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2022年08月28日 イイね!

不死鳥

不死鳥そう、何度でも蘇るのさ。Buellは。
ついに不調の原因を突き止め復活への目途が立ったのである。
ここに辿り着くまでどれくらい時間とお金を費やしたことか。。。

当初は疑わしきパーツをチェックor交換したものの
以前として症状は完治せず、再現性も無い為に途方に暮れていました。

アコードの整備予定も重なっていた為、集中して面倒を見ることができず
気が付けば発症からすでに二年が経過。
最初は単にリレーの動作不良かと思い、各所入れ替えるも症状は出ず
念の為新品に交換するも、やはり症状は改善せず。
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ECMを予備品と交換しても症状に変化が見られない事から
原因はハーネス若しくはパーツだと断定し
一度チェックしたところも見落としが無いか、再度全て見直しました。
とは言え明らかに始動に関係ないであろう部分はスルーしましたが。。

一番困ったのは再現性に乏しい事。
何かをやればとりあえずエンジンが掛かる様になってしまう。
コレで直った!と思いきや再始動時にはまた元通り回らなくなってしまう・・・
車体を垂直に起こしたりハンドルを切ったりすると掛かることもある事から
ハンドル周りのハーネス断線等も疑い(過去にアース端子の断線があった)
原因の絞り込みがかなり難しかったのです。
ECMカプラーの脱着やバッテリー端子の脱着でも掛かるので
正直お手上げ状態(-_-;)

発症時にキルスイッチのON/OFFでエンジンが始動する状況から見て
何らからの理由でフェールセーフ機能が働いてセルが回らない様になっているのでは?
という見立てではあったものの、原因の特定には至らず
BAS(転倒センサー)の不良化を疑い、こちらも交換しましたが結局無関係だったりして。
配線図を見ながらエンジン始動に関わる全てのパーツとハーネスをしらみつぶしにチェック。
センサー類からハーネス、ハーネス間の導通と各抵抗値の測定。


と、ここで一か所おかしな部分を発見。
クラッチスイッチですが、以前新品に交換したハズ?
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レバーを握っても離しても導通に変化なし(・_・;)
カワサキ流用なのでスイッチ自体はa接点とb接点があり3極カプラーの
結線次第でどちらにも使える為、純正と同じくなる様に配線したハズ・・・
ところがこれ、握り代が少ないせいか?プランジャーの飛び出し量を調整する必要が
ある事が分かり、今まではクラッチスイッチは機能していなかった事が判明(~_~;)
どうりでギアが入っている際にクラッチを握ってもエンジンが始動しない訳だ。
ニュートラルに入っていなくても普通はクラッチ握れば掛かるはずですよね。
そのせいで一度出先から自力で帰ってこれなくなったことがありましたorz
元のクラッチスイッチ自体は恐らく正常だったと思われますwww

ん?むむむ??ここでビビっと来た!
ニュートラル?ニュートラルスイッチ!
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確かスターターが回るにはニュートラルorクラッチが切れている必要がある。
と言う事はまさかの、、、コレでしたw
偶然にもクラッチスイッチからのヒントで思い出しましたが、
ここの導通が無ければスターターが回らない訳ですね(^_^;)
今まで完全に見落としていた理由はニュートラルランプが正常に点いていた為。
一応導通はあるのですが測ってみると抵抗値が妙に高かったです。
テスターの導通モードで測ると70~50Ω前後
導通がある時はブザーが鳴りますが、気が付けば鳴っていません、、鳴る時もあるんですが。
30~40Ω辺りまでは導通ブザーが鳴っていたように思います。
通常は0.2Ω前後、抵抗値の高い場合でも2~3Ωなので結構差がありました。
ランプが点く程度には電流が流れてもECMが導通判断できる電流に達していないようで。

いつだったか、、数年前。一時ニュートラルランプが点かなくなったことがあったんですが
その後何度かシフトしてたら点くようになりました。
直ったと思ってたんですが、やっぱり故障していたようですね。
何れ交換が必要だと思っていたので、その時にスペアパーツは買っておきました。
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純正です。国内相場だと4000円くらいですが1500円位で個人輸入したと思います。
社外品だと国内でも同じ位で手に入るようですね。

