
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
MOMOKO KIKUCHI 40th Anniversary FINALが終わりました。2日連続の興行で、のべ45曲を歌いあげた見事なステージでした。
菊池桃子さんのすべてが好きですが、一つだけやめて欲しい歌唱時の所作がありました。歌唱後に背筋を伸ばしたまま深々とお辞儀をするのです。ときに、三方向にする感じにもなります。時間にして、3秒以上を要していると思います。
昭和のTV歌謡全盛の時代に厳しいしつけを受けた方ですので、仕方ないのですが、いつも何かが違うと感じていました。主役である彼女の頭頂部に向かって、拍手を続けたり、「もっもこおお」と叫んだりするのは、滑稽です。自然に「有難う」という感じで手を振ってくれるのが理想で、観客の反応をシンガー側も目で楽しんで欲しいと思うのです。そのほうが、相思相愛で、こちらも嬉しくなります。
今回のステージでは、いくらか今風になり、深いお辞儀は激減しているのを感じました。もしかすると、演奏者の役割も重要なのかもしれないと思いました。ギターやドラムの最後の一閃に向かって、音楽がクライマックスを迎えるところに観客の注目を集め、「ジャーン」で歌手がリアクションすれば、お辞儀はいらなくなります。
もしかすると、桃子さんが意識的に所作を変えたのではなく、若いバンドマン達の習慣でそういう流れになったのかもしれません。今回編成されたバンドの若さは、冒頭で桃子さんが説明していました。
「みんな、聞いて。私がデビューした40年前にさあ。このバンドの誰もまだ生まれてなかったんだよ」
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、俺と目が合うと、つい女心が目覚めてしまうから、お辞儀でごまかしていたんじゃないの~。
胸に抱いた愛の花、
受けて止めてくれるでしょう。
Posted at 2025/07/12 08:00:10 | |
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