
先日購入した GARMIN の Instinct Dual Power はバッテリ容量も多くライフログの計測だけであれば満充電で24日間くらい動きます。
今まで使っていた vívosmart HR J は6日間くらい。
Instinct Dual Power 購入の目的は、自転車に乗る時の心拍転送モードを使うことと、アウトドアのアクティビティを記録するためでした。
しかし思いのほか電池が持つので、ライフログ機能も使おうと風呂に入る時以外(防水ですけどね)は装着してみようと思い立ちました。
ちなみに vívosmart HR J も当初はライフログの計測もしていたのですが、心拍転送モードで6時間程度自転車で使っていると電池を半分近く消費してしまうので、週末2日を自転車に乗りながら充電せず使うことが難しく、次第とライフログ計測はしなくなり、自転車専用になってしまいました。
Instinct Dual Power では週末自転車に乗っても、2/3程度は電池が残っています。
心拍転送したうえで、スマートフォンとはBluetoothで繋いだままなので、これはちょっと驚きです。
ということで、仕事中も Instinct Dual Power を着けていたのですが、ちょっと問題が...

仕事向きじゃないですよね(汗
vívosmart HR J だともう少しマシですが

やっぱりちょっと違和感があります。
ビジネスシーンだとこっちのタイプの方が似合いますよね

左は fēnix 6 Pro Dual Power 、右は Venu Sq です。
腕時計って何本かを所有して、気分や使うシーンに合わせて選択するということをしますが、スマートウォッチの唯一の難点は、こういった選択ができないという点です。
Apple Watchを購入すれば、どんな生活シーンでもApple Watchを使い続ける必要があります。
これを打開すべくSONYから
wena 3がリリースされましたが、あれはどちらかといえば時計バンドとして機能し、フェイスを自分の好きなブランドの時計に取り換えるというコンセプトです。
Apple Watch、GARMIN、Suuntoなど、スマートウォッチを変えるということができません。
そんな中でも、他社のものは知らないですが、GARMIN は GARMIN Connectアプリを使うことで、GARMIN製の複数のスマートウォッチを使い分けることができるようになっています。

これは iPhone に vívosmart HR J と Instinct Dual Power の両方を登録して詳細からGarminデバイスを選択した時の画面
2製品が表示されています。
例えばこの状態で Instinct Dual Power を使っていて、vívosmart HR J に着け替えたいなという場合は...

一度同期をして、それまでの Instinct Dual Power 内の計測データを全てGARMIN Connectアプリに転送します。

そして次に vívosmart HR J を選択しデバイス設定から

「優先アクティビティトラッカーに設定」をタップして選択します。
これで vívosmart HR J にライフログ機能の優先順位が移動します。
vívosmart HR J を腕に着けます。

マイデイ画面上のデバイスが vívosmart HR J に変わります。
vívosmart HR J はBluetooth接続を続けていると電池の減りが早いので、Bluetooth接続をオフにして切断しても構いません。
その際、マイデイ画面は Instinct Dual Power に変わるかもしれないですが気にしなくていいです。
そして再び Instinct Dual Power に着け替えたい場合には、vívosmart HR J をBluetooth接続して同期を行います。
詳細からGarminデバイスを選択して、Instinct Dual Power をタップします。

この画面内のライフログをタップ

画面一番下に「優先アクティビティトラッカーに設定」がありますので、これをタップしてライフログ機能の優先順位を Instinct Dual Power に移動させます。
そして Instinct Dual Power を腕に着けます。

これは一日の中で何度も付け替えをした状態の心拍数のグラフで、GARMIN Connect 内では繋がったグラフで表示されます。
このように GARMIN製品であれば、腕に着けるのは1本なので、複数所有して使うシーンに合わせて選択ができます。
残念なのはメーカ間を越えてこのような選択ができない点です。
メーカ間で共通のプロトコルを使って垣根を取り去って欲しいですが、ライフログ以外のアクティビティ機能までは統一することが難しそうなので無理かなぁ...
唯一 iOS のヘルスケア アプリがライフログ機能に関して、この使い分けができる可能性があります。

iOSの設定からヘルスケアの設定内にあるデータアクセスとデバイスを選択した画面
アプリとしてGARMIN Connectが表示されています。
おそらく他社のアプリもヘルスケアに準拠していればここに表示される筈です。
GARMIN Connectをタップすると

このようにヘルスケアで取り込むデータを選択できます。
ここで設定を行うことで、GARMIN Connect の収集データがヘルスケアにも渡されてヘルスケアで確認ができます。
他社アプリを持っていないし使っていないので不明ですが、おそらくこの仕組みを使えば、メーカの違うスマートウォッチのライフログ機能を統合的に見れるようになるのではないかと思っています。
Androidの場合は...ヘルスケアみたいなアプリがあるのかな?ちょっと調べてないので分かりませんが、メーカの垣根を越えて便利に使えるようになって欲しいです。