外すのがまた一苦労なわけで。
ドライブプーリーが僅かに邪魔という。。。プーリーを避けて回す専用工具を作るか
正攻法でプーリーを外すかの二択であります。
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急がば回れ、、何れここを外すこともあるかもしれないので1-7/8inソケットを購入。
ストレートで店頭在庫品1500円程でした。
インパクト用ではないのですが、回り止めが無いので使っちゃいますw
専用品と何が違うかと言えば素材の粘りですね。
手工具用は硬度が高いので衝撃で割れやすい為、インパクト禁止と言われています。
が、実際は余程のトルクで無ければ大丈夫なので、そのまま使ってしまいますね(^_^;)
ナットはネジロックが塗ってありインパクトでもなかなか緩みませんでした。
ちなみに左ネジなので間違えない様に注意が必要です。
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何でこんなところに付けるのか、センスを疑いますw
しかも薄肉ソケットでなければ入らないという、、、
加工するよりプーリー外した方が楽かなと思った次第。
レンチは5/8in(約16mm)なのでプラグレンチと同じ。
幸い薄肉の物を持っていたので、加工無しで外せました。
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右側が旧品。ちょっと腐食してるっぽい感じですね。油膜切れか?


あと気になる不調箇所はアイドルアップ。
IAC(二次エアコントロールバルブ)も以前清掃したのですが結局関係なく
インマニのシール不良を疑いまして、、
一応パーツクリーナーによる良否判定(アイドル回転数の変化)は試したのですが
変化なしという結果でした。
が、念には念をと言う事で買って置いた新品シールに交換することにしました。
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すでにスロットル周りが外れてますけど、めちゃくちゃ面倒なんです(>_<)
こんな狭いスペース、、狭角Vツイン。
車体上では厳しいのでエンジンを半下ろしにしないと各ボルトにもアクセスできません。
クレイジーなメンテナンス性にさぞメカニック泣かせだろうと想像するのですが
きっとディーラー工賃はそんなにいただけないのではないかと現場の心配をしてみたり(笑)

興味本位で覗いて見た吸気ポートの中はカーボンでビッシリでしたw
空冷でブローバイが多いせいだと思います。
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触らぬなんとかに、、
ここは下手にいじらずに後でケミカルで多少落とせればいいかなと。


今回の作業で一番厄介なのでスロットルケーブルの脱着。
純正ならまだしも、社外品に交換しているので二度と触りたくない部分であります。。。
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戻し側の固定ナットと、ステーの脱着が発狂するレベルなので
決してお店には任せられない、、というか触って欲しくない場所ですw
多分どこか壊すか傷つけられて戻って来るか、、納車までに時間掛かりそう。。


サクッと外してシールを変えます。
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左が新品で今回は社外品を使用。ジェームス製だったかな?
リークしにくい改良品だった気が。純正が国内で手に入り辛かったのもあるけど。alt
社外品はマニの内径にぴったりフィット、というか縁の部分もシールしようという考えっぽい。

対する純正はフランジ面とマニの外側のみシールと言う感じ。
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縁には汚れが付いているので段差ができるのでしょう。
言ってもそれほど繊細なエンジンではないと思うがw
マニホールドフランジ(取り外し済み)の内側がテーパーになっており
締め込む程にシールがマニに密着する仕組み。良く考えられてるわ。

取付けた後にスロットルから覗き込んでみた図。
それにしても汚いな(・_・;)
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ブルーのシールが僅かにマニ内に飛び出ているのが気になるが
この段差が、元々谷になっているのであまり影響はないかなと思うけど
繊細なエンジンではないので気にしない事にする(笑)
それよりもあんなルーズな取付方法で良くもまぁ配管内がピッタリ合うなと感心します。
前後のシリンダーともピッタリでした!


