【DR30】DIYでシートリペア

私のR30は以前のオーナーがシートを補修しているようで、

パターンがオリジナルではなく、シートもぶかぶかになっていました。。。




▼オリジナルはこんな感じ(右)です。


何となく気になって取り外してみました。
R30前期のRS/GT-ESのシートは座面と背面で容易に分割出来るので助かります。笑


どうやらこんな感じで、元のウレタンに嵩増しするように、

表皮側にウレタンを貼り付けていたようです。


その際に貼り付けたウレタンが剥がれてぶかぶかになっており、
ウレタンと表皮を貼り付けるために針金に縫い合わせていたので、一部針金が出ている箇所がありました(-″-;)




座面の方はウレタンが割れることで型崩れをしており、
表面にアンコ増しを行っても、横の方の形が崩れたままになり、成形が難しそう・・・。
ということで、割れたところからウレタンを増して元の形に戻します。


ちょっと焼豚っぽくなりますが、傷口を縫って仮止めします。
この糸はすぐにダメになりそうなので、あとで補強として上貼りをしていきます。


背面のうち、片側が最も深刻で、ウレタンが表面から土のようにボロボロになっていました。。。




こちらは表面を処理しない限り同じことが起こるので、前オーナーが貼りこんでいたウレタンを切って、
サイズの合うパーツを作って貼りました(^^)




外した表皮はぬるま湯で溶かした洗剤に漬けて、一晩放置して揉み洗いしています。
完全に泥水が出てきますね(^^;)


一方、ウレタン部分はリンサークリーナーで掃除しています。

積年のカビなどは完全には取れませんし、やりすぎると崩壊しますが、
シート表面からリンサークリーナーをかけるよりは綺麗になるはずです！


表皮を乾燥させている間に・・・

ウレタン自体の崩壊をなるべく防ぐために、ガーゼ(二重のものを使用)を購入して、

貼り込んでいって補強します。




ウレタンパーツを上から貼った箇所も、この際にしっかり形を整えれば、ある程度目立たなくなります！

座面も同様にガーゼを貼り込みました。
まち針で溝の部分を固定(R30は溝で縫い合わせていないので)し、
スプレー糊をかけ、アイロンで伸ばしながら貼るといい感じですね(^^)


使用したスプレー糊は3Mの一般的なものですが、布・ウレタンに対応と書いてある通り、

アイロンで熱を加えながら貼り付けると、予想以上にしっかり貼りつきます。



ちなみに、


縫い合わせがあるシートはこんな感じで窪み部分の裏に「引き耳」というものを付けて、

表皮も同様にまち針で溝の部分を固定しながら、
アイロンを使って貼り込み、完成です！



少しのシワはあるものの、今まで5年間気になっていたので大変満足しています(^^)


前オーナーが増していた柔らかいウレタンを取ると、本来の形状&硬さに戻ったので、
「純正シートでもしっかりホールドするのか、しかも硬さも適度」
と、ワインディング等を走るのが少し楽しみになっています。

個人では出来ないと思っていましたが、やってみると楽しいのに加え、

フルで洗濯出来たのは気持ちがいいので、ご参考までm(_ _)m