
まあ、こういう場合に重厚長大と言うのかはともかく、イメージ的にはこれはフルコンポですね。
画像は上からチューナー、カセットデッキ、スペアナ付きグライコ、アンプ✕2、という感じ?
スピーカーまであわせたトータル価格か220,000円ということですが、1984年、昭和59年当時のその価格は今だとどれくらい換算なんだろう。
もっとも今は物理メディアも違うから比べても意味ないかもですね。
しかしこれをコンソールに納めるのは結構大変な気がしますが、どうなんでしょ?
これってDIN規格ではないですよね。
いわゆる1DIN、2DINなんてサイズでカーオーディオが作られるようになったのは1990年代以降という記載があるサイトもありましたが、1980年代はまだ統一されていなかったということなのでしょうか。
確かに私が以前乗っていた1980年、昭和55年式の117クーペはDINサイズではなかったので、オーディオ交換したい場合は助手席下に吊り下げるしかない、なんてオートバックスで言われた記憶も。
専門店ならキレイに加工してインストールしてくれるんでしょうけど。
でもこのケンウッドのカーコンポ、まだギラギラ感はないですね、一応スペアナ搭載ではありますけど。
ここから数年先のバブル期には、本当に煌びやかな表示のカーオーディオばっかりだったよなー、なんて思うと、この製品は何というか「ステレオ」ですよね。
昭和の遺物かもしれませんが、こうした製品にノスタルジーを感じるのも、ま、50代後半の人間として当たり前の感情なんじゃないかしら。
しかし、現代のカーオーディオ(ヒュンダイのカーオーディオじゃないよ笑)、当時の下手すると10分の1くらいの価格で同程度かそれ以上の機能を持てるんじゃないかしら?
要するにBluetoothで繋がるディスプレイオーディオさえあればオッケーなんですもんね。
最近のクルマはBluetoothで純正オーディオに繋げる機能なんて当然ありますから、やっぱり音質を突き詰める方以外は、大体満足出来てしまうような気もします。
私はそもそも車内ではラジオ派なので、音質よりもチューナーの性能が良いほうがありがたいですかね。
夜はカーラジオで懐かしのBCL雰囲気が味わえる感じの。
うーん、このケンウッドのカーコンポから約40年、短い期間なのか長い期間なのか。
カセット全盛期からCDになって、MDやらDCCやらDATやらいろんな規格が出てきて、でもいつの間にか物理メディアは廃れてしまって。
もちろん今のほうがお手軽でリーズナブルで使い勝手も良くて、絶対に今のほうが恵まれているとは思いますし、その恩恵を享受しているわけですけど。
いずれにしても、熱かったよね、80年代、熱かったよね、昭和の時代、ということであります。
Posted at 2025/09/02 07:43:29 | |
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