
松前城の桜。

追分ソーランラインを通って北海道最南端の白神岬のつづき、松前城近くの有料駐車場に停める。

この時点でちょうど12時、ゆっくりしているとどんどん遅くなるので早目に切り上げよう。

まだ入口しか見ていないが、思っていたより桜はけっこう咲いている。

青空に桜が映える。

訪れた2週間以上前の4月16日に松前公園のソメイヨシノが開花となっていた。
例年より11日早いが昨年より5日遅いということで、昨年はそんなに早かったのか。
ということで写真のようにソメイヨシノと思われる桜は葉桜。

今朝、北斗市の桜は完全に終わっていて、さらに南へ行くのであまり期待できなかったが、
まだ松前公園の入口にすぎないが、これだけ桜が見られれば十分だと思った。

前回来た時は曇り空でまったく桜がまったく映えなかった。

晴れていて桜が咲いていると、どこを撮っても絵になる。

上の写真は前回松前城を訪れた時、曇り空で寒かった。
日付を見ると2019年5月2日、5年前の同日だった。
一つ前の写真と比較して、左のソメイヨシノの開花状況がまったく違うのが分かる。

紅白の芝桜が鮮やか。

ソメイヨシノの標準木、葉桜になっていることが分かる。

見頃の芝桜に見頃を終えたソメイヨシノ。

5月に入って桜とチューリップが見られるのは幸せ。

こんなに色々な種類の桜があったんだ。

立派な八重紅枝垂。

桜と言っても種類によって開花時期も違えば色も違う。

再び5年前、同じような写真を撮っていた。
この当時の写真を見ると、曇り空ながらいろんな種類の桜を撮っていたが記憶がなかった。
寒い印象が強かった2019年5月2日の松前町の最高気温を調べると10.5℃だった。

ソメイヨシノだけだと見頃は数日間で終わってしまうが、
複数の種類の桜がこれだけあると2週間くらいに渡って見頃が続きそう。

奥へ進むと松前神社。

「松前さくらまつり」の開催期間は4月20日から5月6日までの17日間。
想像だが今年はイベント序盤からソメイヨシノが見頃で、1週間前あたりが最も賑わったか。

桜の品種が複数あるので場所ごとに変化があって見ていて飽きない。

ここに来るまではほとんど見頃は過ぎているかと思ったが、全然そんなことはない。

海の向こうには津軽半島。

もっと見たかったが、松前城とはお別れ。
滞在時間ちょうど30分間の駆け足でした。

追分ソーランラインを北へと進む。

側道へ。

もうここは日本海。

大島開発顕彰之碑のところ。

見える建物は2015年3月廃校となった大島中学校。

国道を右折して夷王山を目指す。

14時前、勝山館跡ガイダンス施設のところに到着。

夷王山までちょっとだけ登ります。

夷王山神社から見る海岸線。

海の向こうにはうっすら奥尻島。

風車の中に北海道夜明けの塔が見える。

この景色は何度見ても美しい。

今日はかもめ島まではちょっと時間が無理かな。

北海道夜明けの塔へと続く道。

北海道夜明けの塔と風車。

ひょっとしたら菜の花が満開ではないかと期待して来たら、
なんと今年は菜の花自体が植えられていなかった。

上の写真は2022年5月8日の様子、こんな菜の花を期待していた。
2023年も5月1日に来ていたが、まだ見頃には早かった。

北海道夜明けの塔の中へ入る。

すでにここからでも海岸線の景色は見える。

海方向の景色は夷王山とほとんど変わらない。

北海道の中でこの上ノ国町から江差町、そして乙部町にかけて良い場所がいっぱいある。

そして風車群。

満開ではないにしても菜の花はだいぶ咲いているだろうと期待していた。
この場所の菜の花については、何も案内や説明の表示が無く、
誰が植えて管理していたのか不明で、来年以降もどうなるのかも分からない。
真ん中のなんとなく茶色っぱい部分は、過去、菜の花畑の中でハート型にくりぬかれていた。

