全日本ジムカーナ選手権第3戦が、
広島はTS
タカタサーキットにて開催された。
前日までの天気予報は横殴りの土砂降り。
しかし、実際には1日中降ったり止んだりの
不安定な
コンディションとの闘いに、
134名の選手が
臨んだ。
PN2クラスは9台がエントリー。
全てシングルエントリーだから、第1戦と台数は変わらない。
なんといっても話題は、スバル
BRZとトヨタ
86が合計3台エントリー。
当然、注目は、GTドライバーでもあり、ジムカーナ界のスーパースター、
山野
哲也選手!
BRZを駆って、PN2クラスへ
本格参戦開始である。
そんな最新鋭車両を、
フェアレディZと
シビックType-Rが迎え撃つ。
結果から言おう、
「山野BRZ、デビューウィン!」だ。
その阻止を誓った、千葉
シビックが2位、そしてcha-riの
Z34が3位。
2012シーズン、
三つ巴の
熾烈な戦いを予感させるスタートとなった。
私にとっては、
精神的に完敗を喫したレースとなった。
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朝から
雨はポツポツと舞い降りてくる。
路面を見ながらセッティングを
悩む選手たちがパドックをうろついている状況。
前半はハイスピード、中間ポイントにサイドターンが1箇所、
そして、最後のテクニカルセクションに、180°ターンと360°ターンが待ち受ける。
1stヒート。
雨が一旦止んで、
濡れて黒い路面をPN1クラスが走り出す。
所々ライン上の路面は
乾き始め、
ハーフウェットのセッティングに急遽切り替えた。
ダンパーの減衰力を上げ、タイヤの空気圧を落とし…、慌しくクルマに乗り込む。
タカタを走るのはこれが
3本目。
前日のドライ路面の公式練習とは違い、
滑る箇所とそうでない箇所に
翻弄される。
ショートカットは路面はグリップがいい、
そこに設置された前述の
ターンセクションを3箇所とも
ミス。
それでもなんとか
3番手タイムでゴールした。
山野選手が
トップ、0.08秒の
2番手に
千葉選手、私はトップから遅れること約1秒。
ここから、いろいろなことを
考えた。
好転する
読みはある、でも、それを
確実にするための
策が必要だ。
いくら考えても、天候だけはどうにもならない、
私にできることは、
てるてる坊主をつくることくらい。
2ndヒート。
2台前を走る山野選手のゴールタイムが聞こえた、いや、
聞いてしまった。
「
1'21秒×××! なんとここでトップタイムを更新して突き放しにかかる!」
後々考えれば、この時点で私の
負けは決まっていたも同然だった。
AZUR星人さん曰く、
「
山野君のタイムを聞いて、全身の細胞がレッドゾーンに突入した」ような
走りだったそうな。
もがいてみた、しかしながらそれはロスを生むだけの
もがきでしかなかったようだ。
1stヒートで失敗した中間のサイドターンへオーバースピード気味に進入し、
旋回半径が小さくなり、リアタイヤで
パイロンの耳を
踏んでしまった。

こうして私のJGC第2戦は3位で
幕を閉じた。
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山野選手の闘えることは、私にとって
とても幸運としか思えない、そう
実感した。
様々な条件を整えたとしても、最後は
ドライバーの精神力なのだと教えてもらった。
全日本で
闘うことの
恐ろしさ、
これはただ全日本を
走るでは味わえない
奥深さだ。
これからも、山野選手、他のPN2ドライバーに
相手にしてもらえるよう、
さらに
精進しないといけない。
まだまだだな、だからこそ、もっと
うまく走れる余地があるんだ!
そう自分を奮い立たせて、第3戦名阪ラウンドへ挑もう。
Posted at 2012/04/27 22:29:36 |
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Z34 de ジムカーナ | 日記