そういえばまだ見ていなかったよなー、ということで、昨日は「フォード VS フェラーリ」を鑑賞してまいりました。
やっぱりクルマ好きとしてはね。
前評判通り大変面白かったです。
上映時間は長いのですが中だるみすることなく一気に最後まで引き込まれる、という感じでしょうか。
もう公開から半月は経っていると思いますが、平日の15時過ぎという時間帯でも結構お客さんも入っている状況でした。
IMAXではない普通のスクリーンでしたが、充分に迫力も感じられましたし満足です!
ストーリーとしてはすごくシンプルで、まず登場人物も主人公側とライバル側でしっかり分かれているのが単純だけど感情移入しやすいなぁ、と。
また主人公側においてもその中での味方と敵みたいな構図が非常にわかりやすくあったりして、ここでまた主人公負けるなー的な。
見る側の想像を超えることはなく、間違いなくこういう横槍が入るよなー、みたいなところでは想像通りの展開になりますが、むしろそれが頑張れー、なんて気持ちを観客に抱かせる感じでしょうか。
実話をベースにしているので説得力もありますしね。
映画の中に出てくるフォードとフェラーリは、どちらもカッコ良かったのですが、何となくフォードのほうかよりカッコ良く見えるように感じるのは、まあそういう映画ですからね(笑)
ストーリーとしてはシンプルだと書きましたが、やはりハリウッド映画ってアメリカ礼讃に落ち着くのかなー最終的には、なんて思いました。
強いアメリカ、困難に屈しないアメリカ、世界のリーダーたるアメリカ、そういうのが透けて見えてますよね。
ま、エンターテイメントとしてはそれくらいのほうが楽しめるという気はしますけどね。
はい、堪能いたしました。
しかしキャロル・シェルビー役のマット・デイモンはさすがに安定の演技ですね。
超有名なハリウッドスターだということもありますが、期待を裏切らないというか。
もう1人の主人公役のクリスチャン・ベールもすごく良かったです。
自分を貫きつつも最後までは貫けない男の感情の移り変わりというか、最終的には環境や人間関係に折り合いをつけていくところなんて、想定される範囲内ではあるのですが良かったです。
家族を絡めてくるところもわかりやすいというか、観客の期待を裏切らないよなー。
奥さん役の女優さん、私、すごく好みです。
あ、あとはフォードのアイアコッカじゃないほうの副社長、レオでしたっけ?
大きな組織内における典型的な悪者として超わかりやすく描かれていましたが、大会社の経営層という立場からすると、彼のほうがある意味正しいのかなぁ、なんて思ったりもして。
大金を投じるからにはそれなりのリターンは必要だもんなぁ。
というわけでまだご覧になっていらっしゃらない方はぜひ!
日本公開を前提にしているような、ニヤッとする場面もありますよ。
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Posted at
2020/01/30 08:08:55