相変わらず足回り研究中(^_^;)
現状から何が悪くて今の動きになっているのか?
そこから追及して正確にダンパービルダーに伝えなくてはならないので
まずはビルダーの意図を読み取りつつ
何故思惑通りの動きになっていないのか?を考えなくてはなりません。
一つがハイレートでショートストロークだという事。
そしてもう一つはタイヤ自体の特性。
具体的にはダンピング特性とでも言うのでしょうか?
バネとしても機能するので、たわむ分ダンパーに追従するタイムロスが生まれます。
この変形量と元に戻るまでのスピードがダンパーの動きに邪魔をするようなのです。
要するにバネ×ダンパー×タイヤの減衰特性がマッチしないと
狙った動きにならないという事。
純正の様な柔らかいサスでは、そもそもストローク自体がたっぷりあり
ゆっくりストロークするのでタイヤの変形は足全体の動きとして見れば僅かで
ダンパーが収束する前にタイヤの方は既に収束が終わっているはずです。
ですから、柔らかい足はこの辺は無視できるレベルなんだろうと思ってます。
レートを上げていきショートストロークとなると、
その僅かなストロークで素早く動きを収束しなければならない訳ですから
ダンパーのストロークスピードとタイヤのそれが被ってくると考えられます。
タイヤサイズを踏まえ、この辺も考慮して減衰仕様を決定されているはずなのですが
現状ではタイヤとのマッチングが上手くいかず
思惑通りの動きになってないようなのです。。
ワインディングでは確かに素晴らしい追従性で感激するくらい決まっているのですが
街乗りではあまり良くなくて、、
減衰の立ち上がりがぼやけているというか、フワフワした感覚に。
12~10段に照準を合わせてセットしてはずですが
12、10が全然良くなくて8まで上げると急にシッカリ感が出てイイ感じに。
その分スムーズに伸びなくなるのでギャップの追従性は落ちます(-_-;)
これは街乗りに限っての話で、攻める分には全く問題なく
それぞれの段数ごとの微妙な違いもきちんと動きに反映されているので、
人によってはこの程度のデメリットは無視できる事かもしれませんね。
恐らくコーナリング時など、常時タイヤに荷重が掛かっている状態では
たわみが戻ってこないのでネガな動きが出ないのだろうと予想してます。
ちなみにダンパーの減衰調整幅は20段やもっと細かく調整できる物もありますが、
実はバンプ・リバウンドのバランスが相性のいい段数と言うのが存在します。
気づく人がいるかどうかも微妙ですが、望んだ動きであれば関係ないんですけど(爆)
例えば○段~○段までは偶数段が良いけど、○段以上は1段ずつ変化がある。という話。
何となくですが、バンプ側は影響あるのにリバウンド側はあんまり、、みたいな感覚。
この辺はメインバルブの減衰をニードルバルブという物を開くことで逃がしていますが
そのリリーフ量のバランスの問題らしく、純レース用のダンパーには
正確にリリーフ量を制御できるようにニードルではなくオリフィス(穴)で切り替えを
行っている物もあるみたいです。
高価でも普通に市販されている製品はニードルを使っている物が多いっぽい。
ニードル(先の尖った針)は、その先端の角度や径によっても特性は様々だと思いますし
同じ開度ずつ開いたとしても、流量特性があるので実開度と流量が比例しないのです。
恐らくイコールパーセント特性というのとリニア特性というのが存在するのでは?と。
<この辺は僕の本業とちょっと関係あったりw
街乗り(ドライブ含む)が苦ではなく、ミニサーキットレベルまで
スポーツできる足を目指してワンオフ品をオーダーしたわけで
そんじょそこらで妥協してたまるか!と粘っていますw
まずタイヤの動きが邪魔をしているのであれば
・その動き自体を抑える為にエア圧を高めに調整してみる→少し改善した。
・次にプリロードを少し多めに掛けて変化する方向かどうか様子を見る→イマイチ。
となると、バネの特性が悪さしているのか?
(UC-01は低応力で縮み初めが柔らかい印象がある為、真逆の特性のUC-03を試す)
・22K 7インチφ70UC-01→22K 7インチφ65UC-03へ変更
→改善するが伸び側の抑えが甘い。
再度元のバネに戻すと相変わらずのマッチングの良さに気付く♪
・プリ量を少し抑えて1mm程度に変更。(多分もっと少なくて良さそうな感覚)
→フワつきは減ったが伸び側の立ち上がりタイミングにズレが出るのか?抑えが甘い。
※プリで変化が出るのはタイヤのエアボリュームが少ない証拠で
低偏平のタイヤは敏感な傾向になるらしいです。
タイヤのダンピング特性が大きく関わっているのであれば
完全にキャラクターの違う別銘柄、サイズで検証しようと思った訳です。
という訳で、タイトル画像の215/45R17+A052+8Jホイールという組み合わせ。
めちゃめちゃ硬いですよ、、これ。普通に7Jに組むより全然剛性上がります。
しなやかさなんて微塵も感じさせない剛性感w
エア圧も純正と同じ2.4Kまで上げてみました。
<街乗りは1.8K位まで落とさないと乗れたもんじゃない(・_・;)
これならダンパーのリニアな動きそのものを感じれると思い、履き替えました。
当然バネ、プリロード等は全て元に戻しデフォルト状態で検証します。
ただタイヤが0部山でして、、この雨続きではワインディングでは評価できませんw
結果から言えば、なるほど!というほど素直に足が動いていました。フロントは。
18インチではバタつく様な場所も、素晴らしい収束をしてくれます♪
確かに言われた通り、タイヤの動きが邪魔をしているようです。。
動き初めのぼやけたフィーリングはハッキリしましたし
減衰の立ち上がり自体も非常にリニアに感じ取れます。
しかし、12段ではやはり動き初めがフワフワするのは相変わらず。。。
恐らくバンプ側の減衰がかなり弱く設定しているのではないかと。
ハイレートになるとリバウンド側をメインで制御するようなので、
その可能性もありそう。
あとはこのタイヤで街乗り領域がマッチしてしまっている事からも
並レベルの255/35R18ではダンピング特性がマッチしてない可能性が高い気がします。
リアはバッキバキに減衰が立ち上がっているのですが、
これを18インチと組み合わせると・・・
あら不思議!凄いマイルドになるんですね~(笑)
何となく方向性が見えてきましたが、まだ検証することは残っています。
この連休で改善すべき方向性をバッチリ見つけて、再変更したいです!
さて、もう何度組替えたか分かんない位脱着してますけど、
たまたまロッドに傷の様なものを見つけてしまいました(>_<)
何時からなんだろう・・・気づかなかった(-_-;) しかも左右とも一緒。
触った感じ傷ではなかったんで一安心だけど、メッキが焼けたと思うと
ここばかり何回もストロークした証拠ですよね、、街乗りが原因かな?
ちょっと心配です。
早いところ仕様変更に出して見てもらいたい。。
今日もまたマニアックな事をダラダラと書いてしまったwww
ここに書いたことは本当の話もあるけど、妄想もあるので100%信じない様にw
アデュ~♪