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2024年05月01日 イイね!

【2024年春 遠征記その8】帰路は…?

【2024年春 遠征記その8】帰路は…?その7 からの続きです。

宍道湖を見て、室戸岬を通る…こんなへんてこなコースの旅も、いよいよ締めくくりとなりました。

徳島駅では次の乗り換え時間まで少し時間をとってあります。ここで早めの夕飯を軽めにすませておくことに。

2年前、徳島に泊まった時に訪れた徳島ラーメンと餃子のお店に向かうも、まだ夜の営業時間前。
ならば、ということで街に出て、よさげなお食事処を探します。

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雨の徳島駅。風も強めで、さしている傘が吹き飛ばされて壊れそうです。

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駅前から「ポッポ街」という商店街の小路へ。
初めて通りましたが、レトロな雰囲気の中に色々なお店もあって、歩いていて楽しい通りでした。

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商店街を抜けた先には、眉山の姿が。
こうして短いながらも街歩きを楽しみながらお店を探します。

営業中のセルフうどん屋さんを発見。徳島と大阪でチェーン展開しているお店でした。
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肉玉うどんの小。雨の日はちくわ天が無料サービス、ということで遠慮なくいただきます。雨で肌寒い中に飛び込んでいただく暖かいうどんは、美味しくて、暖まります。

いよいよ、帰路につきます。

さて、ここからこの日のうちにどう帰宅するか? 今回の行程でも最後まで迷いました。

考えられるルートは主に3つ。
・JRの特急で高松~岡山を経て新幹線。
・徳島港から和歌山港までフェリーで渡り、そこから南海電車で大阪へ。
・徳島駅前から高速バスで神戸三宮、もしくは大阪へ。

まず、和歌山までフェリーで向かうのは、すでにこの時間では大阪からの最終新幹線に間に合いません…ということで見送り。
残るはJR特急+新幹線か高速バスのどちらか。時間的にはどちらもこの日のうちに帰宅できますが、料金を比較すると、高速バスの方が、新大阪から新幹線を利用したとしても数千円安くなります。
さすがにその差ですと、高速バス一択となってしまいます。

関西方面へは難波行きと三ノ宮行きが出ていますが、徳島で過ごす時間を見て、ちょうどいい発車時刻の三宮行きチケットをネット予約。予約したのはこの日の朝、高知に向かう特急の中でした。

食事後は、高速バスの発車時間まで駅構内で土産物を買い求めます。
今回のお土産は、広島のもみじまんじゅうと徳島の鳴門金時のお菓子になりました…

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発車時刻近くになり、駅前の高速バス乗り場へ。

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すでにバスは入線していました。「名古屋線」乗り場ですが、乗るのは神戸三ノ宮行きです。

名前を告げ、スマホのチケット画面を見せて乗車。座席は4人掛け。足元も基本的にスペースはあって居住性に問題はありません。

発車間際、1人の男性がやってきました。バスのチケット売り場で並んでいたのですが、あまりの混雑具合に、発車時間に間に合わない、と直接来たとのこと。
現金で大丈夫ですよ、と運転手さんが招き入れます。
チケット売り場で直接買おうとすると混雑することもあること、そして空席があれば飛び入りでも乗車可能、ということがわかりました(バス会社や路線によって違うかもしれませんが)

発車したバスは、帰宅ラッシュのはじまった徳島市内をゆっくり進みます。
郊外に抜けると、ようやく車の流れも良くなって快走。
吉野川にかかる長い橋を快調に走ります(トップ写真)

いくつかの停留所に停車した後は、鳴門ICから高速に。すぐに大鳴門橋を渡り淡路島へ。

もちろん法定速度以内ですが、バスはかなりの高速で走ります。
車窓の風景を写真に収めようとしても、シャッター速度が間に合わず、どうしてもぶれてしまいます。

だんだんと陽が落ちてきています。

やがて、明石海峡大橋が車窓右手に見えてきました。ここからカーブして橋を渡っていきます。
ライトアップされたばかりの明石海峡大橋や手前の淡路SAの大観覧車を撮ってみましたが、ここにお見せできるような写真は撮れませんでした。

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徳島駅を発車して1時間20分。本州に渡り、明石海峡大橋のたもとにある高速舞子バスストップに停車。ここで下車します。