道の駅上ノ国もんじゅ。

上ノ国t町の道の駅はこの入り口あたりからの眺望が素晴らしい。

道の駅の絶景でいうと美幌峠へ行って屈斜路湖を望む景観が日本一だと思うけど、
建物を含む景観としてはここの上ノ国町の道の駅が日本一だと思っている。

上ノ国町では夷王山、北海道夜明けの塔、道の駅上ノ国もんじゅ、
これらが3点セットのような感じで訪れるのが恒例になっている。

この先、階段で下りて海の近くまで行けるがまだそこまで行ったことが無かった。
行きたい気持ちもあったがそこそこ時間がかかりそうなので、またの機会に。
いろいろ迷う時もあるが、順番に全部見ているとぜんぜん時間が足らなくなる。

江差町に入って旧檜山爾志郡役所。

座礁した開陽丸を見て嘆きながら叩いたという土方歳三嘆きの松。

かもめ島が見えるが、今回は立ち寄らず。

すぐ近くには桜。

春の北海道では行く先々で見られる桜、こんなちょっとした桜でも見ると嬉しくなる。

乙部町に入ってシラフラ眺望スペースへ寄ってみたが、
工事中だったためこの写真を撮って次へ行こうと思った。

駐車場の所にあった案内板がこちらに移設されているのを見つけた。

工事関係者の人と話をして、この部分は立入OKということで、
現在駐車場を整備中で2024年秋には新たな駐車場が完成するそうだ。

そしてシラフラ。

シラフラに来るのも3度目となるが、この白い断崖の姿は圧巻。

午前中だと断崖に太陽の光が当たらないので午後の方がキレイに見える。

あれ?階段があると思ったら、降りられますよと言われた。

ここに階段が出来たんだ。

海がキレイ。

階段を下りて振り返ったところ、これまでくぐり岩のところに車を停めて歩くしかなかったが、
くぐり岩からここまで結構時間がかかるので、1回目は歩いたが2回目はパスした。
しかし、この階段が出来たおかげで簡単にシラフラの海岸へ下りられるようになった。

断崖の近くまで歩いて行く。

以前、くぐり岩から歩いて来た時、このあたりでシラフラの写真を撮って引き返してしまい、
あとになってせっかく時間をかけて歩いて来たのに、断崖の下まで行かなかったことを後悔した。

この砂浜は歩きづらく、思うようになかなか前へ進まない。

迫力のある白い断崖を目の前で見る。

行けば行くほど戻る時間が長くなるのでこの辺りで引き返す。
今回はこうしてシラフラのすぐ下まで行けたので満足。

道の駅ルート229元和台。

ここからは近くにある海のプールがわずかに見える。

以前、通行止めだった海沿いの道、今日は通れそうだが結局行かなかった。
というのも時刻はすでに16時半、そろそろ今日の行き先と泊まる場所を決めたい。

明日は羊蹄山と洞爺湖を回るかもしれないので昨年や一昨年も泊まった倶知安がよさそうだが、
もし明日の目的地が変わってその羊蹄山や洞爺湖へ行くのをやめた場合、
倶知安に泊まるとそこから大きく移動することになってしまうため、無難な室蘭に泊まることにした。

室蘭に泊まっておけば、翌日、洞爺湖方面へ行くのをやめても他のエリアへ行きやすい。

道の駅からすぐ近くの鮪の岬。

シラフラの断崖を見たあとだとスケールが小さく感じられるが、乙部町の景勝地の一つ。

このまま追分ソーランラインを北へ進んで、どこかで夕日が見られれば素敵だが、
明日もあるので今日はここまで。
日本海とはお別れして八雲町から噴火湾沿いに入って室蘭へ直行。

ホテルルートイン東室蘭駅前に到着したのは19時40分ごろ、本日の走行距離は379km。
2日前に泊ったGrandではない方の室蘭のルートインです。
今日は最初の北斗市で桜がほとんど散ってしまっていてどうなることかと思ったが、
重内さくらロード、そして松前城では春の北海道を感じられる桜の光景を見ることができた。
2019年以来、今回は晴天の白神岬を訪れて津軽半島までしっかり見えたのはよかった。
一日中、晴れた北海道を走行できると満足度は非常に高くなる。