• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

けえのブログ一覧

2024年06月16日 イイね!

これからの発電設備について(主に原発のこと)その4

ああ、こんなに長くなるとは思っていませんでした。読んでくれた方すみません。ありがとうございます。

と言いながら脱線するのですが、福島第一原発の各号機は以下のようになっています。
1号機: 1967年に建設開始、1970年に商業運転開始。460MW
2号機: 1969年に建設開始、1974年に商業運転開始。784MW
3号機: 1970年に建設開始、1976年に商業運転開始。784MW
4号機: 1972年に建設開始、1978年に商業運転開始。784MW
5号機: 1974年に建設開始、1978年に商業運転開始。784MW
6号機: 1978年に建設開始、1980年に商業運転開始。1100MW

1,2,3号機がメルトダウン、4号機は停止中でしたが水素爆発しています(3号機から水素をもらって爆発した説あり)

年代が進むに従って出力(性能)が上がっていますね。
一番新しくてももう44年経ってるんですね。

さらに脱線しますが、アメリカの原子力空母ニミッツ級は推定400MWから600MWもの出力があるそうです。かなりの高出力ですね。

閑話休題。

その3で書きましたが、原発の新設(交代)を国が容認したことで古い原発のリプレースの議論が活発化してくると思います(活発化してくれないと古いものをだらだら使うことになるのでぜひ活発化してほしい)
交代は「台数」とは言ってない、と含みを持った書き方をしましたが、現在開発中の原子炉のうち、安全性が高くて実現が早そうなのは、小型モジュール炉(SMR)だと見ています。
SMRとは、その場で一から建設するのではなく、機能ごとに分けたモジュールを工場で作り、それを現場に運んで組み立てる、というものです。
ひとつのモジュールは50MW程度と小型ですが、これを複数並べることによってスケールアップを図るのが特徴です(「台数」と言わないのは、同じ1基と考えると現在より能力が格段に低くなってしまうから)。
現在の原子炉と違い電源消失時も重力で冷却水を循環する仕組みがあり、万が一メルトダウンしても原子炉の素材が溶けにくい構造にすることによって、メルトスルー(格納容器外への核分裂物質の漏洩)を抑える仕組みになっています。
また、各モジュールの規模が小さいため事故時の影響度を少なくすることができます。
もしかしたら、事故が起きたら破損したモジュールだけを外して、どこか影響の少ないところ(石棺と地下とか)に運んで安置する、というもできるかも?(移動時の放射線防護をどうするかということは考えなきゃいけないけど)

ということで長々と書いてしまいましたが、どうせ原発を稼働させなきゃならないなら小型モジュール炉(SMR)にリプレースした上で代替エネルギー(発電)の進化を待つ、というのが私の妄想ですw(妄想かよ!すみません)

まあ、再稼働にしてもリプレースにしても反対派の抵抗は激しくて実現は簡単ではないでしょけど(新エネ(再エネ)がベース電源として実用化される方が早かったりして)

一番良いのはスペースノイドになることですねw
シャア「地球に残っている連中は地球を汚染しているだけの、重力に魂を縛られ
ている人々だ!」

最後まで読んでくれた方、超長文、超駄文大変失礼いたしました。
Posted at 2024/06/17 00:33:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月16日 イイね!

これからの発電設備について(主に原発のこと)その3

さて、やっと本題の原発の話に入りますw

現在は一部の原発を除き停止中となっている全国の原発ですが、もともとはすべて稼働していたわけです(定期点検で持ち回りで停止しながら)
停止してしまったので、発電会社は急遽火力発電をフル稼働させました。廃止しようとしていた古くなった石炭火力も復活させ、電力需要に答えました。
そうして日本は火力発電の割合が異常に多いCO2をたくさん排出する電源構成となったわけです。
1997年に締結された京都議定書での2020年までの目標は達することは叶わず、2015年のパリ協定で再目標を2030年に繰り下げ、カーボンニュートラルは2050年に達成することと先延ばしすることになったのです。
先延ばしすれば国としての義務は果たしている(これから果たす)からヨシ!というわけではなく、温暖化は一刻一秒を争うものだと考えています。
そのためにはやはりCO2を排出しない(排出量が少ない)電源を増やしていく必要があります。その1、その2で書いたCO2の排出が少ない電源をベース電源にするにはまだ時間がかかります。
ということで今は原発を増やすしかないと私は考えているわけです。

