
どうにも収まらないコロナ影響の中で、連日ニュースのスポーツのコーナーではオリンピックをやる前提のお話で試合結果などが伝えられておりますが、何処から何処までどんな話になっているのやら。
これは様々な立場のヒトが居るのだと思います。
以前。まったく関係無い様な話なのですが、滋賀県にありますピエリ守山と言う無人のショッピングモールを訪ねた事が有ります。
琵琶湖畔に有ります広大な駐車場と売り場面積の、いわゆる大型ショッピングモールなのですがコレが。。。
周囲に似た様なショッピングモールが出来てしまいお客の争奪戦に敗れたのでしょう。集客が悪く内部のテナントが次々に撤退してしまい、店内に足を踏み入れますとシャッター街と化しており、店も無いのにお客が来る筈も無く、悪循環に悪循環を重ねて、ついに広大な売り場面積を誇る大型ショッピングモール内にお店はわずか3~4店舗。無人で誰も居ない悪夢の様な空間が出来上がりました。
しかし!!しかーし!!
店内は明るく照明が点灯していて空調もされており、エスカレーターも動いています。
なぜなら、撤退したテナントはテナント側の問題であり、ピエリ守山というショッピングモールとしては営業を続けているので、契約期間中に店舗が撤退するのはピエリ守山に損害賠償を請求出来ないんですね。
これは、今の日本とオリンピックの関係に似ていると思います。
今のオリンピックには多くの協賛企業がくっつきます。
『アクエリアスは、オリンピック公式飲料です』とか『エネオスで給油して、オリンピック観戦チケットを当てよう』とか、つまり企業はオリンピックに協賛金を支払う事により、4年に1度の祭りに乗っかり、支払った以上の売上増を目指すのです。
国も同じです。4年に1度の祭りを日本に呼び込む事で、各企業の業績増による税金の徴収額が増える事をもくろみます。
あとは、祭りに合わせてインフラの増強が進んだり色々ですが、最近はコッチの方は出費ばかりで良い事無しと敬遠する国が多いですが。。。。
そんなこんなで、オリンピックヤルヨー!!ヒトクチ乗りたいヒトはマネーだよマネー!!とお金を集めたのは良いがオリンピック中止ムード。
つい最近オリンピックのバッハ会長とやら、どっかの作曲家みたいな名前のヒトが緊急来日して日本の要人と次々に会ってましたが。なんでこのコロナ渦によく来日なんぞしたなと思ったら。
あの日。各企業のオリンピック協賛契約期限が切れる日だったそうな。
来年の開催に向けて、再契約した企業わずか35%。そりゃそうだ。オリンピックがピエリ守山状態になってる。
バッハ会長来日でこの35%がどうなったのかは後追いしてませんが。そんなこんなでオリンピックは簡単に『中止だよ』とか小学生みたいな事は言えないお国事情なのですね。
あと今、晴海ふ頭に行ってみるともうひとつ解る事がありますが。
オリンピック選手村。ほぼ9割完成してます。後にマンションとして一般販売するつもりだった建物群は、不動産屋とか建築業の会社が多数関わり、建ててしまった以上これも簡単に『中止だよ』と小学生みたいな事は言えないでしょうね。おっとコッチは東京都の管轄ですか。
たぶん。各企業の手前、ギリギリまで開催を目指し、断腸の思いで中止と言うのがシナリオなのではないでしょうか。
Posted at 2020/12/21 08:19:24 | |
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