高速のバス停で降りるのは生れてはじめて。
高速舞子バス停は乗降客が多いからか、発着場も長く、何台ものバスが同時に停車できます。

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停留所からは中央に見える階段を使って下に降ります。(エレベーターもあります)
階段を降りると、JR舞子駅と山陽電車舞子公園駅が目の前なのが非常に便利
更には商業施設もあるので食事や買い物もできます。

ということで、高速バス旅は、快適に、早く、そして安く、ということが実感できました。今後、どこか遠征に向かう時には、高速バスの利用もしっかりと候補に入れていきます。

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いつもJRを利用しているので、今回は気分を変えて山陽電車に。
若い頃、姫路と神戸の間でちょくちょく利用していた山陽電車に乗るのは久しぶり。
山陽電車の特急は、そのまま阪神電鉄に乗り入れ、夕方の帰宅ラッシュの混雑の中、大阪梅田駅に到着しました。

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今回の旅の締めの食事は、大阪でお馴染みの「インデアンカレー」。

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新大阪駅ホームで、帰りの新幹線を待ちながらこれまでの行程を思い浮かべます。

何年か後に思い返したとき、宍道湖畔に佇んでいたのと、室戸岬をバスで通った時が、同一の行程だったということが信じられないかもしれません。
まあ今回はそんな旅をしてみたかった、ということで…果たして狙い通りになったのか?はその時のお楽しみにします。

Posted at 2024/05/18 23:16:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | バス旅 | 日記
2024年05月01日 イイね!

【2024年春 遠征記その6】土佐東部海岸線バス旅

【2024年春 遠征記その6】土佐東部海岸線バス旅その5 からの続きです。

奈半利駅前バス停を発車したバスは、R55を一路、室戸方面へと走りだします。

このバスは、室戸岬を経由し、その先のジオパークセンター行き。


その後の行程は、ジオパークセンターから別のバスに乗り換えて海の駅東洋町まで向かい、そこからは全国的にも珍しい、道路と鉄道両方を走ることのできるDMVにて、そのまま阿佐海岸沿いにJR牟岐線の阿波海南駅へと向かうことにしています。

R55を走るジオパーク行きバスは、奈半利の市街地を抜けると信号も少なく快走。
外は相変わらず雨。海岸線沿いを走りますが、窓ガラスが曇ってしまいますので、肉眼では曇りを取って何とか見えても、写真だと水滴や水膜でしっかり撮れません。
カメラを構えるのはやめ、過ぎゆく車窓を眺め続けることにします。
重く垂れさがった雲が水平線まで続き、海は波しぶきが絶えることはありません。

バスはこの先、ずっとR55を走るのかと思いきや、所々国道を離れて集落の中をゆっくり走り、いくつかのバス停を通過していきます。そう、これは路線バス、地域の人の足となる役割を果たすのが第一です。しかし、クルマで来たならおそらく立ち寄らないような集落の家並みを、バスに居ながらでじっくりと眺めることができたのは、私にとっても思わぬ収穫でした。

奈半利駅を出て約40分、バスは室戸市内に入ります。
ここでも一旦、国道と別れて市街地へ。室戸高校前、室戸診療所前のバス停に立ち寄った後は、来た道を戻ってR55に復帰しました。

車内前方にあるバスの運賃表を見ていて気付いたのですが、奈半利駅からの運賃は、室戸高校前のバス停に停車した時より、その後国道に戻った時の方が安くなっています。走行した距離ではなく、立ち寄った先で降りない場合は、その寄り道部分の運賃はカットするようになっているのですね。このような、ちょっとした発見もある楽しいバス旅です。

室戸営業所バス停に到着。ここまでの運転手さんが素早く手回り品を持ち「運転手が変わりますね」と言い残して降りていきます。
入れ替わりで乗り込んできた運転手さんも「ここから運転手がかわりますね」と言いながら運転席に着きます。ちょうど乗客は私1人だけでしたので、私に向かって言ってくれたようなもの。ですので、こちらもそれに応じて「お願いします」と軽く会釈と返答。
運転手さん、私の風体などから、観光客とわかったのでしょう。海の駅東洋町からバスを乗り継ぐ時に使える乗り継ぎ割引券があることなども教えてくれます。