東日本大震災から13年が経ち、停止したままの原発も13年年を取っているわけですが、その間に当初の耐用年数の40年に近づいてきてしまった原発が出てきました。
東日本大震災がなければ、40年になる前に新しい原発を稼働させ、古い原発を停止(廃炉)させる計画だったのが狂ってしまいました。
そこで、原子力規制委員会は原発の稼働可能年数を20年伸ばし60年に延長可能としました(ちなみにアメリカも60年まで延長可能で、80年の延長申請している原発もあるとか)。
ふと考えてみると50から60年前って高度成長期で日本中に「団地」が作られたころですよね?
その団地は今どうなっているでしょうか?建て替えされたものも多く、残っているものは老朽化が進んでますよね?
原発の年齢もそれと同等ということです。品質が違うといえばそうなんでしょうけど、原子炉内部などは過酷な状況に置かれているわけで劣化していないはずはない。
そんなものをあと20年以上稼働させても平気なのでしょうか?
東日本大震災の教訓を反映させて(改造して)安全性が上がっているとも言えるかもしれませんが、そもそもの設計が古いものなので、現在の技術レベルと比べると安全性に劣る部分があることは容易に想像できます。

そんなことを国(経済産業省)のお偉いさんが考えないわけはないですよね。
今までは原発の増設はNGと言ってきましたが一転、老朽原発の停止(廃炉)した分だけ原子炉を増やしてもOK、と方針転換をしました(ちなみ昨日のニュースです)。
これ、うまい言い方をしてるなぁ、と思った部分があります。
「停止した分だけ原子炉を増やす」というのは、1台停止(廃炉)を決定したら、1台新しい原子炉を建造しても良い、と限っているわけではないと思います。
「停止した発電力(出力)分だけ増設しても良い」とも読めるからです。

なんでこんなことを言っているかというと、原子炉1基あたりの発電力(出力)は、原子炉ごとに異なる(一般的に新しいほど発電力が高い)のですが、1基あたりの出力を大きくすると、万が一の事故が発生した場合の影響が大きいので、1基あたりの出力を小さくして複数束ねるのがこれからのトレンドになりそうだからです。

書きたいことが終わらないので続きますw
Posted at 2024/06/16 23:32:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月16日 イイね!

これからの発電設備について(主に原発のこと)その2

さて、発電事情についてざっくりとその1で書いてきましたけど、題名にもある原発を使わないでSDGsにも掲げられているクリーンな持続可能なエネルギーと気候変動について「原発を使わないで」解決できるでしょうか。

・火力発電
 燃料をクリーンなものに変えていくしかありません。
 例えば、中部電力とJERAが合同で実験してるのは化石燃料にアンモニア(NH3)を混焼することでCO2排出を抑えるアイデアです。
アンモニアは燃えますがCO2を排出しません。ただ、燃焼時に窒素酸化物(NOx)が多く出ますのでそれを減らすのが課題です。また、アンモニアを大量にどう生成するか(現在は化石燃料から生成するのが主流でCO2を排出している)が問題。
 バイオマス(主に木材)を利用する発電もあるが、規模が小さく、まだ規模が小さいが故に主な原料の木質ペレットの価格の上昇で採算割れしてしまい閉鎖してしまったところもあります。
(成長の早い木を植林して持続的にサイクルを回す、ということはあまり考えてないみたい。個人的には成長の早いユーカリを材料にしてサイクルを回す実験とかしないかなと思っているのですが(色々問題点は指摘されているはいますが))
・再生可能エネルギー
 これは「蓄電」に尽きると思います。
 蓄電池を連動させて、太陽光だったらたくさん発電できる昼間に蓄電、夜間に放電を行えば電力の平準化ができ、規模をもっと大きくして小規模の発電所をグリッド化して協調制御できれば将来の安定電源化も可能かもしれません。
ただ、蓄電池の費用と制御のための運営、費用を誰が負担するか、という問題があると思います(電力会社は自前の電源じゃないから嫌がるだろうし)
 あとは洋上浮体式風力発電所の開発は進めてほしいなと思ってます。
・電気自動車と燃料電池車(の燃料)
 究極的にクリーンに動かすなら、再エネと再エネによる水の電気分解での水素の調達と貯蔵、運搬技術の進化が必要かと思います。
個人的には太陽光発電は山を切り開かなくても日本でももっと広げられると思っています。ズバリ「休耕田や耕作放棄地」にパネルを設置することです。
1つの敷地や地権者がバラバラでまとめるのはとても大変だとは思いますが、国が旗振りして(法律化してもいいと思っている)地域ごとに事業者を一本化し、地権者には税制優遇、売電収入の分配などを行えばWin-Winではないかと。
・その他
直接発電には関係ないですが、CO2利用方法の一つとして、人工光合成があります。
植物の光合成とは違ってデンプンを作るのではなくて、プラスチックの原料などのオレフィンを作る研究が行われています。
空気中からCO2を収集する技術も研究されていますし、発電所のCO2を利用して効率よく人工光合成を行うことなども考えられます。

