科学とは偉大である

ドラえもん…
日本を代表するマンガ／アニメの代表格のひとつと言える


サザエさんやちびまる子ちゃんなどと並び
長きに渡り愛され続けている


リオオリンピック閉会式に登場したのは
記憶に新しい


私がチビッコだった時には
すでに単行本もあり 例に漏れず私も愛読していた
ドラえもんの道具は意外と難しい単語が使われたり シャレがちりばめられたり…


シナリオライター…


紙にシナリオを書き 丸めてシナリオライターに詰めて火を点けると
そのシナリオとおりに話が進むという


もちろんチビッコの私もライターの存在は知っていた
しかし…脚本家たるライターとタバコに火を点けるライターをもじったものとは
全く分からなかった


そもそもシナリオライターという職業自体知らなかった


ウソ８００(エイトオーオー)


これも当時チビッコの私には道具の効果はわかっても
嘘八百がベースなんてわからなかった
ドラえもんが未来に帰る前に
のび太に 自分が帰ってから
どうしても我慢出来ない事があったら
これを開け
その時 キミに必要な道具が出てくる
と 自分を模したケースをのび太に与えている


ジャイアンやスネ夫にドラえもんが戻ってきたと嘘をつかれ 悲しみにくれていた時に…取り出した道具だ
ドラえもんが帰ってきたなんて…嘘
許せない！と怒りに燃えたのび太…
凛々しかった


簡単に言えば嘘が本当になる
ジャイアンに キミはお母さんに誉めらるね！と言えば…
タケシ！！と怒鳴り声が聞こえ引きずられていく…


怒りが収まり…虚しさが広がる
もうドラえもんは帰ってこないんだ…


それのお陰で戻る予定の無かったドラえもんが のび太の前現れる事ができた
『うれしくない！もうドラえもんとは一緒に暮らさない！』
ラストは確かこんな感じのセリフだった


チビッコの私は何故嬉しくないんだ！？
せったくドラえもんが帰ってきたのに！
と…憤慨したものだ
ウソ８００の効果など忘れていた…


ここで嬉しい！もうずっとドラえもんと一緒に暮らすんだ！
なんて言ってしまったら…


進化退化放射線源…
チビッコの私には難しい単語がズラリと並んだひみつ道具のひとつ
確か…のび太のパパのラジオが調子悪くなって
それに使ったんだったかな


最後には腕時計型のハイテクノロジーなものになった…
ちなみにパパに進化退化放射線源を進化側にして光を当てつづけたら…


頭を使う頻度が高まり脳が発達し
頭が異様に大きく
機械まかせで動かなくなるから筋力が落ち
手足がひょろひょろ
空気が汚いので それを吸わないよう鼻毛がボーボーの風貌で描かれていたな


まるで宇宙人みたいだった
鼻毛は当時 公害とかが問題になっていたのかな
だからああいう表現が入ったんだろう
でも 今はむしろ空気はきれいになったよね


日産のエンジンの中には
吸い込む空気より排ガスがきれい
とか揶揄されたりしたモデルがあった位だ
ここまで環境が考慮される世界になるとは思わなかったんだろう


原作者もさすがにそこまでは未来の予測は出来なかった
あの巨匠 手塚治虫も鉄腕アトムの作中…
１０万馬力の出力を持ち 自ら考え行動し
しかも空も飛べる！
翼も方向転換用のノズルもないという凄い飛行能力を持つ 自律型二足歩行ロボが開発されている世界なのに


携帯電話は無かった
電話は全て有線式のオーソドックスなものだった


現代は人の想像を超えたスピードで
進んでいるんだなぁ…
一部 ドラえもんの道具が現実に存在しているものもあるらしい！
科学とは偉大だな