リーザスパイダーの台数のナゾ。

まーねこです。

８年前の日記の焼き直しなのですが・・・・・。






リーザスパイダーの製造番号は、５０００２１～５００４００となってまして、全３８０台です。

このうち、５０００２７～３４、３６～９８、１００、１０１、１０３の７４台は未確認ですが、残りの車台番号は電子カタログよりより登録年月とカラーを確認できています。


その３０６台を母数としまして、内訳を調べてみたのですね。

ボディカラーは赤と黒、トランスミッションは５ＭＴと３ＡＴのラインナップだったリーザスパイダーですが、実はどういう内訳だったかといいますと、


【ボディカラー別】
赤色（ジュリアンレッド）・・・・１１９台　（３８．９％）
黒色（ブラックメタリック）・・・・１８１台　（５９．１％）
その他（カラーコード９９９）・・・・６台　　（２％）

【トランスミッション別】
マニュアルトランスミッション・・・・７２台（２３．５％）
オートマチックトランスミッション・・・・２３４台（７６．５％）



≪考察１≫
赤色と黒色の比率は４：６で、実は黒色の車体のほうが多いのですが、現存するリースパは赤が多いような気がします。
理由として考えられるのは、ダイハツの黒はクリアはげが多いこと、赤色はクルマの塗色としてはコンサバティブではないほうの「こだわり」の色なので、趣味性が強く大事にされた、といったところではないでしょうか。

≪考察２≫
「カラーコード９９９」の個体が、ごくわずかですがリーザスパイダーにも存在します。
これは、カタログラインナップ以外の塗色で、オーダーメイドで特別に塗られた、”裏メニュー”なのですね。
なお、この６台のうち２台は緑色（ブリティッシュグリーン）であることが判明しています。

≪考察３≫
ＡＴとＭＴの比率は４：１で、圧倒的にＡＴの方が多いのですね。
これは、リーザスパイダーというクルマの性格を考えたら納得です。
私もＡＴとＭＴを両方持っていますが、このクルマは目を▽にしてガンガン走るよりも、ＡＴで風の心地よさを感じながら気楽に流すほうが、合っていると思います。


【組み合わせ別】
赤のＭＴ・・・・２１台　（６．９％）
赤のＡＴ・・・・９８台　（３２．０％）
黒のＭＴ・・・・５１台　（１６．７％）
黒のＡＴ・・・・１３０台　（４２．５％）
カラーＮｏ９９９のＡＴ・・・・６台　（２％）

赤色のなかでのＭＴ：　１７．６％
黒色のなかでのＭＴ：　２８．２％

ＭＴのなかでの赤色：　２９．２％
ＡＴのなかでの赤色：　４３．０％


≪考察４≫
これが何を意味するかと言いますと、赤と黒で比較すると、黒のほうがＭＴ率が高かった、ということになります。
赤色は女性オーナーが・・・と考えるのは短絡的とは思いますが、それでもやはり、赤色はＡＴがより多く売れた、ということになりますね。



【登録年月別】
１９９１年１１月・・・・３５台
１９９１年１２月・・・・１０３台
１９９２年１月・・・・１０４台
１９９２年２月・・・・５６台
１９９２年３月・・・・１台
１９９２年４月・・・・３台
１９９２年５月・・・・４台

≪考察５≫
販売のピークが東京モーターショーに出品された直後の９１年１１月（発売月）から４ヶ月くらいに来ています・・・が、その後は積極的な販売もなく、ほとんど売れなかったようです・・・・。

≪考察６≫
リーザスパイダーは、９２年（平成４年）に製造を終了していますが、平成５～６年に登録された車両も存在します。
おそらくそれらは、発売当初にＤラーの展示用として保存されていたものが後年に登録されたのではないかと思われます。

噂ですが、ダイハツのサブディーラーさんが、店内に飾っておく用に１台買って登録せずに残しておいた、というようなことがよくあったそうで、冒頭の、”電カタを叩いても登録情報が出てこなかった７台”がこれに該当するのではないかと思われます。





ま、ムダ知識ですねｗ