一般的にイヤホンには3.5㎜3極のジャック(「アンバランス接続」とか「シングルエンド接続」とかいいますが)が付属しています。
写真奥側です。三極の内の2つは+側で左右各一本のケーブルでイヤホンまで行きます。残りの一極は-側でイヤホンから左右をまとめて一本のケーブルで返ってくる、という仕様です。
昨今のDAPでは、+側だけでなく-側も左右各一本に分けて返す仕様が採用されています・・・バランス接続といいます。ジャックは4極になります(上部写真の手前側です。直径は2.5㎜。これ以外に4.4㎜という規格もあります。)
同じイヤホンでも4極バランス接続用のケーブルに替えることで、この接続方法が使えます。バランス接続にすると、これがDAPの存在理由だ、といってもいいほど音質が良くなります。
という事で、新しいイヤホンを買うたびに、4極2.5㎜のケーブルが増えるわけですね。しかも、材質や太さや編み方とかでも音が違うとかいう噂もあり・・・つまりリケーブル沼、ということです(笑)
←左から ①銅線(無酸素銅99.9999%。9が6つ並ぶので6Nとかいいます) ②無酸酸素銅+銀メッキミックス(+側銀メッキ-側銅) ③純銀(純銀!ですよ、奥さん!) ④銀メッキ
リケーブルの効能は、音が変わる、という事です・・・ただし、良くなる、とは限りませんw。中華イヤホンの見るからに低クオリティーのケーブルだと、まず間違いなく良くなります(バランス接続になるから、という事もあるのですが)。一方、ある程度以上のイヤホンだと差は微妙です。例えばAKGのN40では、ケーブルも含めて音作りがされているのか、リケーブルしても納得の音にはなりませんでした。そこで、純正品(は高いので中古品)を購入して使っていました。
材質による音の傾向は、見た目そのままです(笑)
銅は中音域の厚みが増して、低音の質が良くなります。
銀は中高音がキラキラします(それだけ?w)
ちなみに銀メッキで効果があるのか?と思うのですが、高音の成分はケーブルの表層を伝わるので数ミクロンでも効果があるそうです(ホントかな?)
ちなみに、純銀のケーブルは
FiiO FIO-LC25Dです。AKG N40で使ってみると、限りなく透明感のある中高音が気持ちの良い音になりました・・・が、低音は限りなく抑制されるので、N40に3種類用意されている音質調整ノズルを「低音ブースト」ノズルに替えてバランスをとっています(笑)
中華イヤホンも楽しめますが、リケーブルも中華ケーブルならいろいろ楽しめます。当たるも八卦、当たらぬも八卦で(笑)
追伸・・・あと書き忘れましたが、イヤホン側の端子の形状も、mmcxと2Pin(および数種類)がありますので、ご注意を(中華イヤホンはほとんど2Pinです)
Posted at 2019/08/27 21:03:11 | |
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