのすれ違いを見たのでまたあるのかと思って聞いたら意外なことを教えてくれた。
夜間や早朝のすれ違いは案内や汽笛交換は無いので、知らないと見ることは出来ない。

以前ニチレイの冷凍自販機があった場所。
昨年は何もないスペースだったが、給湯器が置かれていた。

日の出は小樽港到着が1時間遅れの5時半予定なので見られるかも。

そろそろ12時になるので出航を見ようと外のデッキへ行ってみようかと思ったら、
雨が降ってきてしまった。

雨なら出航はまあいいかということでレストランへ、海が見える窓際の席に座る。
12時になる数分前だが、すでに出航していた。
外にいる人の様子を見ると雨はやんだかな。

新日本海フェリーの新潟~小樽航路は今年から注文はタッチパネル式になった。
これまではカフェテリア方式で並んでいる料理を取ってレジで精算していたのが、
今回は空いている席を見つけて座ってから注文できるのですごくラクになった。

料理は席まで運んできてくれる。
特製ザンギプレート、見た目通りメチャクチャ美味かった。

会計は座席に置かれたバーコードの札を持ってセルフ式レジで。
フェリーは現金のみというのが普通だがクレジットカードも使える。
ただし天候や通信の状況によってはカード決済が利用できないということだ。

13時半ごろ、写真では伝わらないがこの時フェリーは大揺れ。
部屋のソファに座って海を見ていると水平線が常に動く。
船体が傾くためか、室内の至る所からミシミシときしむ音がしていた。
上下の揺れは遊園地のアトラクションの感じ、揺れることは嫌いではないが、
まともに立つこともできないくらい揺れるとさすがにもうちょっと収まって欲しいと思う。

16時すぎ、6階スポーツルームから。
水平線に対して船が傾いているのが分かる。

5階のプロムナード、外は明るいね。

新潟出航からもう天気はダメかなとあきらめていたが、思いのほか晴れていた。

ひょっとしたら夕日も見れれるかな。

蛇行する航跡は初めて見た。
そのくらい海は荒れていた。

6階のデッキは出航直後から立入禁止に。

イーゼルに乗せられていたレストランのメニューは床に置かれていた。
「海上荒天のため麺類の販売は中止させて頂きます」の案内が追加されていた。
この揺れる船内で仕事をしている人は大変だ。

ということでレストランに入って夕食です。
まだ明るい時間帯なので外の景色を眺めながら食事が出来る。

夕食はエスカロップ、これも美味かった。
出来たてをテーブルまで持ってきてくれるのはありがたい。

夕食後、外へ出てみたところ。
まだ青空が広がっている。

あと1時間くらいで日の入り時刻だが、西の空の水平線にはちょっと雲が多いか。

揺れもピーク時より落ち着いて、航跡の蛇行もだいぶ直線に近くなっていた。

今年春の北海道の記事にも書いたが、長距離フェリーに乗船すること自体が一つの旅となる。
食事をしたり外の景色を眺めたりと乗船中はいろいろ楽しむ要素があり、
この洋上での出来事というのは非日常を味わうことが出来る。

日の入り予定時刻の18時36分のちょっと前に外へ出てみると。

ついさっきまでの青空から一転、こんな空模様になって夕日は見られず残念。

明日の朝には小樽港に到着する。

一度眠りについて目が覚めた時、ちょうど22時30分ごろだったので、
部屋のバルコニーから外の様子をしばらく見ていたがすれ違いは見られず。
もう少し穏やかな状況なら外のデッキへ出て静かな夜のすれ違いを見てみたい。
月の灯りが印象的だった。