あとは核融合の実用化が近づいてくれればなぁとは思います(ガンダムの世界ではMSの動力源は核融合エンジンなんですよね(余談))

上記のどれもまだ開発中(実証事件中のものもある)で、実用化は30年代とか50年代とか言われてたりします(私もうこの世にいないかもw)

最近の世界的な気候変動は主に温暖化によるものと個人的には確信していますが(信じるも信じないもあなた次第)、現代社会のエネルギー消費は化石燃料からの脱却はまだまだ難しいと感じています。

そこで上記のようなエネルギー供給のパラダイムシフトといってもいいような変化が起こるまではやはり原子力発電所によるエネルギー供給はまだまだ頼らざるを得ないんじゃないかな、と思ったりした次第です。

いまだ本編に突入していないのに続きますw
Posted at 2024/06/16 13:12:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月16日 イイね!

これからの発電設備について(主に原発のこと)その1

※原発反対論者は読み飛ばしたほうがいいかも?

いままで私はどちらかというと原発否定派で、福島第一原発直後は原発は即座に廃炉すべし、と思っていましたが、現在の日本の電力事情から考えると以下の理由のように原発なしは無理だな、と思い始めました。
・火力発電の限界
 エネルギーコストとCO2削減という二重苦により、国民生活と気候変動(世界の潮流には逆らえない)という問題から減らしていく必要がある。
・再生可能エネルギーの太陽光発電への偏りと供給の不安定性
 圧倒的に太陽光発電の割合が多く、九州地方では晴れた昼間は供給量が多すぎて出力制限(持ち回りで太陽光発電所の発電停止)が発生したり夜間との供給力の差が激しくて安定した電源になれない。
 風力発電は割合が少なすぎるし安定性にも欠ける、地熱発電は候補地のほとんどが国立公園内に存在し、国立公園外でも地元が猛反発(当然温泉が多いので湯量、温度などの変化を懸念するのは当たり前だと思う)
 九州電力は原発稼働させてるから昼間の太陽光は供給過多だから制限する、というのもなんとも納得いかない理由ですけど。
・FIT(固定価格買取制度)と再エネ賦課金
 FITは主に太陽光で発電した電力を電力会社の売価の倍以上の価格で買い取ってくれる(電力会社に買い取らせる)制度ですが、これにより大小太陽光発電所が乱立しました(山の斜面の木を切ってパネルを設置する業者がいたり非難されてしかるべしな業者もいっぱい)。
 電力会社が高く買い取る原資はどうすんの?という話で、「利用者(国民)から取ればいいじゃん」となってしまい再エネ賦課金という電気代への上乗せが強制されています。
 FIT自体は20年という制限(家庭用は10年)が付いていますので、賦課金は徐々に減っていきますが、FIT終了後の太陽光発電所は市場に売電することになりますが、売買価格は電力会社の売価の半値以下になっています。
太陽光パネル自体は20年以上利用できますので、FIT終了後にどうなるのか。
このままでは割に合わないと発電をやめる事業者が現れたり、新規で参入する業者も減るでしょう。
 ただ、今後は企業に対するCO2削減要請(命令?)が出てきていますので、自家消費(自社で発電して自社で使う)が増えてくれることを祈っています。
・(ついでに)電気自動車と水素自動車
 これ書くと怒られるかもしれないけど、現状の電気自動車や水素自動車の燃料となる電気と水素はどうやって作ってるのか?
電気はほとんどが火力発電で作られているし、水素はほとんどが化石燃料を改質して製造していて、どちらも製造時にCO2を大量に排出します。
電気自動車に乗ってたり燃料電池車(バス)を運用して「CO2を排出しないからクリーンだ!」とか言っている人には小一時間・・・(某小池さんとか)
もちろん電気自動車の運転フィールが好きだから、とかガソリンスタンドにいかなくていいから楽、とかで乗っている人は全然OKだと思います。
中国はかなり電気自動車が普及しましたが、未だにCO2排出量がダントツに多い石炭発電がメインですから矛盾してます。
日本だって電気自動車が普及したらその分火力発電増やすの?って疑問が湧くし。
ヨーロッパの一部の国も某侵略者の国からパイプラインでガスが買えなくなって電気自動車への補助を減らしたり、アメリカだってもしトラしたらシェール掘りまくりでガソリンバカ食いの大排気量車がバカ売れになるでしょう(偏見?)

