
最近不味いコーヒーを斬る話ばかりでしたので。美味しいコーヒーの事も書きます。
コンビニコーヒーは安いから不味いのではなくて、安くても美味しいコーヒーも有れば、高くても不味いコーヒーも有ります。
私がオススメしたいのは。
店舗による味のブレが無い事を願いつつ。
『倉敷珈琲』は美味しいと感じました。
サンマルク系のチェーン店で、けっこう日本中に有りそうな気がします。
私が入ったのはイオン幕張新都心店の中にある店舗ですが。この店で頂いたエチオピア種(モカ)は、本当にモカの特徴がよく出ていて感心しました。

1杯(約2杯分出てきます)460円です。え、安い…。
サイフォンで立てているのは、誰がいれても味の違いが出にくいからでしょう。
この辺りはどの店舗に入っても大丈夫そうだと思える安心感が有ります。
コーヒーの飲み方をよく『ブラック派』とか『ミルク入れる派』とか言いますが、それも間違いだと言っておきます。
コーヒーの味わい方は。
(1)まずはそのままブラックで少量を口に含み、そのままの風味を感じます。
モカはこの時点で果物の様な清涼な香りで一瞬にしてモカで有ると感じる事が出来ます。キリマンジャロはまた少し違うスッパい風味が有ります。
そして味で、苦味と酸味のバランスを感じ取ります。
(2)次に少量の砂糖(2~3g)を入れてよく混ぜます。分包されている砂糖は大概3gか6gのどちらかです。コーヒーシュガーではなくてグラニュー糖がベストです。
すると、コーヒーの苦味だけが緩和され、酸味が引き立ちます。
酸味系のモカやキリマンジャロ辺りですと、オレンジジュースレベルのスッパさになります。
どんな苦味系と言われる産地の物でも、この時点でだいたい酸味を感じ取る事が出来る筈です。
これでも酸味が出ない物は、既にコーヒーの要素がひとつ欠けている事になります。
(3)最後にミルクを加えると、酸味も緩和され深いコクを味わえます。
そもそもが薄いコーヒーですと、ここで水っぽく感じます。
この様に、1杯のコーヒーを縦横無尽に味わい尽くすのが正しい味わい方です。
まずイキナリ砂糖とミルクを入れるのではなく、コーヒーの味の要素を体験しながら飲んでみて下さい。
是非、コーヒーとはスッパい飲み物である事を体感して下さい。
モカだけでも見分ける事が出来る様になったら、もう一流を自慢して大丈夫です。
一緒にマックのコーヒーや、星乃珈琲やスターバックス、コンビニのコーヒーを斬りまくりましょう!!
なお、キーコーヒー本社で毎朝行っているテイスティングは、トルコ式に近い入れ方でした。(30年ぐらい昔の話です)
コーヒーカップにイキナリ轢いたコーヒー豆をそのまま10g入れ、直接熱湯を注いで少し置いたら出来上がりです。
カスだらけですので、表面のカスをティースプーンで押しのけながらスプーン1杯コーヒーをすくい取り、口先から吸い込んで舌全体に霧状にコーヒーが掛かる様にします。これが1番コーヒーの風味が感じられます。
カップの手前に産地が記載されたプレートが裏返しに置かれていて、答え合わせをします。
これを毎朝3種類やります。(私は週に2~3回の参加でしたが)
わかり易い物と様々ですが。長くやっていると次第に当てられる様になる物です。
Posted at 2021/11/02 09:45:37 | |
トラックバック(0)