せっかくエンジン半下ろしにしたので、ついでの整備もしておきます。
ブリーザーバルブのパッキンですが、しばらく前からオイル漏れを起こしており
納車時にも一度交換してもらっているので、ウィークポイントなんでしょうな。
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刺さっているだけなので上で簡単にできそうな雰囲気ですが・・・
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こんなに長いときた(・_・;) 
これを引き抜くだけのスペースを確保しないといけませんので半下ろしが必須ですね。
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こちらも以前予備で買って置いた物があるので、サクッと交換です。
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保守部品は個人輸入で何かの機会にまとめて買って置くと良いですね。
送料は高いですが流通価格を考えると安い部品でもまとめ買いすれば元が取れます。
いつまで乗るかによりますが、保守部品は早めにストックしておいた方がいいですね。

もう一つ、半下ろしの際に外したクラッチケーブルも
調整ナットのダストブーツが手に入ったので交換しておきました。
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エキパイの熱で焦げてます。。。
ついでに言えば右ダクトの下側も熱で溶けてますからねw
相変わらず市販車とは思えない設計です。

ビューエル社からは単品設定が無かったのですが、ハーレー純正でありました。
というか部品屋さんでXLだかXR系用が売っていたのを買ってみたらピッタリ♪
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88年から最近の車種まで共通みたいです。元の車種は何用か分かりませんw
国内流通価格で1000~1500円位のようです。

ワイヤー類の注油もしたし、良いメンテナンスの機会だったかなと。
これで結構色んな場所を点検できたしリフレッシュもできました♪

とまぁ、まだ完全には組み上げてないのですが、あとはタイヤ交換位でしょうか。
次の休みまでには出来上がっている?予定です(^_^)

Posted at 2022/08/29 00:24:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | ビューエル | クルマ
2022年08月14日 イイね!

車検。。。

車検。。。うわぁ、、
モタモタしていたらもう案内が(>_<)
夏間はいつも激混みなんですが、、
皆暑い時期は乗らずに車検に充ててるのかな?
思い起こせば前回の車検あたりで今の不調が出てきたという事は・・・
2年経ってもまだ解決してないわけだwww
いっその事、一度車検切って更新時期を変える?



さて、また気が付いたら前回の投稿から1ヶ月近く開いてましたね(^_^;)
気になるところをいじってみたり、工作をやってたりしてます。
そろそろ運転だけに集中したいんですけどね。。

旅行から帰ってきてからダンパーのエイジングが進んだことで
どうも気に入らない動き(バタつき)が出てきてしまったので
またまた沼に飛び込むことになりましたw
強い減衰を使いたい訳で、レートアップでつじつま合わせ、、
からの固さ対策でまたベアリングシートを引っ張り出してきました。
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シルクロードで扱っているSKFのベアリングシートです。
ちょっと砂でジョリジョリしてたので分解して洗浄しました♪
整備後はゴミが入り込まない様にOリングで溝を塞ぐことに。
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内側は防ぐ術がないので未対策ですが、外側程入り込む余地はないのでそのまま。

付けた結果、また外したんですけど(爆)
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動きすぎならレートを上げてその分ベアリングシートで緩和できるかと思ったのですが
やっぱり入れちゃうと動きがピクピクしちゃうんです、、ボツ。
縮み初めがスムーズなのは良いのですが、バネの張り感が無くなって
一気に縮んでしまう為、ダンパーの立ち上がり特性と合わない感じが強くて。
表記レートが静的な物だとしたら張り感は動的なレートとでも言えばいいんでしょうか。
例えるなら表記レートは強度で張りは剛性に相当するかな?
でも材料だけに起因している訳ではないので、そのへんは複雑。。。
運動性能面ではビルダーさんの経験で良い物に仕上がっているはずですが
乗り味という細かい部分は個人差があるので細かい注文には限界があります。
感覚って曖昧だけど、僕の中ではかなり重要な部分なので
最後の仕上げは自分の気が済むまで追求するしかないと思っています。


そうそう、SPCのリアアッパーアームもグリスアップしたばかりなのに
またしても異音発生という事で一時純正に戻しました。
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もしかしてボールジョイント側からの異音なのかと思い
こちら側も開けてみたところ、ボール球に錆発見(/_;)
ライナーは良く見えないのですが、ここは樹脂を使うとは思えないので
恐らく純正に準じた金属メッシュ入りの物だと思うのですが。。
グリスの塗布量はやはり少ないように見えました。(画像は拭き取り後)
それもあってかブーツの中に錆が出ている?のを発見。
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リップ部分に金属の芯が入っているようで
普通のブーツとは違い、オイルシールと同じ構造の様です。
これではシールが甘く、水分が混入しても仕方ないですね(-_-)
幸いガタは発生していませんが、やはり純正の信頼性には及ばない事がまた分かり
相変わらず社外品の品質にガッカリ。
とりあえずブーツは純正が使えないか?後で検証してみます。
異音の方はピロボールとライナー(ナイロン)の潤滑の問題だと思うので
グリース交換で改善の余地があるかも。
やっぱり社外品(競技用を除く)は純正よりもコストにシビアなんですかね。
ナイロンじゃなくてテフロン(無給油)のライナー使っていれば、、、
よく純正同等品って部品がありますが、結構材料や調質とかケチってますよw
あれは間違いなく純正以下の品質と耐久性です。
今まで色々使ってきたので大体分かりました。
工業製品で安くて良い物はまずありません。
あるとすれば純正の様に製造ロットが多くコストが抑えられる物だけです。

