はい、前回紹介したバイク、クリーブランド・サイクルワークスのFX110の続きです(^-^)
コイツは
「ジャンプバイク」という新しいジャンルを提唱した、見方によってはマニアックなバイクです。
でも、早い話が
「マウンテンバイクにエンジン積んだら面白くね?」って程度で出来ちゃった
馬鹿なネタバイクだと思いますw
で、企画がアメリカで、製造が中国……もう分かりますよね?
はい、積んでるエンジンはこちらです。
スーパーカブの中華コピーエンジンです。
信頼性に問題が……と言っていたのは、まさにこれが心臓だからです(>_<")
コイツで大洗まで600kmオーバーを走るとか、無茶にも程があります。
舞鶴までなら160km位なので途中で壊れてもレッカーでどうにかなる距離ではありまして……。
そもそも、中華コピーエンジンって色々調べたら1000km走らずに壊れたとか普通にあるんですよ?
まぁそこまで酷くはないにしても、信頼性はねぇ……万単位の距離は厳しいんじゃないかというのが正直なところかと(^_^;)
とりあえず念の為にヘッド外してシリンダーを確認して、ついでにIN&OUTのバルブチェックのついでに新品交換したみたいで(中華エンジンでバルブ折れたって話を聞いたのかも)、パッと見は大丈夫そうって話でした。
まぁ元はスーパーカブのエンジンですし、その気になれば本家パーツの流用とか出来るみたいですし(キジマの強化クラッチが入ってるそうです)、別仕様の中華エンジン(セル付とかマニュアルクラッチとか)もお安く手に入るので、
帰り着きさえすれば楽しめるなと(≧∇≦)
乗る前(エンジン始動)から乗った後まで色々と問題があるなぁ……ってのが正直な感想ですが、その辺はまた後日書きます。
年末にある程度点検して悪いところ洗い出ししたいですしね。
余談ですが、FX110と競った(悩んだ)バイクがありまして、それはKTMのフリーライド350だったりします。
結果的に「異常な軽さ」のFX110に軍配が上がりましたが、フリーライドも魅力的でかなり悩みました。
後々購入しそうな気がするバイク筆頭ですね。
結局フリーライドを乗りこなす為の腕を磨く為のFX110選択です。
トライアル的な楽しみを自分のイメージレベルで実現するには腕が追い付いていないので、それを実現する為に乗りこなしやすいマシンを選択したって感じです。
あと、FX110ですとゴニョゴニョすればハスラー君に積載出来るかもしれないという点もフリーライド落選の理由です。
ホントに自転車みたいですからね、FX110って……。
ってな訳で、あまり時間に余裕がないので、準備をして兎に角出発です(^-^)
そして
即座に困りましたw
いや、バイクじゃなくて大阪の道にです(T_T)
まぁ原付だってのが最大の原因なんですが、道産子には大阪の土地勘なんて皆無ですからグ○グル先生を便りに走った訳ですが、幹線道路を走ったら高架で通行禁止を食らいまくり、どれだけ走っても迂回ルートが見つけられなくて迷いまくり……orz
もうね…………
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大阪の街中は二度と走らないっ!(>_<")
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本気で泣きそうになりましたw
都内なら電車にしか乗ってない都民より詳しいんじゃないかという自信はあるんですが……。
で、とにかく迷いまくった末に何とか北上ルートに入れたかなってところで一旦休憩して装備追加です。
大阪圏から出てしまえば、すぐに前日までの寒波の影響件に突入する筈なので、レインウェアにブーツカバーの装着。
それにハンドルカバー。
これはもう必須です。
これであとはガソリンの続く限り走るつもりです。
ちなみに、ここまでの段階……と言うより走り始めてすぐに1つトラブルが発生しましたw
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ヘッドライトバルブが切れましたw
夜間走行なのにっ!(>_<")
まぁHi&LoのHiが切れただけなので、走り続ける事は出来たんですけどね(^_^;)
でも、これにも違う問題があったんですよね。
どうもコネクターの挿し間違いなのか、
Loだと思っていたのがHiだったんです(-_-;)
前のオーナーさんは手に入れて整備してさぁこれから楽しむぞ……ってところで手放す事になった&昼間しか乗ってないからヘッドライトを気にしてなかったんでしょうね。
そもそも発電量も少なければヘッドライト自体もかなり暗いですので、街中走ってる限りでは夜でも自分のヘッドライトなんて認識出来ないレベルですから……。
で、最初はLoが切れたと思ったので、対向車には申し訳ないけどHiで走り抜くか……と思って田舎道に入ったら、照射エリアがまさかのLo……Hiのインジケーターが点灯してるのに(-_-;)
対向車に迷惑は掛けませんでしたけど、雪降った後なのに遠くが全く見えないとか冗談抜きで神経磨り減らしました……orz
目の前に現れるまで凍結路面かどうか分からないとか、洒落になりません……。
もっとも、前日までの気温なら雪は路肩のみで、路面凍結まではないだろうという予想は立ててましたので、そこまで心配はしてませんでしたけどね(^_^;)
凍結するなら橋くらいだろうなと。
そして最初の峠越えは雪も路面凍結も無い完全ドライで走りきり、やっと町中に出たので給油&夜飯です(^-^)
いつもの事ですが、朝食べたきりでした(-_-;)
飛行機は結局ギリギリに近い搭乗でしたし、関空に着いてからは下見してすぐにJRに乗り、レイン装備で立ち寄ったコンビニでも眠気覚ましにホットコーヒー買っただけでしたから……普段は絶対に忘れないのに、何故バイクに乗ると食事を忘れるんでしょうね?
