
先日、9/29(木)~30(金)の一泊二日で大阪弾丸一人旅に行ってきたのは、すでにいくつかブログをアップしているところであります。
今回は中国資本のLCCである「春秋航空日本(スプリングジャパン)」の就航したばかりの関空便を利用したのですが、ちょっとした搭乗記でも書いてみようかと。
私は片道737円というセールチケットをゲットして超格安で飛んできたわけですが、通常でも一番安いクラス(機内荷物預入れ不可)でしたら、曜日にもよりますが3,000円台で予約出来ます。
うーむ、のぞみで新大阪まで行くことを考えると、料金だけで考えれば比較にならないほどお得ですよねぇ。
もっとも、成田発関空着であったり、他にもいろいろと制限になりそうな部分があることも事実で、そのあたりも踏まえて書けれ ば、といったところであります。
ええ、長文になっちゃうと思いますが(笑)
春秋航空について、あまり聞かない名前であったり、中国系であったりということで、少々不安に感じる方や、最初から敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと全く不安も不満も感じませんでした。
私はLCCは今までにジェットスターと旧エアアジアジャパン(現バニラエア)を利用したことがあるのですが、その中でも一番日系のエアラインのおもてなしに近かったように感じます。
つまりJALとかANAと比べてもサービスレベルに違和感がなかったというところでしょうか。
変なカジュアルさもありませんでしたし、とてもキッチリ、カッチリしていたイメージです。
往復ともCAは皆さん日本人でしたし、復路にはイケメンの男性中国人パーサーも乗務していましたが、日本語もペラペラ、気遣いも一級品でとても好感が持てました。
機材についても新しいボーイング737、スカイインテリアという内装を採用した最新型機のようです。
日本のLCCで737を使用している所は他にないのですが、これも日系エアライン経験者のパイロットを雇用するためということですから、勢いベテランの機長が多くなるわけで、このあたりも手堅いところなのかなぁ、という感じです。
それにCAさんも同様に国内のエアライン経験者が多いということですからね。
シートピッチ等々は、まあ、LCCだよねというところではありますが、関空便程度の所用時間であれば余裕でガマン出来る範囲です。
この辺も別途記載しましょう。
さて、春秋航空、まずは予約からなのですが、特にツアー等を希望しない限りは公式サイトから予約するのが一番簡単かと思います。
日にちや曜日によって価格は違いますが、毎月7日からセールを行いますので首尾よくゲットできれば今回の私のように破格値で搭乗することが可能です。
席数には限りがあるのでしょうが、私は7日発売開始のセールチケットを10日に予約出来ましたから、瞬殺という感じではないような気がします。
もっともこの辺は認知度が高まってくるに従って、争奪戦が激しくなってくるような気はしますけど。
預入れ手荷物の上限によって3つのクラスがあるのですが、最安は無料の機内預入れ荷物はナシ、機内に持ち込める荷物も5kgまで、しかもサイズ制限がありという「ラッキースプリング」というクラスです 。
私の今回の737円チケットもこれですね。
その他座席の指定をする場合は場所にもよりますが最低400円から、私はせっかくですから窓側をということで指定したのですが、それでも737円+400円で1,137円ですからね。
シートピッチの狭いLCCにもいわゆる勝ち席というものがあるようですが、春秋航空の737の場合は右側の前方席のようです。
その情報を知らない時に予約をしたので、行きは左側前方の窓側、帰りは右側前方の窓側を指定、うん、確かに復路のほうがゆとりがありましたね。
(このレイアウト図をみれば理由は明白ですが、それは後ほど・・・)
そうそう、当然東京では成田発、大阪では関空着ですからね、地域によっては時間的には新幹線よりもトータルの旅行時間が確実に多くかかってしまう ところも注意点であります。
さあ、それでは実際に乗りましょう!
成田空港発ですから、さいたまの自宅からのルートを考えます。
当初はせっかくの安いチケットなんだから、極力安くなんて思っていましたが、結局スカイライナーで。
スカイライナー、快適でしたけど今回は春秋航空の搭乗記なので割愛。
私は成田まではそんなに時間かからず行ける地域に住んでおりますが、神奈川県民の方であったり、都内の方であっても海外に行くなら仕方ないけど大阪まで行くのに成田なんかに行ってられねえよ!という方も多くいらっしゃるかとは思います。
私の場合は、スカイライナーを使えば、羽田に京急で行くのと大差ない時間で行けたりするので、選択肢として大いにあるんですけどね 。
ちなみに帰路は東京駅まで1,000円の高速バスを利用したのですが、空いてさえいれば快適ですよ。
京成バスを中心にいくつかのバス会社が共同で運行しているような形態ですが、待たずに乗れるレベルの本数もありますし。
遅延のリスクを考慮すると、帰路の利用がおすすめな気がします。
ちなみに成田空港はLCC専用の第3ターミナル、徒歩にしても連絡バスにしても第2ターミナルから10分程度はかかりますから、この点も考慮に入れたほうが良さそうですね。
(連絡バスの場合は1階の24番乗り場、中の島みたいになっている場所にあります)
チェックインは機内預入れ荷物がない場合は自動チェックイン機で簡単に済ませられます。
春秋航空のカウンターはターミナル入ってすぐ、チェジュ航空の隣にあります。
ただし自動チェックイン機を使ったとしても、機内持ち込み荷物の重量はかなりシビアにチェックされます。
大きさ制限もあるのですが、これは見たところ常識的な範囲では特に何も言われないようです。
ただ、重量についてはちょっとでも5kgをオーバーすると有無を言わさず超過料金を取られてしまうようです。
実際に私も何人もそういう方を目撃しましたから、成田でも、関空でも。
私はこういうトートバッグひとつでしたが、微妙にサイズはオーバーしていたものの重量制限を余裕でクリアしていたため、大きさについては何も言われなかったです、行きも帰りも。
ここは重要なポイントですね。
それでは機内に乗り込みましょう。
第3ターミナルは保安検査場から搭乗口まで結構な距離がありますので、多少のゆとりを持ちたいところです。
最初に優先搭乗の案内(お年を召した方、お身体の不自由な方、小さいお子様連れの方等)がありますが、その後は混雑緩和のため窓側の方から案内されます。
成田空港は一旦地上に降りてタラップで機内に乗り込みます。
結構簡易的な感じがしますが、こんなものでしょう。
案内された機内はさすがに新しく明るい雰囲気、CAさんの笑顔も眩しく、ご案内もしっかりと丁寧な感じです。
行きの機内のシートピッチはこんな感じ、前述したとおり勝ち席ではない左側前方のシートです。
個人的な感想としてはA320を使用しているジェットスターあたりに比べても狭い気がするのですが、実際はどうなんだろう。
ジェットスターは7月に乗ったばかりですから記憶もまだ新しいんですけどね、今回のほうがキツい気がするなぁ。
機内は満席、私の横には体格のよいアジア系の方がお座りになりましたが、私も体型的には同じようなものですからね(汗)
ソーリーと言いながら、度々腕をニュッと突き出して機外の風景をスマホで撮影するのは、まあお国柄というところですかね。
機内サービスは何もないに等しいですし、有料のスナックメニューも関空便だと飛行時間が短いため実質的には頼むのは難しいかも。
ヘッドレストに広告が載っている「カリアーリ」のコーヒーが売りのようなんですけどね。
そうだ、この日は天候の状態があまり良くなくて、飛行機が揺れる恐れがあるからということで、ホット飲料やカップヌードルの販売は中止だったんだ。
ちょっと飲みたかったですけどね、カリアーリコーヒー。
nonchan1967を乗せたボーイング737は結局さほど揺れることもなく、何の問題もなく関空に到着。
隣のアジア系の青年がなかなか席を立たないので、結構降機するのが遅くなっちゃいましたけど。
関空からはラピートでなんばまで行ったのですが、これも割愛。
今度スカイライナーとラピートの比較ブログでも書こうかしら、空港アクセス特急対決ということで。
というわけで、翌日の復路のお話です。
関空では第1ターミナル利用、ここでも自動チェックイン機を利用しますが成田同様に機内持ち込み荷物の「重量」については超シビアです。
ちょっと超えただけで預入れ荷物扱いになって、1,500円だかのエクストラコストを取られてしまいますから、荷物に不安がある方は預入れ荷物の枠があるクラスのチケットを予め予約したほうが結果としては安くなるかもしれません。
このあたりは公式サイトでご確認いただければと思います。
(関連情報URLにアドレス貼っておきます)
復路は直接機内に乗り込めますが、これって前日のと同じ機体かしら。
いずれにしても同じ737、ただし今度は勝ち席の右側前方窓側であります。
足下のクリアランスはこんな感じ。
往路に比べると多少ゆとりがあるような感じですが、それもそのはずで主翼までの間で1列少ないんですって、左側よりも。
(前掲の機内レイアウト図参照にて)
よし、これからはもう右側前方オンリーだぜ!
あとは往路と同じ時間を過ごして無事成田に到着。
成田では沖止めなのでバスに乗って移動するのがちょっとばかり面倒ではありますけどね。
それでは東京駅まで1,000円のバスに乗って帰りましょう。
時間さえ気にしなければ快適ですよね。
いやー、それにしてもなかなか味わい深い弾丸一人旅でありました。
ということで、とりとめのない内容になってしまいましたが、春秋航空日本の搭乗記でした。
今回かかった費用は、飛行機の部分だけで言うと、片道737円×2、座席指定400×2、空港税が380円×2、クレジットカードの決済手数料が860円だったかな?
トータルでは3,894円ですか!
大阪まで飛行機で往復してこの価格であれば、特に用事がなくてもちょっと行ってこようという気になりますよね。
私のように乗り物が好きで、単純に空港に行くだけでもワクワクするなんて人種にとっては、もうラッキーでハッピーで言うことなし、といったところであります。
時刻表的に日帰りは無理だと思うんですけどね、成田→関空が12:00⇒13:30、関空→成田が14:35⇒16:00ですから。
ま、大阪で安いホテルを探すのは簡単ですからね、実際に私も今回朝食付きで税込 4,500円のビジネスホテルに泊まったわけですし。
食事だっていくらでも節約出来ますし、移動も全て普通の電車にすれば一泊二日の行程でトータル1万円では難しいかもしれませんが、1万5,000円だったら充分オッケーでしょう。
反対に関西の方が気軽に東京旅行にも来ることが可能なわけですから、ぜひ皆さんにおススメしたいと思う次第であります。
超長文、失礼いたしましたー。