土曜日に気持ちが荒むことがあり、昨日はその厄落としに生きもの達を見て過ごそうと思い立ちました。自宅から1時間ほどの埼玉こども自然動物園を目指しましたが、その手前1km弱で微動だにしない渋滞に遭遇。もしや、駐車場が一杯ということか?という事で転進を計ることに。
車を停めて夫婦二人でマップを探して、やっと決めたのは20㎞ほど南にある、「武者小路実篤記念美術館」という所。地図の目的地点に近づくと、そこはなだらかな丘陵の上。いくつかの建物が混在していて、冬のひだまりの中を散歩する人たちも結構いました。ここは「
美しき村」という共同体の敷地ということになるようです。
小さな美術館館には、白樺をはじめとする沢山の文芸誌が陳列してありました。予備知識の乏しい私たち夫婦は、ああそうなの、くらいの感想で見て回りましたが、文学や実篤のファンの方には聖地なのだろうな、と。
実篤直筆の絵も展示されていました。晩年には毎年個展を開いていたようですが、身の回りの事物を写した素朴さのある画風は、実際の農作業などでの経験が活かされているとか。
実篤の作品を集めた図書室もありました。暖かい日差しが睡魔を誘いそうです(笑)
美術館を出て少しだけ付近(「新しき村」の敷地内になります)を歩きました。梅は満開をやや過ぎたくらい、メジロの群れがいたので300㎜(600㎜)MFで狙いますが・・・当然うまく撮れるわけもありません(笑)
レンゲとイヌフグリの咲く中に立つのは、この村で最初に建てられた「3坪のロッジ」(復元)。ミニマムですね。
一時間ほど過ごした後、次の目的地を物色しました・・・結果、すぐ近くに自家焙煎の珈琲屋さんを発見。「
ジュリアン」という名前のそこに向かいました。
日差しがたっぷり入る席で、オナガやスズメやヒヨドリなど庭に順番にやってくる小鳥たちを眺めながら、サンドイッチと珈琲を頂きます。サンドイッチの野菜の新鮮さ、付け合わせの小鉢のドレッシングの絶妙さ・・・そして、美味しい珈琲。こういう一期一会は至福のひと時です。もちろん、帰りに豆も頂きました。
さて、この時点で時間は13:30頃。もう一か所くらい回ろうと、ここに来る途中で看板を見かけた醤油工場に寄ることにします。「
醤遊王国」という名前があれ、ですが。
小さな直売所と小さな喫茶。作り立ての醤油を買う事も味わうことも出来て、工場見学も出来るという場所でした。お子さん連れも多くて驚きましたが、ネーミングとやや雑多なイメージ戦略や、SNS投稿大歓迎という事で、これだけ集客しているのかも知れません。
せっかく美味しそうな醤油を手に入れたのですが、それを試すちょうどいいものが近くにあったので、最後に立ち寄りました。「
たかはしたまご」10個で2Kという価格にひるみましたが、モノは試しで(笑)
ということで、昨日の得物たちです。たかはしたまごの「萌味」。弓削多醤油の醤油。ジュリアンのイルガチェフェとマンデリンです。
早速、夕ごはんに、卵かけご飯として頂きました。美味しゅうございまました。美味しい卵と、美味しい醤油であっという間にご飯2杯をペロリと♪
ちなみ、今日の朝も同様に、卵かけご飯×2杯を頂きましたがとても満足です(笑)
暖かい冬の一日。のんびり過ごせていいリフレッシュになりました。帰って地図をチェックしたら、この日は高麗川のそばで過ごしたようです。川にも高麗神社にも寄ってませんが、それはまた、そのうち・・・
※グーグルフォトに
アルバムをまとめました。お時間のある時にでどうぞ。
Posted at 2020/02/24 15:44:12 | |
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