兎にも角にも夕食です。
ラーメン まこと屋さんです(^-^)
チェーン店みたいですが、とても美味しかったです(≧∇≦)
豚骨ではなく牛骨だそうですが、見た目は普通のとんこつラーメンみたい……ですが、個人的には福岡空港に入ってる某有名とんこつラーメン店より遥かに好みでした (^-^)
大阪にはお店が結構あるみたいなので、今後お世話になりそうな気がします。
関空はこれから何度も利用する予定ですからね。
そして夕食が済んだらラストランです。
ここからはもう
舞鶴港まで無休憩です。
距離的には80km位と普段ならなんて事無い距離ですが、ここから先は大雪が降ったと言われる地域…………更なる気合いが必要ですっ!(>_<")
で、ここからは勿論画像なんてありません。
いや、だって走るのに必死だったんですもん……(-_-;)
まっすぐ北上するルートに近い道を走ることになりましたが、そこは峠越えを何度か繰り返すルートで、路肩には雪があり、景色は一面ホワイト…………なのに路面だけは黒い。
幸いな事に、予想通りの路面凍結無しで走りきれました(≧∇≦)
ただ、途中の気温は
摂氏0℃の表示があったりもしましたから、所々はブラックアイスバーン化していた可能性もあります……が、元々がプラス気温な土地ですし、それに加えてかなり融雪剤撒いてたみたいなので神経擦り減らす以外の問題はありませんでしたけどね……路面に関してはですが。
はい、路面よりも違う問題が発生していたんです(-_-;)
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アイシングです(T_T)
天気予報では気温3℃との事だったので何とかなるかと思っていたのですが、甘かったです。
気温0℃はさすがにアイシングが起きますよね……。
アクセル開け開けの時はまだいいんですが、アクセルオフから開け始めるとぱっすんぱっすんとまともにエンジンが回らなくなり、信号で止まろうものなら即エンジンストールで再始動もままならない……。
スチールのメインフレームが燃料タンクを兼ねるという奇抜設計&容量が3.2Lと少ない事もあって、走行で燃料も冷やされまくり&剥き出しキャブで更に冷え冷え。
ずっとプラス気温ならもう少しマシだったとは思いますが、峠の長い下りなんかではシリンダーが冷えちゃってアクセルオンしても殆ど反応しなくなっちゃったりと結構えらいこったな状況になりまして、アクセルオフの状況を少なくするべく前後ブレーキを効かせながらアクセルを開け気味にしてシリンダーが冷えるのを避ける等の小技を挟みながら、何とか舞鶴港最寄りのコンビニへ。
ええ、そうです。
ここでスパイクピンを打ち込みますっ!
前後約280本を2時間半で打ち終わりました(≧∇≦)
1時間で100本オーバーですから悪くない速さかと思います……腕はパンパンになりましたけどねっ!
