
これまで5台のシルビアに乗り、累計で20万キロ以上走破してきました。
ボク自身が走りの基礎を学んだクルマであり、それゆえ愛着があります。
しかしながら先月のマル耐第13戦を冷却系トラブルによりエントリーをキャンセルすることになってから、正直申し上げて心が折れてしまいました😢
それはレースを楽しみにしていた仲間達に迷惑をかけてしまったこと、それから延々と続く修理に疲弊してしまったからなのです。。。
以前のS15は200万円で購入し、修理やチューニング等でなんだかんだで600万円くらい掛け、100万円で手放しました・・・。
単純にお金のことだけ考えればアホそのものですが、7年&10万キロを共に過ごした時間がとても濃密だったので後悔はまったくありません。
それなのに今回ばかりは手放すのか、それとも直すのか、で悶々と。。。
このままではいかんばい!と思い立ち、夜の帳が下りてからS15に火を入れ、向かった先は某峠。
冷却系トラブルを抱えていますので取りあえず4000rpmMAXで流してみました。
足回りはダンパーが抜けていて突き上げが酷いですが、リフレッシュすればかなり印象が変わるハズ。
車重が1.3トンで約400馬力ですが、2.2L化し低速トルクをアップしたならば、より乗りやすく楽しくなるだろうなぁ~と。
きっちり仕上げれば痛快なクルマになることは確か。
エンジンOHで約100万円、NISMO6速新品&ミッションオイルクーラー装着で約50万円、足回りのリフレッシュで約30万円、その他20万円として計約200万円の予算は考えねばなりません。
しかしながら躊躇してしまうのは、これだけでは済まず、未来永悟修理があちらこちらで続くからなのです(-_-;)
さらに追い討ちをかけるように純正パーツがどんどん絶版になっていきます・・・。
落ち込みそうになりながらもふと思い浮かんだのが今年になって仲良くなった珈琲店のマスターの言葉。
『80~90年代を走り屋として駆け抜けてきたDORYさんを象徴するのがシルビアであり、これから齢を重ねても大事にしつつ豪快に振り回しながら乗っていたら絶対カッコイイですよ!それにフェラーリやポルシェ等を所有するようになった今でも走り続けてきた証であるシルビアも無碍にせず大切に持っているのが本当の漢であり、ブランド好きではない純粋なクルマ好きです。手放したらダメですよ!!』
もうひとつ思い出したのが長年苦楽を共にしてきたドリフト修行仲間の隊長である御年66才 H先輩が5年くらい前にFSWのショートコースでS15に乗る50代半ばくらいの方から声を掛けられ『この歳でシルビアに乗るのが恥ずかしくてもう手放そうかと思っているのですよ・・・』と言われた時に間髪入れず『この歳だからこそシルビアに乗るのがカッコいいのですよ!』と堂々と答えられ傍らにいたボクは感銘を受けたのでした!
熟考した結果、このクルマをきっちり仕上げることを決意しました!
シルビアは未熟なドラテクながら走り続けてきた証であり、手放したら後々後悔することが明らかなわけですから。
グジグジ考えず進むことにしました!
・・・というわけでこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!
Posted at 2017/11/09 00:03:33 | |
S15 Ⅱ | 日記