
オホーツクラインと桜、道の駅サロマ湖にて。

湧別町の五鹿山公園で桜を見たつづき、佐呂間町に入ってピラオロ展望台です。

時刻は13時半ごろ。

ここでも桜に出会えた。

ピラオロ展望台は初めてフェリーで北海道へ来た2017年以来なので久しぶり。

ピラオロ展望台からはサロマ湖を望むことができる。

広大なサロマ湖を一望、という訳ではなく国道から手軽に寄れて、
ちょっとサロマ湖を見てみようというのがピラオロ展望台。

広大なサロマ湖を見たいということであれば、サロマ湖展望台がおススメ。
そこではサロマ湖とオホーツク海の驚くような絶景が見られる。
現在は一方通行となっているので、以前のように対向車の心配はない。
佐呂間町のHPを見ると冬季通行止めの解除が5月中旬となっていて、
今年は正確にいつ開通したのかは不明だが、この日は登れなかったはず。

それにしても桜はいいな。

サロマ湖と桜の写真と思ったが、こちら側はまだ咲き初めだった。

そして道の駅サロマ湖へ。

以前、8月の同じような時間帯に来た時は駐車場は混雑していた印象だったが、
GW時期だとそれほど混雑している感じではなかった。

道の駅サロマ湖で桜がたくさん咲いている様子に驚いた。

この道の駅は8月と9月に来たことはあっても春の時期は初めて。

春の時期に北海道へ行くと、咲いている桜を目の当たりにして、
この木が桜だったんだと初めて知ることがよくある。

見頃を過ぎた桜もけっこうあるので、もう数日前がよりキレイに見えたのだろう。

それでもちょうど今が見頃のものもあって、これだけ桜が見られれば十分満足。

サクラ六十本・ウメ四十本と書かれた標柱を見つけた。

梅と言えば洞爺湖の壮瞥公園が有名で、桜が見頃を終えたころに梅が見頃になる。

ということはここで見頃の梅が見られるのかと周囲を探しに行った。

しかし、どう見ても桜しかなく梅は見当たらなかった。

梅には一瞬期待したが、ここで桜がたくさん見られると分かったことは収穫。

オホーツクラインを走行していれば道の駅サロマ湖は通り道になるので、
特にこの時のように桜が咲いていれば、見落とすことなく必ず立ち寄るだろう。

サロマ湖沿いの駐車帯。

ここはサロマ湖を間近で見られる。

対岸にあるワッカ原生花園、そして龍宮台展望台はまだ行ったことが無い。
行ったことがないのなら行ってみればいいのだが、一つ行くと30分から1時間ほどあとがズレ込むので、
その時の状況を見ながら、行きたい場所を優先することになる。
特にワッカ原生花園はサンゴ草が見られる9月下旬に行ってみたいと思っている。

網走市のオホーツク流氷館に到着したのは15時前。

ここも桜が咲いている。

今日は稚内を出発してオホーツク流氷館がある天都山には最後の方で必ず寄りたかった。

流氷館の横ある展望台のような場所。

ここからはオホーツク海と知床半島を望むことができて、
そして一番見たかったのは残雪の斜里岳の様子。

桜と残雪の斜里岳が見えて良いかもしれないが、だいぶ雲が増えてしまって、
悪くはないけどスッキリとした風景ではなく、気分もそれほどスッキリとはせず。

春の時期にこの場所に来たのは2回目で、前回は2年前の2022年。
その時は全体的に雲が多く、肝心の斜里岳の上半分に雲がかかっていて、
今日はもっと良い感じの残雪の斜里岳をこの場所から見たかった。
それでも斜里岳の全体が見えているだけでも前回よりは良くなっている。

下の方に桜がたくさん咲いているので歩いて行ってみることに。

実際に桜の近くに行ってみるとオホーツク海や知床半島は見えなくなってしまう。

今日、何かのニュースで、天都山の桜が開花の発表があったことを聞いた。
しかし、ここへ来るまでにいっぱい見頃の桜を見てきていたので、
今日が開花日なのか?実際に行ったら結構咲いているのではと思った。

現地に来てみて、天都山の桜というのはこの辺りの桜を言っているのかなと。
ちょうど天都山の山頂にあたる。

立っていると右のオホーツク海の方向から冷たい風が丘の登ってくる。
冷たい風にさらされるので、すこし離れた他の場所より開花が遅いのかなと思った。

オホーツク流氷館の屋上に展望テラスがあるのは知っていたが、
あの建物に入ること自体が有料だと勝手に思ってこれまで近づかなかった。

しかし1階のショップや展望テラスの利用自体は有料ではないことが今回分かった。
ということで屋上の展望テラスへ直行。

展望テラスから見る知床半島方面。

正面の大きな斜里岳以外の知床半島の山はほとんど知らないので、
こうして山の名前が書かれた案内はありがたい。

振り返ると網走湖。

さらに右手後方には能取湖と、この展望テラスに登ることで、
下からは見えなかった網走湖と能取湖方面が見えるようになった。

夏に来た時の写真も見たけど、これは全般に共通することで残雪がある春の方が圧倒的に美しい。
さらにこの写真を見ても桜のパワーというのはホントに偉大だと思う。

来年こそはまた春の時期にこの場所に立って、スッキリと晴れた斜里岳の風景を見たい。
その時には今回と同じように桜も咲いてれば最高だ。

道の駅流氷街道網走へ。

夕方ということで人は少なく、2階のフードコート「キネマ館」の営業も終了していた。

時刻は16時半前、このあとどうしようかなと外の様子を見てみる。

雲は多いもののまだまだ晴れている。

能取岬だったらそんなに遠くないかな。

あと反対方向なら濤沸湖方面へ行けばいろいろある。

しかし、まあ今日はこれでいいかと終わりにして宿泊するドーミーイン網走に17時前に来た。
前日早く休んだ分、今日は一日頑張ろうということだったが、結局今日も明るいうちに終わった。

「ぽぽ260」くらいだったらすぐ近くなので行っても良かったかもしれないが、
あとになれば何とでも思えても、現地ではその瞬間での決断となる。

窓からはオホーツク海と知床半島が遠くに見える。
良く見えるという訳ではなくても、こうしてちょっとでも見えると気分も良い。

今日は少し早目の朝3時に稚内のドーミーインを出発、宗谷岬で日の出を見て、
そしてオホーツクラインを南下中にあちらこちらで桜に出会えてかなり満足していた。
桜が見られることを知らずに訪れた場所が多く、まさに驚きの連続で、
さらにはオホーツク海側で桜を見たのは初めてで、感動もより大きかった。
今日は稚内を出発して網走まで、走行距離は370kmでした。