長くなってしまったので続きます。
Posted at 2024/06/16 11:37:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月10日 イイね!

バイクのサイドミラーのカメラ化ってできないですかね

一般的にバイク(スクーター)ってハンドルに付いているバックミラーが一番幅を取っています(ハンドルより外側に出っ張ってる)
これ、地味に邪魔なんですよね。大体乗用車と同じ高さでミラー同士がぶつかりそうになったりするし。
あまり出っ張らない社外品とかもありますが、体(腕)を動かさないと後ろが見えなかったり安全性で問題が出ます。
そこでふと思ったのですが、カメラにしたらいいんじゃないかなぁ、と。
車のドアミラーのカメラ化は実用化してますがバイクにはないですよね(車も流行ってませんけど)
シートの後方左右あたりに広角で映るような(それこそ魚眼レンズ的に写ってもいいかな)カメラを取り付けて、ハンドル中央あたりに左右のカメラ映像が表示されるディスプレイを付ける。
そうすれば、ハンドルからミラーが外せて幅も狭くなるし、カメラの取付位置とか角度を調整すれば死角もかなりカバーできて安全になるんじゃないかなぁ。
車と同じようなリアカメラは発売されていますが、バックミラーと完全に置き換えることはできなそう・・・
どこか作ってくれないかなぁ。売れると思うんだけどなぁ(少なくとも私は買いますw)。
防水性の確保とか振動とか機械的な信頼性とか車とは違った課題はありそうだけど。
バイクに乗ってると考えないことはないと思うので、いろんなメーカーですでに実現は難しいと結論が出てるのかもしれないけど、ぜひ検討してほしい!
Posted at 2024/06/10 21:51:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「バイク屋にオイル交換に行ったら、GSX-S125の走行800km(年式忘れた)が28万円で売っていた。
その場で衝動買いしそうになった。
安いよね?
なんか久しぶりにギア付きのバイク乗りたいなぁ。」
何シテル?   05/26 00:38
BMW E87 130iからF20 118dへ乗り換えました。 ハイオク3リッターからディーゼル2リッターへの乗り換えですが、低速トルクが高くメインの街乗りで...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
2345678
9 101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

マイナス金利解除という日本経済の転換点(その1) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/24 14:13:32
ひつじサンさんのBMW 1シリーズ ハッチバック 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/09/21 20:36:14
エンジンチェックランプ点灯、インジェクタークリーナー投入 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/09/11 00:25:34

愛車一覧

BMW 1シリーズ ハッチバック BMW 1シリーズ ハッチバック
2021年9月25日、E87 130iとバトンタッチしました。 F20 118d Mスポ ...
ホンダ リード125 ホンダ リード125
アティラ125の急逝により購入しました。 お店に在庫のあった2018年式のリード125ス ...
その他 その他 その他 その他
・オペルアストラCD(AT) 初のオートマ車。ハイオクで115ps、燃費は7km程度とよ ...
スバル レガシィ スバル レガシィ
購入時、以下の条件で車を探してました。 ・セダン ・AT ・5ナンバー ・ターボ 年式と ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation