
今回のタイトル画像は違うクルマですけど、昨日ネタにした手回し式ウインドウが渋いクルマは190Eのアンファングというベーシックグレードでした。
新車価格は驚きの395万円だったようですが、クルマで見栄を張らない人、メルセデスが本気で造りこんだ小型車の真髄を味わいたい人、そういう層には結構訴求力あったんじゃないかしら?
要するに「ベンツ」という観点でこのクルマを見ない人、と言ったらいいのでしょうか。
そういう人カッコいいですよね、もっともその渋さはなかなか理解してもらえないのかなぁ、という気もしますが(汗)
とはいえ、メルセデスとしては安価な395万円でも、同カテゴリの国産各車と比べたら相対的にはとんでもなく高価だったわけですから、その金額を出すのであればもう少しお金を足して上級グレードを購入した方が多かったような気がしますが、どうだったんでしょう。
実はnonchan家は、私が免許を取得した時の家のクルマが素の190Eだったものですから、このベーシックなメルセデスには多少は思い入れもあるんだよね、ということは今までにも何度かブログネタにしているところであります。
私は免許取ったのはちょっと遅くてハタチの時でしたが、まだバブル期真っ最中でしたから、例え大宮ナンバーだったといえどもそれなりにインパクトがあったんじゃないかしら、初心者マークで乗っていると。
当時は大宮52とか53で、まだ77にはなっていなかったのかな、その辺の記憶はあいまいですが、今よりももっと埼玉県内ナンバーの地位が低かった時代ですからね。
そういうこともあり、大田区の祖母の家で車庫証明を取得した品川ナンバーの中古のスタリオン(笑)を乗り回していた私ゆえ、そんなに頻繁には乗っていなかったと思います。
左ハンドルでしたしね。
タイトル画像のブルーの190Eが近いイメージなのですが、サッコプレートのつかない初期型の素の190Eは、本当に内装もそっけなかったです。
いや、パワーウインドウではありましたけどね(爆)
しかしごく普通のサラリーマンであった父がなんで190Eなんかを買ったのかは未だに謎ではありますが、すでに亡くなっておりますのでその真意を聞けないのは残念であります。
でも当時の190EのテレビCMで、うろ覚えなのですが、食卓で新聞を読んでいる父親の後ろから、渋カジっぽい雰囲気の息子が無言で190Eのカタログを落とす、みたいな内容のがあったような気がするのですが、誰か覚えている方いらっしゃいませんでしょうか。
YouTubeで探してみても見当たらないのですが、でも絶対にそういうCMあったはずなんだよなぁ、みたいな。
ま、免許取ってすぐに小ベンツとはいえどもメルセデスの世界を垣間見れたのはとてもラッキーでしたけど、悲しいかな、露天駐車の宿命かもしれませんが内装の劣化は激しかったですよ。
当然のようにダッシュボードはひび割れましたし、あとはウインドウのところの内装もめくれてきて中身が見えていましたし。
確かシフトゲートのところにしか付いていなかったウッドパネルも、もちろんひびが入って欠けちゃったと思いますし。
我が家の環境が悪かった、そんなにメンテに気を遣っていなかったというのが一番の原因だとは思いますけど、当時のメルセデス、というか欧州車はそのあたりの内装のクオリティがイマイチだったような気がします。
それは品質が悪いということでは決してなくて、日本の気候対策が不十分だったという意味なのですが、ま、いずれにしてもまた乗ってみたいなー、なんて思った次第です。
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Posted at
2017/10/30 13:35:57