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2021年07月06日

積極的に4WDを選べる車

積極的に4WDを選べる車
レビュー情報
メーカー/モデル名 日産 / オーラ eパワー G FOUR レザーエディション_4WD(1.2) (2021年)
乗車人数 2人
使用目的 その他
乗車形式 試乗
総合評価
おすすめ度
4
満足している点 ・ノートより強化されたモーター

通常仕様のノートでも、街中でよく走る印象を持っていましたが、より強力なモーターを得たノートオーラは高速域まで気持ち良く加速してくれます。

・強力な後輪モーター

今回のノートオーラ(通常仕様のノートも含む)の目玉は、高くなった走行性能やナビ連動になったプロパイロットではなく、強力な性能を持った後輪モーターが装備された新世代のe-Power4WDだと思います。

舗装路でも高速域でも後輪モーターが駆動しているだけでなく、しっかり回生もできるので、日産お得意のワンペダルドライブも、制動Gを感じるのにシートバックから背中が離れないという不思議な感覚を味わうことができます。

もちろん、雪道の下り坂で4輪に均等に回生がかかるので安心なドライブができますが、雪道でなくても能力を発揮できる4WDです。

・プロパイロットの精度

通常仕様のノートに比べて、太く大きいタイヤを履いていて、デフォルトの直進安定性が高いこともありますが、プロパイロット精度が上がっており、安心して車に任せることができます。

ハンズオフ可能なプロパイロット2.0も魅力的ではありますが、現時点では、ハンズオフが道路の速度制限に左右されるプロパイロット2.0よりも速度制限に関わらず、135km/hまでハンドルアシストが効く、プロパイロット1.0の方が実用的かな、と思ったりもします。

・シートの出来とリラックスして運転できるアームレストの高さ

シートの品質は、ノートオーラのポイントの一つであるようですが、確かにクッションが効いていて、かといって柔らか過ぎず、このサイズの車としては疲れにくそうかな、と感じました。

また、左右のアームレストの高さが絶妙で、高速でプロパイロットを使用してアームレストに腕を置き、軽くステアリングを握って、という感じで長距離耐性が高そうでした。
不満な点 ・ラゲッジ

アウトランダーPHEV由来という、リヤモーターが大きく、ラゲッジ床下にデーンと鎮座しています。

これはまぁ性能を考えると仕方ないかな、という気がしますが、ラゲッジの高さを少しでも稼ぐためか、ラゲッジの床板がペラッペラで、いかにも貧弱で安っぽいです。

ここで数センチの高さを稼いでもあまり意味がないので、しっかりしたボードが欲しかったです。

・価格

これは本体の価格というより、プロパイロットの抱き合わせが高すぎるというところが気になります。

ナビとセットの前提で、精度が高いというのは分かりますが、この価格帯ではまだ、車選びの要素にコストが入ってくるはずなので、何とかならなかったのかなと思います。

そのナビもDVDが観れないので、まだそこまでは早過ぎると思います。

・燃料タンクの小ささ

せっかく長距離耐性があるのに、タンク容量が36Lでは、実質的には30Lくらいしか使えないので、せめて後10Lくらい大きくして、航続可能距離を増やして欲しいところです。
総評 新世代e-Powerがもたらす新感覚の走りがとにかく魅力的です。

走りに関する部分は、通常仕様のノートに比べて、べらぼうに高いタイヤやダンパーを使ってる訳ではないと思うので、この走りはe-Power4WDの制御がなせる技なのでしょう。

全車速4WDというのは、モーターの容量的にこのサイズではかなりオーバークオリティーだと思いますが、だからこそ良いのです。

2WDとの価格差は他車と大きな差はなく、積極的に4WDを選べて、かつ4WDの魅力が伝わりやすい車だと思います。

ただし、この感覚はオーラでないノートでも味わえるので、走りだけで敢えてオーラを選ぶと価格的にマッチしないこともあるかもしれません。

通常仕様のノートでも、プロパイロットの抱き合わせオプションが高価なのに、オーラの場合はBOSEオーディオまでついてくるので、特にプロパイロット装着前提の場合は、ノートとしっかり比較することをおすすめしますし、オーラの方は価格的に万人に薦めることはできません。

わがままを承知で、理想を言わせてもらえば、このプラットフォームを使った他のボディバリエーションが欲しいところです。

かつてのウイングロード的なステーションワゴンやシエンタ的な3列ミニバン(リヤモーターが大き過ぎるので、3列と両立はしないかもしれませんが…。)があれば、本気で購入を考えます。

また、今後出るであろうノートNISMOは、ノートオーラの4WDをベースにしたら良いのではないかと思いました。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 4
個人的にはカッコ良くて、好きなデザインです。

FFなので仕方ないですけど、フロントオーバーハングがもう少し短いと完璧です。

インテリアは、ルーフライニングをブラックにしてくれれば、通常仕様のノートとの更なる差別化ができたのに…という感じです。
走行性能
☆☆☆☆☆ 5
前後モーターが強力なだけでなく、その制御もよくできているので、加速、旋回、減速の全てにおいてスムーズで違和感がありません。

ホイールベースが長い訳ではないですが、ピッチングもよく抑えられています。

スポーツモードではレスポンシブ過ぎる感じがしましたが、ECOモードなら加速も穏やかでコントロールしやすかったです。

スタンダードはワンペダルにならないので、使うことは無く、高速の合流はECOモードでもアクセルを深めに踏めば事足りるので、よっぽどのことがない限りはECOモード以外を選ぶシチュエーションはないかな、と思います。

個人的にはDレンジよりも回生が強く効くBレンジのECOモードが街乗りから高速まで乗りやすかったです。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
前後モーターの制御から来るフラット感の強い乗り心地はこの車の特徴です。

ドイツ車のような、強固なボディと高品質ダンパーからくる昔ながらのものではないですけど、良い車感は伝わってきます。

特に、回生ブレーキ時のGの少なさは初めての体験で、驚きです。

車酔いもしにくいかもしれません。
積載性
☆☆☆☆☆ 2
特に4WDでは、この点は厳しいところです。

4人で1泊旅行は、帰りにお土産が乗らないかもしれません。
燃費
☆☆☆☆☆ 4
ストップゴーが多い街中と合流が多い首都高を20kmくらい走ったシチュエーションで、15.9km/Lとあまり伸びない感じでしたが、Bレンジ走行が効いたのか、回生で走行できる分が9km伸びたようで、同乗のスタッフさんが驚いていました。
価格
☆☆☆☆☆ 3
4WDのプロパイロット付き、レザー無しでコミコミ約360万でした。

ヴェゼルのハイブリッド4WDとほぼ同等なので、車格的にはやはり高いかな、と思います。

ノートと考えると余計にそんな感じがするので、日産としても「オーラ」という新しい車として売りたいようです。

とはいえ、その要因はプロパイロットの抱き合わせ商法です。

それがなければ、もう少し安くなってコスパが高く感じられるのですが…。

逆に言えば、通常仕様のノートがお買い得に見えてくる感じがしてくる、ある意味うまいやり方なのかもしれません。
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Posted at 2021/07/06 23:20:38

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