
正直なところG350BlueTECの動力性能には不満ありません。
しかしながら、前車のW166 ML350BlueTECと比較すると、約300キロ重く、尚且つ一世代前のBlueTECですから、最大トルクを発生する1600~2400rpmで差を全く感じないわけではなかったのです。
某オクを眺めていると、6~7万円で50馬力アップ!を謳うサブコンを見かけますが、単なるブーストアップよりもECU本体で燃調も含め総合的なセッティングをした方がフィーリングも含め信頼性も高いであろうと判断し、Digi-Tecさんにお願いしました。
施工前にチーフエンジニア氏とお話させて頂いたところ、日本仕様は軽油がドイツより成分的にやや不利らしく、ドイツ本国仕様と同等のチューニングを施してしまうと、DPF(ディーゼル微粒子フィルター)による再燃焼が追いつかなくなってしまい警告灯が点いてしまう場合があるそうで、控えめなセッティングになっているとか。
海外サブコンの類が日本の軽油とDPFのことまで考慮してあるのかは不明です('◇')ゞ
これまでG350BlueTECのDigi-Tec日本施工例は一台のみだそうで、そのクルマは日本仕様に合わせてかなり安全マージンを取ったセッティングで、パワーが35馬力アップ、最大トルクが600N・Mだったとか。
今回ボクがお願いしたのはDPFへの悪影響がない範囲でさらに実用域でトルクアップするセッティングをお願いしました。
クルマを預け、ECUからデータを読み出しドイツ本国へ送り、戻ってきたデータをインストールし、テスト走行してから納車されるまで約3時間半。
まずはECUを学習させるため、30分ほどブーストをかけずに竹富島の水牛の如くゆったりと走り、徐々に回転を上げてから踏んでみました。
まずは料金所から発進加速。ATがE or Sモード関係なく、イノシシのような加速!
7速2000rpmから3000rpmあたりの加速も力強くなり、車速がこれまでよりもどんどん上がっていきます!
パワーそのものは40馬力アップ程度らしいので、空気抵抗を感じる速度域より先はそれほど伸びませんが、実用域で力強くなりました(*^▽^*)
コーフン状態で帰路に着き、自宅近くの住宅街を走っていて感じたのは、2000rpmあたりからトルクの太さを感じ、坂道をこれまでよりも少ないアクセル開度でぐいぐい上っていくこと。最大トルクが540N・Mから630N・Mへと増強されたことを最後にも実感しました!
気になる費用は税込231,120円でしたが、245ps & 600N・Mへと強化される2016年モデルのG350BlueTECを超える性能になったわけですから、個人的には納得です!(^^)!
あっそうそう、もしもディーラーで点検時にデータを消去されたとしても1年以内であればリセッティング無料だそうです。
「水牛の皮を被ったイノシシ」となり、ますます愛着が増したのでありました!
今回はGのECUチューニングに関するお話でした!
・・・というわけでこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!
Posted at 2015/05/25 21:01:44 | |
G350BlueTEC | 日記