という事で話が逸れましたが、現在別のグリースを用意しています♪
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どこかで見た事があるやつ・・・ラバーグリース♪
ニッシン製のシールキットについてくるコスモ石油の物です。
これはゴム類を侵さないグリスとしてブレーキ周りで使われますが
実績として今使っているクラッチマスターのプッシュロッド先端とピストン摺動部に
使っており、この1年で全く異音が発生していない事から
金属と樹脂の潤滑に相性が良いのではないかと考えています♪
リチウム系ベースだと思うのでボールジョイントにも使えると思うんですよね。
試しに入れ替えて見ようかと。
今市場に出回っている物はSPCを除いてHARDRACE製のOEM製品ばかりに見えます。
あの製品はボールジョイントの可動範囲が純正以下なのでシャコタン車には
アームロックの可能性が有り、使わない方が無難と判断し使用を止めました。
最後の砦として純正アームを加工に出して調整式をワンオフするという手もありますが
概算見積りでアーム代抜き、6万と出ましたorz


工作物もチマチマとやっていますが、実際は週末くらいしかやらないので
この盆休みは何してたんだろう?ていうくらい印象が無いです(笑)
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パワーアンプを固定するステーとハーネスの整理。
ギボシは嵩張るし接続ミスがあるので110カプラーに変換。
接触抵抗を実測しましたが、差が無いので採用。
と言ってもスピーカーのマイナス端子も110と同じサイズじゃないですか♪
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穴はアンプ裏の通気口を塞がない様にする為に設けました。
スリットの位置と微妙に合ってないのは気にせず加工した為ですw
うちの卓上ボール盤の芯ブレが酷くて下穴がずれまくるので
リューターで修正しながら広げたので、めちゃくちゃ大変でした。
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うん、イイ感じ♪自己満ですみません。上手くいくと気分いいんです(笑)
あーーー早く鳴らしたい。
昔は良くMDとかCD-Rに好きな曲を入れてドライブ用に作ったっけ。
流す曲を選んでいる時がまた楽しかったり♪
何かそういうの良かったよねー(笑)

内装をいじり始めると、今まで放置していた部分も一気に具現化したいなと
また騒ぎ始める訳ですよ。
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今更ながらスマホホルダーを買いまして。
最近見つけた自重式のやつが結構気に入り、早く付けたいと思い立ったので着手。
こういうのはやっぱりモチベーションが行動に移す原動力ですね。

ついでに欲しかった時計もこの際プランに入れときましょ。
MINI(BMW)の純正を買いました。
中身だけ取り出して使おうと思い分解してみましたが
液晶がハウジングありきの固定方法だったので却下(^_^;)
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とりあえずこんなところも日本精機の製品が使われているんだなと感心。
これは狂いも無く信頼できそうな予感がします♪


とまぁ、こんなことばっかりやってるとバイクの方に全く手が回らない状況でして
ほんとにアレはただ乗って楽しむだけのマシンにしたくて買ったので
面倒な修理とか改造は正直御免という感じなんです、、
弄るのは好きな方ですが、どちらかと言えば運転が好きなんだなと自覚してからは
あまり手が動かないんですよね。言い訳ですけどw
Posted at 2022/08/15 00:42:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | ユーロR | クルマ

プロフィール

「@ゆーじ改 低音は高音に比べて消音が難しいらしく、どうしても静かなマフラーは低音寄りになってしまうみたいですね。」
何シテル?   05/01 19:52
自宅のGARAGE兼WORKSHOP(作業場)でDIYをやっています♪ ブログは主に整備日誌のようなレポートが多めです。 レアなパーツや流用情報を試すのも好...
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