昨日
「金芽米」の工場見学をしたあとは
近くにある「埼玉県平和資料館」へ。
昨年の10月にリニューアルしてからは
「埼玉ピースミュージアム」という愛称になっています。
リニューアルしてからは、初訪問でしたが、
1点、気になっていた点が。
↓
(埼玉新聞:2013年10月21日(月)より、抜粋)******************************************************************
■「館の変質許すな」考える会がチラシ
県平和資料館を考える会(共同代表・石垣敏夫、江藤善章さん)は20日、
同施設前でチラシを配って、
リニューアルに伴う「平和資料館の変質は戦争への道につながる」と訴えた。
同会によると、これまで掲げられていた「昭和史年表」には、
世界・日本・埼玉に分けて明治以後の歴史を詳しく表示していたが、
新年表には南京事件、東京空襲などの史実、
秩父事件や熊谷空襲など埼玉に関わる事項などが記載されていないという。
石垣代表(72)は「重要な歴史史実の約3分の2が削除されている。
県民から寄贈された2万点もの貴重な資料と
平和への思いが込められた平和資料館の変質を許してはならない」と話した。
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実際に見学してみて、展示内容自体は
大きな変更はなく、
「戦争へ至る道のり」「戦争の悲惨さ」「平和の尊さ」を
訴える姿勢自体には大きな変化は
感じられませんでした。
この年表だけで、
博物館の考えを判断するのは難しいので
今後も、展示を含めたトータルで
どう平和への願いを訴えていくのか
注視していきたいです。
(年表は、順路的には
すべての展示を見てから参照する位置にあります)
ここに来ると、子どもに必ず体験させるのがコレ。
(下の娘は、幼稚園の頃は「こわいよ...」といって
防空壕にはなかなか入れませんでした)
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【 疑似体験コーナー 】
戦時中のある一日を15分間で疑似体験できるようになっています。
国民学校の教室のなかで、授業を体験し、
その途中で空襲警報が流れ、防空壕に避難すると、
音と光と振動により空襲の疑似体験ができます。
ここで上映する修身(道徳)の授業の再現映像ですが、
子どもたちに対し、戦争に勝ちぬくための人間を育てる授業風景です。
戦争中の教育は、
純粋な子どもたちを戦争へと駆り立てる大きな役割を果たしました。
現在の教育と比較して考えていただくのがねらいです。
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どんなことでもいいので
親子でぜひ
感じたことを話し合ってみてください......。
「埼玉ピースミュージアム」には
約40mの高さの展望塔があります。
エレベータで昇る展望室は海抜147.5m。
関東平野が一望でき、
秩父山系をはじめ富士山や浅間山、赤城山、筑波山などの山並みはもとより、
晴れた日には新宿副都心や東京スカイツリーが眺望できます。
展望室には、大型の望遠鏡(無料)も。
コバトン!!
最後に。
広島平和記念資料館では
「被爆再現人形」が撤去されそうになっているそうです。
http://chn.ge/12QLwSG
撤去推進側の考えは、どこにあるのか。
まだまだ勉強していきます。
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博物館 | 日記
Posted at
2014/07/27 12:46:07