で、ここで判明した事実。
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フェリーが遅れてなかったらスパイクピン打つ時間ありませんでしたっ!(>_<")
何という甘い計画w
乗船自体には余裕で間に合う時間でしたけどね(^_^;)
一応フェリーが遅れてるのが最初から分かってたから(当日朝に直接電話で説明されました)下見に時間割いたり元オーナーさんと話したりと時間浪費を気にしなかったってのもありますけどね……。
ちなみに、この時の新日本海フェリーさんのHPがこちら。
遅れてでも運行してくれてありがとうっ!(>_<")
で、兎にも角にもスパイクピンも打ち終わり、ちょうど受付開始時間となったのでフェリーターミナルへ。
乗船開始が2:00過ぎって事だったので、コンビニで買い込んだ軽食を夜食とし、気が付いたら乗船時間に。
勿論ですが……
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バイクは自分1台だけw
スタッド打ってるタイヤはエンジン掛けての自走乗船は不可って事だったので、バイクを押して乗船。
乾燥重量83kgは軽くて楽々でした。
そして乗船したら即酔い止めを飲んで歯を磨いて爆睡。
いや、だって前々日の夕方から寝てなかったので、32時間位の徹夜だったんですもん……飛行機の中でも眠れなくて本読んでましたし……(-_-;)
まぁそんなこんなで遅延しまくりのフェリーに乗ったものの、天候の問題なのか遅延の問題なのかは分かりませんが、予約時に同室にもう一人いた筈だったのに気が付けば
自分の貸し切り。
換気のしっかりした飛行機が一番密で、JRは空いててお気楽に座ってられましたし、フェリーは部屋貸し切り……コロナリスクがとても低い引き取りツアーでホッとします。
で、この日の走行はこんな感じ。
実は当初の予定ではこんな峠越えルートではなかったんですが、グ○グル先生にやられました……orz
もっと北東側から山陰道をメインに走るルートにした筈だったのに…………グー○ル先生ェ…………(T_T)
いや、まぁ自分のミスってだけの話ですけどね(^_^;)
それに山陰道も険しくはないものの結局は峠越えルートでしたしね。
ドライ路面の峠を楽しめたからまぁイイかな……。
まぁその辺は過ぎた話ですし、フェリーでは兎に角寝て起きて本を読んでを繰り返し、合間で景色の良さそうな時間に風呂に行ったら……
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やっぱり貸し切りっ!
いやぁ、最高でした(≧∇≦)
それにしても、自分以外の人間に会ったの、乗船&下船時以外はカウンターの船員さんだけでした……そりゃこれだけフェリーの予定が狂えば乗る人も減りますよね。
そんなこんなで本来の予定の5時間遅れ位で小樽に到着。
ええ、夜中の2:00でございます。
残りは40km弱ってところなので、信号待ちを含めて1時間半位のラストランです。
で、スパイクピンは打ち込みましたけど、アイシング対策は?
これが……
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こんな感じになりました。
下船までの短い時間でササッと処理しました。
何を使ったかと言いますと、こちらになります。
カイロと
タオルです。
スパイクピンを打ったコンビニで買い込んでおいたヤツです。
カイロでキャブのフロート室を直に温め、カイロを固定する&風を直接当てない為にタオルを巻きました。
カイロ自体が結構温かい(低温火傷する位ですし)のと、燃費が良いのでフロート室内にガソリンが留まっている時間が長いので、短時間ならこれで余裕です。
また、フェリーで1番下層の車両甲板だったので外気の影響を受ける事無くそこそこ暖かく、おそらく10℃行くか行かないか位の暖かさではあったので、フレーム内の燃料もそれなりに暖かくなっていたという条件も重なりましたので、アイシングはどうにかなる感じでした。
もちろんこの暖かさはエンジン始動にも好条件で、チョーク引かなくてもキック一発で掛かりました。
そして乗船した時と同じ様に押して下船し。
ラストラン開始っ!(>_<")
バイクを手に入れて即雪道走行とか軽く頭おかしい気がしますが、気にしたら負けですw
なんか去年末の宗谷岬チャレンジで感覚が麻痺してるみたいで、この程度の走行だと大したことないなぁ……と感じてしまいます。
冷静に考えたら絶対におかしいんですけどねw
そしてマイナス6℃の中を走り抜き。
無事帰宅(≧∇≦)
ぼちぼち長いツーリングでしたが、なかなか楽しめました(^-^)
FX110に乗る次のお楽しみは……おそらく来月っ!
真冬ですけど、乗りますよっ!
蹴られなければイイけど……今晩が勝負ですっ!(>_<")