寒くて弄りをするに気になかなかなりませんでしたが、たまたま暖かい日があったので、前からやりたいと思っていた弄りを行いました。
行なったのは、ステアリングのステッチ入れ替えです。
<動機>
CX-8の純正ステアリングは、他のマツダ車とはよっと違ったステッチが入っていますが、
これだとステッチの入れ替えは難しそうです。
そこで、私は納車前にBMアクセラ後期の納車外しステアリングを入手しておいて、納車後 直ぐに交換して使っていました。
とはいえ、夏は革を巻き替えたものを使用していて、冬になったらステッチの入れ替えをしたものを使おうと思いつつ、なまけてしまい、納車から2年経ったこの時期にやっとステッチを入れ替えることになってしまいました。
<ステッチ入れ替え作業>
1) 純正ステッチ外し
純正の細めの黒いステッチを糸切りハサミで端を切り、抜いていきます。
2)ステッチ入れ替え
今回使用したのは、ビニモダブルロー#0番糸の「白」を使いました。
色はどれにするか迷いましたが、ピュアホワイト内装車なので、「白」を選びました。
「ダブルロー」というのは、たっぷりとロウが塗られた糸で、一般的に、ステアリングのステッチなどの様に革の手縫い時に使われる糸です。
自作の巻替えステアリングで何度も経験しているし、最初のステッチの跡があるので、入れ替えは比較的簡単です。
初めての人は、YouTubeで「ベースボールステッチ」の動画を見てから作業をされることをお勧めします。
<完成>
作業時間は1時間程度です。
新規でステッチを入れるよりもはるかに楽です。
<装着>
ディーラーで貰った取説で、何度かステアリングの交換をしておりますが、
その取説では、エアバックを外す際には、「先端が5mm程度の六角棒」の治具を使うことを推奨していますが、私の経験で言うと、エアバックを外す爪の3箇所のうち、1か所目と2か所目までこの治具で時間を掛ければ外せますが、3箇所めはなかなか外し難いと感じていました。
そこで、我流ですが、以下の様な治具を作り、今回の脱着で使用してみることにしました。
5mm程度の直系のSUS丸棒の先をハンマーで叩いて潰して、マイナスドライバーの様に平たくしたもので、棒の途中で曲げたものです。
この曲げる位置も、ステアリング裏のカバーから隙間までの距離+5mm程度で曲げているので、どの深さまでこの治具を入れればエアバックが外れるかが判り易くなるし、狭い場所での作業になるので、他の部品に干渉しずに作業が出来るので、非常に便利だと思います。
ステアリング外しを経験したことが有る方なら判ると思いますが、エアバックを外すには、とある隙間に棒を突っ込む必要がありますが、この先が平たい形状だとその隙間に入り易いんです。
従来の取説で記された治具を使っての作業だと、なかなか隙間に治具を押し当てることが出来ず、おおよそ30分程度掛かっていましたが、この治具を使うことによって5分程度でステアリングを外すことが出来て楽ちんだったのと、作業中のストレスが大きく改善されました。
また、私は、ステアリングの裏のカバーに、この治具を入れる場所に 白マーカーで印を付けています。
この理由は、この治具を入れる場所が、ステアリングが車両に付いた状態だとその穴が判り難いので、それを判り易いくするために、この様な印を入れてあります。
交換後のステアリングです。
ステッチの糸にロウがまだ残っているので、ちょっと青っぽく見えますが、暫くすると「ロウ」が抜けて白くなってくるはずです。
<最後に>
ステアリングの脱着をご自身でされる方に、私の交換方法を参考にして頂けると幸いです。
Posted at 2022/02/27 23:48:33 | |
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