R55を室戸岬へ。訪れるのは、以前、クルマで四国をほぼ一周した時以来です。
海岸線に、大きくて黒いゴツゴツとした岩礁が見えてきて、その時の記憶が蘇ります。

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高知県内の各所に建つ地元出身の偉人像のひとつ、岬から海を見つめる中岡慎太郎像を車内から。
そして、空海上人が修行した「御厨洞窟」の場所も、運転手さんが教えてくれます。

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奈半利駅前を出発して1時間10分、終点「ジオパーセンター」に到着。ここからは、7分の乗り換え時間で、DMV乗り場のある海の駅東洋町経由、甲浦岸壁行きのバスに乗り換えます。

降車時、乗り継ぎの割引券をもらうときに、次のバスの乗り場が同じということと、短い乗り換え時間でも間に合うよう、トイレの場所まで運転手さんが教えてくれます。

今回の行程を決めるときのキーとなった「ジオパークセンター」、しかし実際は何をする場所なのか?までは知りませんでした。

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正式名称は「室戸世界ジオパークセンター」

ジオパークは、地質学的に成り立ちや変動の経緯を知り、学ぶことができるエリアで、日本では46地域が指定されているそうです。
たとえば歴史の資料館でその地の歴史を知ることにより、人文科学的にこの後どうすべきか?を考える機会を与えてくれるのに対し、ジオパークでは自然の成り立ちを知ることで自然科学的な面からどうすべきか?を考えてくれる場所、と考えたらいいのでしょうか。

室戸岬一帯も指定されており、プレート境界に位置するため地殻変動による地盤の隆起などが見ることができるのが特徴。先ほども見た岩礁などは、その一例です。

ジオパークセンターではその地質の成り立ちや、特徴的な地質に関わる人々の生活などを展示していて、本来なら乗り換えで降り立つだけでは勿体ないくらい、見ごたえのある研究施設でもあるそう。
一部は帰宅後に調べてわかったことなのですが、う~ん、これは行程を変更してでも立ち寄ってよかったかもしれません・・・

折り返し待ちなのか、近くで佇んでいた先ほどの運転手さんから、この先の観光情報などを教えてもらったり、「どちらから来ました?」の問いかけから私の地元のお話を少ししたりして過ごします。

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乗り換えのバスが到着。先ほどとは一回り小さいミニバスです。

ちゃんとトイレも行けた上にジオパークセンターのことも知り、さらには観光情報を色々と教えてもらい、とても充実した7分間でした。
発車するときも、見送ってくれた高知東部交通の親切な運転手さん、良い旅の思い出を作っていただき、どうもありがとうございました!

乗り換えのバスに乗り込んだのは私とあと1人。そして運転するのは、さきほどのバスで室戸営業所まで運転していた運転手さんです。

寡黙ですが、優しそうで実直な感じの運転手さんが運転するバスは、土佐の東海岸を快走します。

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国道から一旦別れ、立ち寄ったのは「室戸廃校水族館」前バス停。

その名の通り、廃校となった学校を水族館に改装したもので、もともとのプールをそのまま水槽にしてサメやウミガメが泳いでいたり、と学校施設をうまく活かした展示が特徴です。

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ジオパークセンターから約40分、海辺の観光施設「海の駅 東洋町」に到着しました。

こちらで、DMVに乗り換えです。
ここまでのバスの乗り換え時間ですが、奈半利駅で11分、ジオパークセンターで7分、ここ海の駅東洋町では5分でDMVと接続します。

バス路線も、そしてその先のJR線も本数に限りがあるので、1本でも乗り継ぎに間に合わないとその先の行程がかなり厳しくなり、下手するとこの日のうちに帰宅することができません。
…まあ、1人旅ですし、何とかなるさ、の気持ちで向かったのですが、それぞれの運転手さんのお陰で、計画通りここまで連れてきてくれたことは感謝感謝、です。

いよいよここから、道路と鉄道どちらも走ることのできる「DMV」乗車初体験です。

その7 に続きます。

Posted at 2024/05/12 13:22:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | バス旅 | 日記

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何シテル?   05/01 13:10
ルーミーやハスラーで行く、ドライブラリーと下道ドライブ、1泊や日帰りの街歩き小旅行、更には日常生活で興味のあるお話などなど、ブログで細々と綴っていきます。 ...
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