
みんカラはみんなのカーライフのですので、たまには車のお話を書かねばなりません(笑)
年始一発目の車ネタは!!
日頃思っている【改造】についてのお話で御座います。
車には、トラックやバス、セダンでもキャデラックとか10,000ccの大排気量な車も有れば、軽トラックやスポーツカーなど、用途に応じて様々な車種と特徴が有ります。
そして、それぞれに必要なエンジンやミッション、車体強度や足回りが必要に応じてバランス良く組み合わされてます。
そもそも【改造】とか【カスタマイズ】とかって何の為にするんでしょうか。
ウチの会社では最近ヒノの中型トラックを購入しました。平ボデーにユニック付いてる中古車です。
ウチは北海道に代理店が有るので、たまに北海道行く都合上、追加で燃料タンクを200リットルに交換。
細かい物をたくさん積みますので、長短様々なスリングベルトやラッシングを入れる為に、キャビンうしろに箱を2つ追加。
それにより最大積載量が少し削られる事になります。
つまり。まず目的が有り。何かを足せば、その分何かが引かれる訳です。
目的を果たす事と、その代わりに失う物を両方理解して居ませんと改造は【改良】ではなく【改悪】になります。
さて!ココから先が重要です。
今まで何台かのスポーツカーと言われる物を所有し、目的により色々試して来たのですが。。。
突然ですが!!
極めてピンポイントな話をしますと。
【ブレーキのブレンボ化、意味不明説!!】
さて!!新春一発目からmad自論全壊です!!
ブレーキとは!運動エネルギーを熱に変換する事により速度を減少させる装置です。
つまり強く止まろうとすれば、それだけ多くの熱が出ます。
実際にサーキットを走ってみますと。
周回を重ねて重ねて重ねてピットインしてみると、ブレーキがフェード気味で停止線を超えそうになりますね。
おっとっと(汗)ギュ!!みたいな感じです。
ブレーキの強化と言うと、キャリパーを強化してディスクを挟む力を増す…。のも確かに強化なのですが、タイヤをロックさせるだけならば純正のキャリパーでも充分ですね。
まあ、前後バランスとか。パッドにより耐熱性や初期制動が変わるとか色々ですが。
ブレンボのヤツはデカぃのです。
つまり熱対策をする上では、ローターが大きくなるのが最も単純かつ効果的な対策です。
ラジエーターがデカくなる感じ?少し違うかな。
体積が増して熱を蓄える量が増え、表面積が増して放熱の量が増える。
ローターがデカくなる分、キャリパーもセットで大きくなる。
そして、サーキットで周回を重ねて重ねて重ねても、何周目でも安定したブレーキ力が得られる様になるのです。
それは良いのですが!!
長い前置きでした。
さて。これによるデメリットとは何でしょうか。
それはズバリ重量です。
これはネットの拾い物画像ですが。

スバルじゃなくても良いのですが、純正ローター約8kg。

同じ車でのオプションブレンボローター約11kg
1枚あたり2kg重いですね。
んな。大した問題じゃないよと思われるあなた。

高価なアルミ履かせてませんか??
ローターで±0ですよ。
サーキットで周回重ねて重ねて重ねてタイムアタックするんですか??
サーキットで周回を重ね重ね重ね無いならば。
ブレンボ化は無駄を超えて…。
【良いアルミを履かせた事が帳消し】です。
今回はわかり易い例でブレーキを上げましたが。車を改造する事とは。
何かの機能を追加したならば、必ず何かを失ってます。
追加した物と。
失う物。
失う物以上の利点が無ければ、改造をする意味は何も無いのです。
Posted at 2021/01/03 16:34:27 | |
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